小柄の小松です。今回はクローゼットを最高の服で埋めるための考え方について。
魅力的な洋服というのは人それぞれ考え方が違うと思いますが、そういった”一軍の服”が多いほど、ファッションも日常生活も楽しめるようになります。
そんな一軍の服の目安として”着まわしを優先する”という考え方を書きたいと思います。
“一軍”と”着まわし”は両立できる【地味でも好きな洋服ならOK】
一軍の洋服と聞くと、どんなものを浮かべるでしょうか?
派手な柄やデザインなど、いろいろな考え方があると思いますが、僕はそういった奇抜さではなく”着まわせる服”こそが一軍になれると考えています。
一軍の服=気づいたら着てる服
服が溢れかえっているクローゼットのなかから一軍の服を見つける場合、目安としては”気づいたら着てる服”というのがわかりやすいです。
気づいたら着てしまう洋服というのは、言い換えれば”使いやすい”ということでもあります。
使いやすければ、毎日の着こなしに悩む時間が少なくなり、結果的に何回も着ることに繋がるからです。
そのなかで一番簡単なのは、やっぱり派手な柄のないシンプルな洋服です。
特殊なデザインがなく、サイズが大きすぎないスッキリした形のもの。会う相手や場所を選びにくいので、学校・職場・友人と過ごす休日など、いろんなTPOに対応できます。
もちろん着た瞬間に言葉では表現できないほどテンションが上がる服でもいいと思います。たとえ着ていける場面が限られていても、自分がワクワクするものを着るのが自然なことです。
僕自身もそういった特徴のあるアイテムをいくつか持っています。
これは言うならば”とっておきのアイテム”です。
その特徴を最大限活かしたいと思ったとき、他の服がシンプルだったほうがより綺麗に見えるということは多いです。
全員がこの考え方に固定する必要はないと思いますが、シンプルな服というベースが整っているからこそ特殊なアイテムが引き立つ。これは間違いありません。
着まわし優先≠無難な服
着まわしやすい服ばかりだと、無難なものだらけになるという話を聞くことがありますが、果たして本当にそうでしょうか?
もしあなたがシンプルな服を好むなら、それはあなたにとって間違いなく一軍の服のはず。
その一軍の服同士がお互いに組合せやすいアイテム、つまり着まわしやすい服だったらどうでしょうか。一軍×一軍でさらに魅力的な服装にすることができるはずです。
着まわしやすい服というのは、いろんな組合せができる”余白がある”ということでもあります。重ね着などがその例ですね。
洋服好きだといろんな着こなしを楽しみたいと思う場合も多いはず。
着まわしやすい服は特殊な服と組合せやすいことも多いので、いろんな着こなしをつくる選択肢を広げてくれます。
着まわしを優先すると無難な洋服選びになる。僕はそれが絶対正しいことだとは思いません。
他人から見たらシンプルで無難な服に見えても、それがあなたにとって一軍の服なら全く問題ないんです。
一軍の服で着まわす
ということで”一軍の服で着まわす”という考えを僕は強くオススメしたいです。
着まわせる服というのは一見地味ですが、どの服なら着まわしやすいのか考える過程も含めて、ファッションを楽しむことに繋がるからです。
それでも他人から地味と言われることはあります。
僕自身が白黒ネイビーといった地味な服が大半で、明るい色といったらブラウンくらい。もっと明るい服を着たら?と何度も言われてきました。
けれどそのスタイルを貫いていると、それをわかってくれる人も出てきます。
たとえ少し地味でも、自分自身が一軍だと思ってその服を着続けていると、その服装に説得力が出てくる。それをオシャレと捉えてくれる人が増えるようになるんです。
着まわしを考えたら無難な洋服選びになるという場合もありますが、それが全員に当てはまるとは限りません。
洋服はアイテム単体の魅力で選ぶのがわかりやすいですが、使える組合せが多いからこそ愛着が増す。そういった考え方で選ぶ”一軍の服”もあるという話でした。