ファッション

フォーマルなチェスターコートの着こなし方【コーデでビジネスを意識する】

小柄の小松です。今回はカッチリしたチェスターコートを普段着で使う方法について。

チェスターコートといってもいろんな形のものがありますが、その中にはビジネス・冠婚葬祭用としても使えるフォーマルなものもある。

そういったコートを街着として使うときはいくつか工夫が必要になってきます。

今回の考え方を知っていると、オンオフ使えるコートの活かし方が見えてくると思います。

フォーマルなチェスターコートの着こなし方【コーデでビジネスを意識する】

ということでフォーマルなチェスターコートを使った着こなし提案です。

下記に使用アイテムを載せてますが、後ろの数字がサイズです。

使用アイテム
ユニクロ+J:ウールブレンドチェスターコート(XS)
ユニクロ:オープンカラーシャツ(S)
ユニクロ:カシミヤVネックセーター(L)
ユニクロ:セルビッジストレートジーンズ(29)
KLEMAN:FRODA(40)
ユニクロ×JWA:ニットグローブ(M)
KAIKO:ナイロンリュック
KAIKO:シルクニットタイ
agnes b.:ロゴピン
amp japan:イヤーカフ
Paul Smith:コンビメタルハーフリム

この着こなしで気を付けたポイントを書いていきます。

スーツの型を基準に考える

まずどういうチェスターコートが”フォーマル”なのかを確認していきますが、結論からいうと上のようなコートがそれに当てはまります。

ポケットがスーツジャケットのように左胸と腰に付いていて、腰ポケットはフタのある”フラップポケット”と呼ばれる形。

そしてコートの襟には切れ目のようなものが入っていますが、これはゴージラインと呼ばれるもの。

このゴージラインが高い位置に付いてるものほど、ビジネスや冠婚葬祭で使いやすい形といえるのです。

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スーツの着こなしではシャツにネクタイを締めるわけですが、そうすると洋服の首元が高くなりますよね?

コートの襟も高くなっていればシャツ・ネクタイと同じ高さになるので、首まわりがまとまって見える。

ビジネス用のステンカラーコートも襟が高いですが、基本的にフォーマルなコートほど襟が高いor高く見えるつくりになっているんですね。

✴︎他にも特徴がありますが、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

ユニクロU、+Jのチェスターコートの違いを比較【コーデも変わる】①似ているようでコンセプトは真逆/②合わせやすいトップスが変わる/③帽子やメガネの相性も違う。「とりあえず黒コートが欲しいから値下げしてるコレでいいか」という買い方は危険です。...

そんなフォーマルコートを普段着で使う場合、合わせる服も少しフォーマルな印象のあるものを使ってあげるのがベター。

これはビジネス用のシャツ・ネクタイを使えということではありません。使うのはあくまで普段着ですが、そこにビジネスの要素をプラスしてあげるということです。

ではトップス・パンツはどんなものを選べばいいのか?

それぞれ分けて書いていきます。

パンツは細身を選ぶ

まずパンツですが、基本的に細身のものを選ぶのがベターです。

最近は私服でワイドパンツを穿く男性が増えましたが、スーツで使うスラックスは細身ですよね?

そこでフォーマルコートに合わせるパンツも細身のものを選んであげる。ここがまず重要なポイントになってきます。

まずこちらが失敗例。

僕自身、最初はこれで満足していたんですが、よく見るとチグハグな印象があることに気付きました。

パンツはスラックスのような光沢のある素材ですが、太めなサイズになってることで、細身のコートとの間に違和感が出てしまった。

実際コートだけ浮いてるように見えるはず。サングラスを使ってしまったことも影響してますが、パンツが太めだとチグハグな印象が出ることがあるんですね。

こちらはジーンズを合わせてますが、上のスラックスより細めのものを選んでます。

ジーンズは普段着を象徴するラフなアイテムなのでスーツと真逆ですが、細いパンツにしてあげれば違和感は少なくできる。

細いといっても、このジーンズは裾幅が少し広いストレートパンツ。

けれどオモテから見たら細身のスキニージーンズに近い印象があるので、多少裾幅が太くてもコートと喧嘩することがない。

もっと裾幅が広いフレアパンツとかだと厳しくなってきますが、ストレートパンツであればフォーマルコートに合わせても問題ないといえます。

トップスは”襟の高さ”を意識する

そして上半身ですが、こちらはトップスの”襟の高さ”を意識してみてください。

すでに書きましたが、フォーマルコートはシャツ×ネクタイのスーツスタイルに合わせやすいよう襟元が高くなっているもの。

なので普段着も襟元の高さを意識してあげる。たったこれだけですが、意外とそれが重要だったりするんですね。

今回の場合はシャツ×ネクタイの組合せをそのまま採用してます。

とはいえビジネス用のものではなく、明るいシャツ×ニットタイにして色・素材を普段着寄りに。

つまりスーツの印象に近づけつつ、ラフに見えるよう調整してるのが今回のアプローチです。

たとえばタートルネックやハイネックでもOKです。

これらも襟元に高さを出せるアイテムなので、シャツ×ネクタイに近い印象を出すことができるからです。

ちなみにネックレスを使っているのは、そのままだと首まわりがノッペリ見えてしまうから。

首まわりに2つのアイテムを使うことで、シャツ×ネクタイの印象に近づける効果もあります。

抵抗がある方も多いと思いますが、実際首元にネックレスがないとかなり物足りない印象が出てしまうもの。

なのでタートルネック・ハイネックを使うときは、何かしらアクセサリーを足してあげたほうが良いでしょう。

ちなみにパーカーでも”高さ”は出せますが、フォーマルコートとの相性は良くないことが多いです。

パーカーだとシャツ×ネクタイよりも極端に高くなってしまうので、コートの襟が詰まって見えたりします。

パーカーを使いたい場合は”襟が低いコート”を使ってあげるのがベター。

襟が極端に高い服・低い服を合わせるとちょうどいいバランスを取ることができます。わかりやすいのがユニクロUが毎年出してるチェスターコートなど。

実際やってみるとその意味がわかると思います。たかが襟ですが、コートと合わせやすいインナーは襟の形がキーポイントになることが多いです。

ということで今回のポイントは…

・スーツの型を基準に考える
・パンツは”細身”を選ぶ
・トップスは”襟の高さ”を意識する

ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。

 

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