小柄の小松です。今回はVネック・クルーネックの基本的な特徴と合わせ方について。
洋服を選んでいると襟の形が様々あり、どれを選べばいいか迷うことがあるかと思います。
どの形にもそれぞれ魅力があるんですが、今回は最もシンプルなVネックとクルーネックに焦点を当ててみたいと思います。
Vネックとクルーネック、どちらの洋服を選べばいい?【印象・合わせ方の違い】
一見どちらでも良さそうに思えますが、長袖Tシャツやセーターの襟の形が違うと、印象や組合せ方がガラッと変わります。
そもそも襟の形が違うということは顔や首まわりのデザインが変わるということです。
首まわりを詰めるか、鎖骨が見えるくらい広げるか。
そもそも襟の形はかなり多くのバリエーションがあります。タートルネック・Uネック・ヘンリーネック・ボートネックなど、細かく名前が分かれています。
その理由は、顔まわりなどの先端がとても目立つポイントだからです。
たとえば冬場に深いVネックを着ていたら寒そうに見えますし、夏場に首が詰まったタートルネックを着ていたら明らかに暑そうですよね。
色や素材だけでなく、襟がどんなデザインかによって、季節やイメージもガラッと変化する。
だからこそ、ザックリでいいのでそれぞれの特徴を知っていたほうがいいんです。
クルーネックは普段着に使いやすい
まずクルーネックについて。おそらく一番見慣れている形の襟だと思います。
クルーネックの特徴は、普段着として合わせやすいことです。
“丸首”とも言われることから、自然で柔らかい雰囲気のあるクルーネック。
1枚で着てもいいし、その上から大抵のアウターを羽織ってもバランスが取りやすい形です。
小物や他の服を使ったアレンジがしやすいというのもポイントです。
ネックレスやカードケースなどを首から下げても、襟の形とケンカすることが少なめ。Tシャツを重ね着すれば、首元から違う色を均等にプラスすることもできます。
サイズ選びに関しても、主に”着丈の長さ”に気を付ければ大体解決できる。
次に書くVネックよりも、総合的に使いやすいのがクルーネックの魅力といえるでしょう。
Vネックはスーツの印象もプラスできる
一方のVネック。こちらもよく見かけると思いますが、クルーネックとはまた違った特徴のある襟です。
襟は文字通りV字の直線的なデザイン。そのため自然な丸みのあるクルーネックよりも”少し堅い印象”を出すことができます。
https://wear.jp/sp/item/24797871/
Vネックに堅い印象があるのはスーツの着こなしを連想させることも関わっています。
シャツ・ネクタイの上に重ねるセーターはVネックのほうが綺麗に収まりやすいもの。
襟元が広く開いているとネクタイを見せる面積が増えて、首まわりをスッキリと見せてくれるからです。
直線的なデザインでスーツに使われる印象がある。なのでVネックはクルーネックよりも大人びた印象を与えることが多くなります。
https://gamp.ameblo.jp/itokataya/entry-12141859302.html
けれどこのVネック、選び方はクルーネックよりも難しい点が多いです。
首元のVラインが開きすぎていると女性的に見え、男性が着るとダラシない印象が強くなってしまうんですね。
特に気をつけてほしいのは、腰回りがガッシリした体型の男性です。
腰位置を隠せる着丈の長さにするために、通常より1,2サイズ上の服を選ぶと、Vラインも広がりすぎてしまう。
なのでVネックの服を選ぶときは、Vラインが比較的浅いものを選ぶのがポイント。
クルーネックとVネック両方を扱ってるブランドは多いですが、クルーネックがMだからVネックも同じサイズでいいとは限らないのです。
こう書くと、クルーネックだけでいいのではと思う方もいるでしょう。ですが持っている必要はあると感じます。
Vネックと合わせたほうが綺麗に見える服も存在するからです。
たとえばこういった服装です。
Vネックセーターにパーカーを合わせていますが、フードのボリューム・Vネックのスッキリした形でバランスを取ることができています。
このパーカーにクルーネックを合わせてもなかなかハマらなかったんですが、Vネックは綺麗に収まりました。
いくらクルーネックが使いやすいとはいっても、すべての服と相性がいいとは限らないので、Vネックも1,2枚持っていたほうが便利だといえるでしょう。
Vネックとクルーネック。どちらもシンプルな形ですが、使いどころや選ぶポイントはそれぞれ違うので、シンプルだからこそ慎重に選んでほしいと思います。