小柄の小松です。今回は12/15(日)にやらせていただいたイベントの感想について。
このイベントは「捨てない洋服の選び方」というお題で開催させていただきましたが、参加してくださった皆さんそれぞれの考え方に直に触れることができました。
イベントで読者の方々と話して感じたこと【洋服は自由・礼儀・快適・TPO】
ということで12/15(日)のイベントの感想です。
内容は僕が前に出て話すというのが中心でしたが、実は最後に参加者の皆さんに「あなたにとっての洋服」というテーマで話をしてもらう機会をつくりました。
僕のモノ選びの基準より、皆さんの考え方のほうが濃くておもしろい内容だったと思うので軽く紹介します(お名前は伏せます)。
殴り書きのメモと記憶を頼りに書くので「俺の言ったことと違う!」となっていたら後でこっそりDMをください💦
相手からどう見られたいか
まず「相手にどう思われたいかを重視する」というご意見がありました。
自分が今日会う相手にどう思われたいか。それを意識する服選びです。
時・場所・場面という、いわゆるTPOに通じるところがあると思いますが、シンプルながら奥が深い話でした。
前にも書かせていただきましたが、たとえば何か1つのモノを極めようとする職人気質な雰囲気を出したいとか、そういったことでもいい。
相手にどう思われたいかというのは人によってバラバラですし、実際に相手がどう受け取ってくれるかわからないのでなかなか難しい話ではあります。
けれど少なくとも自分のなかである程度イメージができていれな迷いも少なくなると思います。
かっこよくなりたい
そしてシンプルに”かっこよくなりたい”というご意見もありました。
ただ、体型によってはそれを実現するのが難しいという場合もあります。
僕は身長が低くガッシリ体型なので合う服が限られますが、この方は身長は僕と近いですが細身の体型ゆえに悩むことが多いそうです。
華奢だからスキニーデニムはレディースを選ぶことが多く、足のサイズも小さめなので靴選びでも苦労がすることが多いとのこと。
革靴のサイズは40までしかなくて困るという話もされていて、これは僕もとても共感しました。
カッコよくなりたいけれど、それを叶えられる服の選択肢は限られる。
僕は細い男性がうらやましいと感じることが多かったんですが、どんな体型の人でも悩みはある。
実際にお会いして話を聞いたことで、悩んでるのは自分だけじゃないと再認識できました。
着心地・使いやすさを大事にする
着心地・使いやすさを優先するというご意見もありました。
バッグだったら内側にポケットが付いてるか。シャツはアイロン掛け不要のものを選ぶなど、シンプルに日常の使いやすさを重視するというスタイルです。
一方で「セーターは洗えるものを買いますか?」と訊いたところ、家で洗えるかどうかはそこまで重視してないようでした。
セーターはかぶって着れるのがラクで、あくまで着たときの心地よさを優先して選んでるようです。
イベント時に着ていたのもセーターで、少しひねりのデザインのもの。
バッグも雨に強いナイロン素材のものをお持ちだったので、当日の服装からも考え方が伝わってきました。
洋服は話題づくりのキッカケになる
洋服選びは自由にしてるというご意見もありました。
奥さんと話すときの話題つくりにもなるという話をされてました。とてもステキです。
僕とは考え方が違う部分もありますが、当日の服装は普段の僕が使わないアイテム(というより着こなせない)をカッコよく合わせていたので、シンプルに凄いなと感じてしまいました。
この記事でも書きましたが、自分と違うスタイルの方とお話できるのは本当におもしろい。
とあるイベントで聞いた話ですが、持ち物最小限派のミニマリストの方と、たくさん持ってるマキシマリストの方でもメチャメチャ仲がいいという場合もあるようです。
違うからこそおもしろい。ありきたりな表現ですが、そう感じることができました。
ファッションは”礼儀”という表現
あまりにも表現がステキすぎて思わず唸ってしまったのが”ファッションは礼儀”という考え方。
むかしは自分が良ければそれでいいと思っていたときもあるけれど、歳を重ねるごとに場面に合わせたTPOを意識するようになったそうです。
「服装は人柄だったり社会性がにじみ出る」という表現もされていました。
文字だけだと抽象的に感じるかもしれませんが、こういった品のある言葉選びができることそのものが、彼の人柄・社会性・礼儀正しさをあらわしてるなと感じました。
今回皆さんと話してわかったのは、しっかりした考えを持っていて、それが服装からも伝わってくるということ。
普段なら洋服について語るというのは、こっぱずかしい話ですが、他人の考え方を聞けるというのはとても有意義な時間でした。
もっとザックリした雰囲気のほうが話しやすいだろうなと思うので、居酒屋で飲みながらラフに喋るというのもおもしろいかもしれませんね。
どんな洋服を選んで、それをどう使うか。
ありきたりな表現ですが、人それぞれ考え方が違うからこそ、それぞれのカッコよさがあるのだと思います。
今回のイベントは皆さんから学ぶことがとても多かったです。来てくれた皆さん。本日は本当にありがとうございました!