メンズファッションで必要なアイテムはそんなに多くありません。
特にパンツに関しては、シンプルな服装が好まれやすいメンズファッションだと本当に最低限で事足ります。ハッキリ言って、必要なのはたった3本です。
今回はその3本を場面によってどう使い分ければいいかを簡単に書いていきます。
黒スキニー
まずはメンズファッションで完全に定番化した黒スキニー。
ピッタリと脚にフィットすることで体型を綺麗に見せることができ、大抵のトップスと合わせても違和感が出にくいアイテムです。
特にロングコートと合わせたときにその特徴が活きてきます。
脚をキュッと細身に見せることでコートのボリュームとメリハリがつき、身長が低くてもバランスのいい着こなしにできます。
大抵の着こなしで使えますが、トップスで使う色が多いときはかなり便利。
黒以外のパンツを使ってしまうと、色同士の明るさを合わせたりしないとチグハグになってしまいますが、黒スキニーならその心配は不要になります。
同じ細身のアイテムだと、ジョガーパンツというスポーツ要素の強いものがありますが、こちらは合わせ方を考えないと体型が悪く見えたりラフな印象を与えすぎてしまうもの。
下半身を細く見せたい場合は、万能な黒スキニー1本で十分だと言えます。
インディゴデニム
黒スキニー1本で大抵の着こなしは問題ありませんが、それだけだと物足りないと思う方が多いと思います。
そんなときは同じスキニーでも”インディゴデニム”を持っていると便利です。
たとえばこういった着こなしのとき。ステンカラーコート・シャツ・革靴という組合せです。
ここで黒スキニーを使っても問題ありませんが、着ているものがビジネスの印象が強いものばかりなので、カッチリしずきた着こなしに見えてしまいます。
そこでインディゴデニムというラフなパンツを合わせることで全体のバランスを調整しています。
黒スキニーでも良いけど、少しだけ変化をつけたい。インディゴデニムはそういったときの調整役として活躍してくれます。
黒スラックス
3本目は黒スラックス。ビジネススタイルでも使われるので、こちらも馴染みのあるアイテムです。
スキニーパンツは脚の太い方だとパツパツになりすぎて穿けないという悩みがありますが、その場合はスラックスがとても便利。
モモから膝下にかけてゆとりがあるので、体型を選ばずに穿けて、しかもスキニーに近い細身なシルエットをつくってくれます。
黒スキニーと同じように、トップスの色数が多いときに全体の印象を整えてくれます。
スニーカーと合わせるときにもスラックスは効果的。ラフなスニーカーに大人びた印象をプラスしてくれるのもポイント。
また、夏にTシャツ1枚で過ごしたいときも使いやすい。スキニーよりも大人びた印象が出せて、脚にゆとりがあるので夏の暑さにも適しています。
意外と万能なのでスラックスも合わせて持っておきたいパンツです。
数を絞ればアイテムの良さが見えてくる
黒スキニー・インディゴデニムに黒スラックス。この3本があればメンズファッションの基本的な着こなしは全ておさえることができます。
ジョガーパンツ・チノパン・短パンなど、パンツは細かく見ればたくさんありますが、数が多いからといって活かせるとは限りません。
アイテム数を絞ることで、それぞれの良さを感じやすくなります。パンツはあくまで”印象を整えるもの”ですから、最低限の数で着回すことがオススメです。