小柄の小松です。今回はチェスターコートを使ったコーディネートのポイントについて。
自分は身長が低いからコートが似合わないと感じてる方は多いと思いますが、実際は合わせ方次第でいくらでも調整することができます。
チェスターコートの注意点から具体的な解決策まで、いくつか紹介していきたいと思います。
チェスターコートの着こなし【似合わないのは身長じゃなくて小物の使い方】
ということでチェスターコートを使った着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロ×アンダーソン:ケーブルマフラー
ユニクロU:ウールブレンドチェスターコート(S)
無印良品:ヤク混ウールセーター(L)
GU:ポンチモックネックT(M)
ユニクロ:セルビッジジーンズ(30)
PADRONE:ベビーカーフローカットシューズ(40)
無印良品:足なり直角靴下(グレー)
無印良品:PCポケット付リュック
JINS:ワイドシートメタル
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
チェスターコートのポイントは”高さ”にあり
まずチェスターコートの着こなしは”高さ”を出すと上手くまとめやすいです。
ステンカラーやトレンチコートなど、コートといってもいろんなタイプがありますが、チェスターコートは襟が比較的小さめ。
襟が小さいと顔まわりにボリュームが出せず、物足りない印象を与えてしまいやすいんです。
そこで高さを出すときに一番簡単なのがリュック。
リュックを背負うことで目線が上に引っ張られ、上半身のボリュームも増えるので、バランスを取りやすくなります。
他のバッグでもボリュームを足すことはできますが、リュックは無印良品で比較的安く手に入りますし、持ち物をたくさん入れる収納力も高め。
チェスターコートにはリュックを合わせる。
まずそう決めてしまえば、着こなしのポイントはほとんど押さえることができるでしょう。
黒スキニーをインディゴデニムに変えてみる
リュックでボリュームを足しましたが、次に解決してほしいのが色数の問題。
いくら明るいセーターを着たとしても、コートとパンツが暗い色だと少し単調に見えやすいです。
そこで試してみてほしいのがジーンズを黒からインディゴに変えてみること。
パンツの色を少し明るくしてあげるだけで、地味な印象は一気に減らすことができるからです。
インディゴデニムに変えたときに気をつけてほしいのは、合わせる靴の種類。
パンツの色が明るくなるとラフで子供っぽい印象に寄るので、合わせる靴を大人っぽく調整してあげるのがいいです。
今回の着こなしでは黒い革靴。革靴はスーツで使われるアイテムなので、スニーカー と比べると一気に大人っぽい印象に近づきます。
革素材のスニーカーという選択肢もありますが、革靴のほうがメリハリを付けやすいので、バランスの取り方がわかりやすいです。
超シンプルな組合せからスタートしてますが、アイテムを少し足したり変えるだけで段々立体的になってるのがわかるかと思います。
地味に見えると思ったらジーンズをインディゴに変えて、靴を大人っぽく寄せる。
こういった足し算・引き算的な考え方をしてみるといいでしょう。
マフラー・重ね着で地味な印象をさらに減らす
ここからは少し細かいですが、いくつか小物を足してあげると効果的。
コートの内側にちょっとした変化を付けるだけで、印象をガラッと変えることができるからです。
まずは重ね着について。今回はセーターのなかに白いTシャツを入れています。
明るいセーターだけでも十分ですが、白を少しプラスすればさらに華やかな印象をつくることができます。
組合せはこの着こなしと同じです。
首元の白を隠してみると、だいぶ印象が変わってみえるはずです。
マフラーも足していますが、今回は肩にさっと掛けるだけ。
マフラーは首にグルグル巻きつけるのが一般的ですが、ただコートの上に掛けるだけでも十分効果はあります。
使っているのはネイビーのマフラー。ネイビーは黒に近い色ですが、黒よりも柔らかくて明るい印象が出るので、コートに合わせつつ変化をつけることができます。
そして細かいですが、セーターやパンツの裾まわりでも工夫ができます。
セーターより長いTシャツを使って裾から白を出し、パンツも裾を1回まくることで明るい色を足しています。
やりすぎると脚が短く見える場合もありますが、ロングコートやリュックで目線が上半身にいきやすくなってるので、多少遊んでも意外と短足感は出にくい。
こくいった遊びはロングコートを使える秋冬ならでは。物足りないなと思ったら、裾などの”先端”で変化をつけられないか試してみるのがいいでしょう。
チェスターコートはブログ・YouTubeなどいろんなところで紹介される秋冬の定番アイテム。
高さを出す、重ね着で工夫するなどを気をつければ、体型に関係なく着こなすことができるでしょう。