小柄の小松です。今回は秋に買うアウターを長く使うためのポイントについて。
以前、こんなツイートをしました。
秋に買うアウターを長く使うポイントは「襟が寝てるモノを選ぶ」ことです。
冬にコートと重ね着しようとすると、組合せによっては襟が邪魔してうまくいかないことがある。
なので丈の短いアウターで襟が立ってる服を選ぶときは、「コートとの重ね着パターンが限られる」と考えて選ぶのがベターです。— 小柄の小松@服好きミニマリスト (@komatsu162) August 21, 2020
秋に買うアウターを長く使うポイントは「襟が寝てるモノを選ぶ」ことです。
冬にコートと重ね着しようとすると、組合せによっては襟が邪魔してうまくいかないことがある。
なので丈の短いアウターで襟が立ってる服を選ぶときは、「コートとの重ね着パターンが限られる」と考えて選ぶのがベターです。
ちょっと書き方間違えましたが、今回は”襟の高さ”が重要な話です。
冬はロングコートの中に別のアウターを挟んで重ね着することが増えますが、具体的なイメージを持っていると冬の着こなしにバリエーションを増やせます。
この考え方を知ってると、秋に買った服を冬にもうまく使うことができるでしょう。
冬まで着回しできるメンズ秋アウターの選び方【コートとの重ね着に注意】
秋に買うアウター類というと、画像のような裾丈の短いものを買う方も多いと思います。
単体で使うぶんにはどれを選んでも楽しめますが、これらをロングコートと合わせたいときは少し注意が必要。
もしコートのインナーとして使うことを想定してるなら、”襟の高さ”を意識して選ぶのがベターといえるんです。
コートとショート丈アウターには相性がある
ロングコートとショート丈アウターを重ね着する場合、実は組合せによって相性が良いとき・悪いときが存在します。
特にショート丈アウター、つまりインナーの襟に高さはあったり装飾が強い場合は、着こなしがうまくまとまらない確率が高くなってしまうのです。
このショート丈アウターはもともとインナーで使えるようなものではないんですが、試しに上の2つを重ねてみました。
2つのコートはどちらも襟が付いてる服ですが、こういった組合せは首まわりがゴチャついてしまい、重たい印象が出ることが多いのです。
これだけだと分かりにくいので、別のアウターを挟んでみます。
中に入れてるのは襟が低いブルゾン。MA-1と呼ばれてるショート丈アウターです。
最初に見せた組合せと比べると、だいぶ首まわりがスッキリしてるように感じませんか?
このようにコートにボリュームがあってインナーがスッキリしてるときほど、着こなしのバランスは整えやすい傾向があるんですね。
実際こういったコートにスッキリしたインナーを挟んであげると、外側と内側のデザインが喧嘩しないですみます。
ユニクロが毎年扱ってるウルトラライトダウンベストなんかもそうですね。
白いハイネックなどを使ってるので高さは出てますが、インナーは横の広がりがないのでコートの邪魔になっていません。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E431343-000/00?colorCode=COL22
実感がないと分かりにくい話ですが、要はこういった襟に高さがあるショート丈アウターはチェスターコートと合わせるのが難しいということです。
試しにこういった服とチェスターコートを重ね着してみてください。首まわりに妙は違和感が出ることが多いはずです。
チェスターコートにはノーカラーor襟が低い服
繰り返しになりますが、上記のことを考えると、冬にチェスターコートと重ね着しやすい秋アウターは「襟が低いこと」が重要。
繰り返しになりますが、襟が低ければコートのデザインの邪魔をしないので、外側・内側で綺麗なメリハリをつくることができるからです。
あくまでマネキンのように合わせてるだけですが、内側の主張がほどほどに抑えられてると、外のコートのデザインが引き立つようになります。
“襟の低いアウター”というと数が少なそうに感じますが、テーラードジャケットなどもその1つ。
要は低ければいいので、たとえば襟がないノーカラータイプのものもオススメといえます。
特にこういった主張の強い色は面積をなるべく少なめにしたほうが目立ちにくい。
何も考えずにチェスターコートと重ね着したいときは、ともかく襟を低くしてあげるのが簡単ということです。
ステンカラーコートには襟の高い服
ただし、一部のロングコートは襟の高いショート丈アウターと合わせやすい傾向があります。それは左のステンカラーコート。
右のチェスターコートは襟が寝てますが、ステンカラーコートは襟が最初から高くなってるデザイン。
たとえば一般的なデニムジャケットとステンカラーコートを合わせた場合。
この2つはどちらも襟の形・高さが似ているので、首まわりの違和感が出にくくなっているんですね。
このように襟のデザインが似てる服同士なら相性が良くなることもあります。
ちなみにアウターではないですが、コートとパーカーの組合せは相性が良いほうです。
大きいフードを重ねると、コートの襟が対比されて小さく見えます。つまりきちんとメリハリが出る。
ロングコートは大人びたスーツ要素の強い服ですが、逆にパーカーは運動着の印象が強いラフなアイテム。2つを合わせればほどよい普段着のバランスを作れます。
「チェスターコートには襟が低いものを」と書きましたが、パーカーに関してはそこまで神経質にならなくてもいいかと思います。
あくまで傾向ですが、今回のポイントは…
・コートとショート丈アウターには相性がある
・チェスターコートには襟の”低い”服
・ステンカラーコートには襟が”高い”服
秋に勢いで買った服は、冬になるとうまく着まわせないことが意外と多いです。なので秋アウターは冬を想定して選ぶのがオススメ。
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。