小柄の小松です。今回は「2020年に黒スキニーを使っていいのか」という疑問について。
ワイドパンツから始まりストレート・フレアパンツなど、最近の洋服はゆったりしたパンツを多く見かけます。
それらと比べると黒のスキニージーンズは流行とは正反対のように見えますが、季節や組合せ次第では別に使っても問題ありません。
今回の考え方を知っていると、クローゼットの奥に眠ってる黒スキニーを活用することができるでしょう。
メンズが黒スキニーを使う着こなしは時代遅れ?
ということで黒スキニーを使った秋の着こなし提案です。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロ:ダブルフェイスプルパーカー(L)
ユニクロU:クルーネックT(?)
ユニクロ:カラーステイジーンズ(28)
adidas:スーパースター80s(25cm)
アニアリ:レザートート
シルバーレイククラブ:革巾着ポーチ
amp japan:オーバーラップリング
amp japan:イヤーカフ
Paul Smith:ブルーレンズサングラス
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
トレンドではなくても使っていい
結論からいうと、黒スキニーを使っても問題ないと考えてます。
裾に向かって細くなったテーパードパンツ、裾が緩いストレートジーンズやフレアパンツなどが主流になってきていても、これらのパンツではできない着こなしというのもある。
なので黒スキニーが活かせる着こなしであれば、積極的に使って問題ありません。
とはいえ普通のシンプルな服に黒スキニーを合わせてもオシャレに見えにくいというのはあります。
清潔感のないシワだらけの服を着るよりは整って見えますが、整って見える=オシャレとは限りません。
なので黒スキニーを使ってオシャレな服装を目指したいときは、他の服で変化をプラスしてあげる必要があるでしょう。
“Yライン”が作りやすさが魅力
まず黒スキニーのメリットを確認していきましょう。
多くの人が穿くようになったので今更という感じもありますが、脚にフィットするスキニーパンツは下半身を細長く見せてくれますよね?
そこで上半身にボリュームのある服を合わせれば、綺麗なYラインシルエットをつくりやすい。
Yラインとは着こなしにメリハリをつくるためのテクニックの一つ。わかりやすくいうと”上が太く、下が細いシルエット”という意味です。
ワイドパンツを使うとどうしても下半身にボリュームが出る。かといってテーパードスラックスを使ってもピンとこない場合もあります。
けれど最もシンプルで細身なスキニーならYラインが整えやすい。それが黒スキニー最大の特徴といえるでしょう。
今回使っているトップスはパーカーですが、普通のパーカーより身幅が広くて緩めなサイズ。
こういった服に黒スキニーを合わせると上下のボリュームにメリハリが出るので、Yラインをつくりやすくなるんですね。
ただしトップスがあまりにも大きいサイズだと下半身が細すぎてバランスが取りにくくなることも。特にオーバーサイズのロングコートとかだと下半身が頼りなく見えやすいです。
そこでトップスはスキニーと同じ黒にして、着丈もそこまで長くない服をチョイス。そうすれば上下どちらかが浮かないように見せることができます。
黒スキニーでYラインを意識つつ、トップスは適度に緩いものを選ぶ。そう考えると黒スキニーは秋なら使える組合せがいくつか見つけられるはずです。
ひねりのある小物を足してみる
Yラインをつくるのは簡単ですが、それだけだとアクセントが足りないというのは事実。
そこでなるべく地味に見せないために、意識的に小物を多く使ってあげるのがベターだといえます。
まず今回のパーカーは裾脇にスリットが入っているので、明るいTシャツを重ね着してチラ見せしてます。
上下黒だと地味ですが、明るい色がどこかに入っていればアクセントをプラスできます。
次にスニーカーですが、ソールが白いものを合わせました。
足元に明るい白をプラスすることで地味な印象を減らしてるわけですが、上半分は黒なのでスキニーと色が繋がって脚長効果はキープできます。
靴はadidasのスーパースターですが、一般的な黒い3本ライン型でもオールホワイトでもない少しマニアックなタイプ。
こういった人が履きそうで履かないデザインのものを選ぶことで、新鮮な印象をプラスするというのも狙いました。
あとは指輪とイヤーカフです。
手首まわりに付ける小物は時計やブレスレットなどが多いですが、マイナーな指輪にすることで変化をプラス。
イヤーカフも全く同じ発想です。左耳に付けてますが、これもあまり浸透してないアクセサリーなので新鮮な印象を与えることに繋がります。
写真だとイヤーカフはあまり見えないですが、実際は光の反射もあって目立ちやすくなってます。
普通のパーカーに黒スキニーだと地味ですが、適度にオーバーサイズを意識してマニアックな小物を集めることで変化を付ける。
もちろんトレンド全開な服装にはなりませんが、いつも緩いパンツを穿いてるからこそスキニーが新鮮に感じてきます。
緩い服装ばかりだと気付いたら太っていたなんてこともあるので、たまにスキニーを穿いて体型の変化を確認してみるというのもアリだと思います。
ということで今回のポイントは…
・ワイドパンツに飽きたら黒スキニー
・Yラインが作りやすさが魅力
・ひねりのある小物を足してみる
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。