小柄の小松です。今回の記事は失ってから気付く大切なモノについて。
大切なモノは失ってはじめてその良さに気付くということはないでしょうか?
この記事はあなたにとって大切なことを見失わないために、ミニマリストの失敗談とそこで気付けたことを書いてみます。
失って気付く、好きなこと・できること
好きなこと・できることは失ってはじめて気付くということが多いと思います。
そばにあるときは当たり前に存在しているのでその価値が実感できず、日常生活のなかで薄れていってしまうからです。
そうしているうちに「なくてもいいかな」と思って手放してみると、それが好きなこと・できることだった場合、後からそれが大切なモノだったことに気づきます。
たとえば僕はミニマリストの生活に刺激を受けて、特に洋服を手放してきました。
そして仕事・プライベートで必要な服はここにあるものだけで足りるという結論に達しました。上下合わせて16着です。
もともと小物を含めて300点ほどあった服を手放して、家はかなりスッキリとして開放感に満ち溢れました。
ただ、たくさんの洋服を失ったことで物理的な余裕は生まれましたが、同時に”できること”を手放してしまったんです。
数年前からファッションに興味が湧いて、低身長を活かした着こなしのブログを始めましたが、それを続けていくための道具をすべて失ったことになります。
低身長男子のファッションをきちんと提案してくれるサイトはないので数少ない”できること”だったんですが、自分でその選択肢を狭くしてしまったんですね。
いくらなくても困らないことがわかったとはいえ、自分にできることをゴッソリ手放してしまうのはもったいない。
もちろん失っても大して問題ないモノもあります。なんでもかんでも残しておくと余裕がなくなってもっと悲惨なことになるかもしれません。
ただ、あらためて考えてみる必要はあると思います。本当に必要なものだったら、その良さに気付くかもしれません。
どうしても手放せいモノにヒントがある
失って気付くキッカケは、あなたがどうしても手放せないモノにヒントがあると思います。
手放せない理由が必ずあって、それが自分にとって大切なことの背景になっている可能性が高いからです。
僕の場合、この服をどうしても手放すことができませんでした。
手放したら何か大切なものを失うんじゃないかという感覚があって、着ないのに捨てられないという状態が続きました。
これを捨てたら洋服の着こなしを考えてきた自分を否定することになる。無意識にそう思っていたからずっと手元に残していたのかもしれません。
この服のおかげで、自分は何が好きで、何ができるのかを考え直すキッカケができました。
どうしても手放せないものには、あなたにとって大切なことが詰まっているかもしれません。
早く気付けたなら取り戻せる
後悔先に立たずなんて言葉もありますが、早く気付けたなら取り戻すチャンスはあると思います。
それはインターネットが普及しているからです。
モノならオンラインストアやフリマサイトなどを探せば似たものを買い直すことができますし、人間関係でもSNSがあるので連絡をとる手段は多い。
僕は洋服を手放してしまいましたが、もう一度ファッションについて発信したいと思い、徐々に洋服を買い直しています。
お金も時間もかかるので、やめたほうがいいと思うかもしれませんが、安く済むように工夫すれば負担は減らせます。
自分の好きなこと・できることがわかって、それがお金で買えるなら、少しずつでも取り戻すよう動き始めるのがいいです。
何かを失ってその大切さに気付けた人はチャンスだと思います。当時よりその良さが身にしみるし、早く気付けたのならきっと取り戻すことができるので。