小柄の小松です。今回はジーンズに合わせるためのベルトについて。
ジーンズは男性のファッションに欠かせないといっても過言ではないパンツ。
そこでウエストを調整する際はベルトが必要になってきますが、スーツ用のベルトやガチャベルトだと、どうもジーンズの雰囲気に合わないということも少なくありません。
ジーンズに合わせても違和感のないベルト。その理想を叶えてくれるアイテムは、とあるデニムブランドにありました。
デンハムのレザーベルトはデニム・ジーンズ用に最適【キーリングも使える】
こちらが今回紹介するデンハム レザーベルト
正式名称はLANDYARD FGLA 01。身長162cmでガッシリ体型の小松は、ブラックの85(M)サイズを購入しました。
オールブラックの重厚なレザーベルト
まずデンハム(DENHAM)は英国出身のジェイソン・デンハム氏が立ち上げたオランダのデニムブランドです。
デンハム氏は18歳の頃から自分のデニムを作っていたとされ、デニムコレクターとしても世界的に有名のようです。
そんなデニムマニアが立ち上げたブランドのベルト。まさにジーンズのためのベルトといった雰囲気が感じられる一品です。
バックル、ベルト通しの遊革(さるかわ)から細かい金属まで、すべてのパーツがブラックで統一されています。
ユニクロのスーツ用ベルトと比較すると、色だけでなく、各パーツがひと回り大きめ。
85(M)サイズだと全長106cmで幅3.3cm。ジーンズという男らしいパンツの雰囲気に合わせて、全体的に重厚感のあるベルトに仕上がっています。
ベルト帯にはD環ホルダーと呼ばれるリングが付属。
こちらは取り外し可能なパーツで、キーリングなどのアクセサリーを取り付けることができます。
よく見ると、D環ホルダーの通し穴には縦に少しだけ切り込みが入っていて、ホルダーの取り外しがしやすいよう工夫されています。
こういった小さな気遣いからもデニムブランドとしてのこだわりを感じますね。
また、剣先はハサミのマークが彫ってありますが、ブランドのアイコンを表現したものです。
このアイコンは服をつくるテーラーのハサミを元にデザインされたもので、代表のデンハム氏は日本製の裁ちばさみを使っているそうです。
シンプルで無骨なデザインでありながら、ハサミのマークからは少し可愛らしさも感じられ、ブランドのコンセプトが詰まっているように思えます。
柔らかくて粗っぽいレザーの質感
デザインの次はベルトの素材について。
革はポーランド製のものですが、オモテはツルッとしていて非常に柔らかい質感。
逆に裏側はザラザラとしていて少し粗っぽい表情があります。
上がユニクロのスーツ用、下がデンハムのベルトです。
カッチリとした雰囲気のユニクロに対して、デンハムは波打つようなクタッとした雰囲気。
最初見たときはこの柔らかさに戸惑いがありましたが、実際に通してみるとジーンズとの相性の良さは抜群。
まさにジーンズのためのレザーベルトといった絶妙な完成度です。
キーリングの位置・長さを調整できる
今回このベルトを購入したのはD環ホルダーが付いているのが決め手でしたが、そのままだとホルダーの位置が外側に寄りすぎていました。
なのでホルダーの位置を中央寄りにするため、専用の工具を買って通し穴を増やすことにしました。
等間隔に穴を開けていって、D環ホルダーの位置をズラしました。
実際にキーリングを使うときはこんな感じにしています。
「別にベルトループに付けるだけでいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、キーリングは小さすぎるとTシャツの裾に隠れて見えないということが多々あります。
左はベルトループ、右はD環ホルダーにキーリングを付けた状態です。ベルトループだとキーリングがほとんど見えません。
そして非常に細かい話ですが、実はジーンズのベルトループはスラックスより中央寄りに付いていることが多め。
そうすると、ジーンズにそのままキーリングを付けるとバランスが悪くなることもあります。
けれどD環ホルダーを使えば、キーリングの見せる面積と位置を同時に調整することができるんですね。
ちなみにD環ホルダーを使わないときは、そのまま内側にしまうというのがベター。
その方がベルトを通しやすいですし、スッキリした印象をキープできます。
Tシャツのパンツインやキーリングを使った着こなしを除くと、ベルトは基本的に人に見せることのない小物です。
けれど見えない部分にこだわるのは決してムダなことではないと思います。実際このベルトを買ったことでジーンズを履く回数が増え、以前よりも愛着が増しました。
ジーンズのためのレザーベルト。1本持っていれば、あなたのジーンズをいまより魅力的なアイテムに格上げしてくれるでしょう。デンハム レザーベルト