小柄の小松です。今回はMA-1ブルゾンの着こなしについて。
男性的なアイテムの代表ともいえるMA-1ですが、いざ羽織ってみるとなぜか自分には似合わないと感じることもあります。
洋服はシンプルなものほど難しくて奥が深いことが多め。今回はMA-1を着こなすためのポイントをいくつか紹介したいと思います。
メンズのMA-1ブルゾンが似合わない3つの理由【サイズ・テカリ・靴選び】
ということでMA-1ブルゾンを使った着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロ:MA-1ブルゾン リメイク(M)
ユニクロU:スーピマコットンTシャツ(M)
ユニクロ:セルビッジジーンズ(30)
PADRONE:ベビーカーフローカットシューズ(40)
JINS:ワイドシートメタル
きわめてシンプルな着こなしですが、アイテム数が少ないからこそ組合せが難しい。この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
サイズ選びは着丈・身幅がポイント
まずMA-1そのもののサイズ選びですが、着丈と身幅が大きなポイント。
これは腰回りの太さが気になるガッシリ体型の男性ほど重要になってきます。
まず着丈についてですが、ガッシリ体型の方はショート丈になりすぎないサイズを選ぶと、体型が目立ちにくくなります。
僕は腰まわりが特に太く、丈が短すぎると体型の悪さが浮き彫りになってしまうので、ヒップが半分隠れるMサイズを選びました。
着丈を長くすると必然的に身幅も少し広くなりますが、これも体型隠しには効果的。
黒のスキニージーンズもそうですが、身体にフィットしすぎた洋服は体型がバレやすい傾向があります。
ユニクロのMA-1を選んだのは、着丈と身幅の両方に適度なゆとりを持たせることができるからです。
持っているTシャツやセーターなど、合わせるインナーの着丈がそもそも少し長め。それに合わせてサイズアップしてるというのもあります。
男性が着るMA-1は基本的にショート丈のイメージが強め。そのイメージに合わせるために、Tシャツの裾が少しはみ出るバランスを考えました。
ショート丈アウターは着丈のバランスがとても難しいので、特に低身長男子だと苦労しますが、ロングコートに合わせて着こなしを立体的に見せることもできて汎用性は高め。
ちょっと面倒ですが、長いシーズン使うことを考えると、少しシビアなサイズ選びをしたほうが後々ラクです。
デニムでMA-1のテカリを誤魔化す
このMA-1はハリと光沢のあるナイロン素材が使われていますが、実はこの素材をどう活かすかもバランスを取るときの大きなポイント。
高級感と男性的な雰囲気を出せるのが魅力ですが、この独特のテカリが単体で目立つと違和感が生まれやすいんですね。
そこで合わせる服をナイロンの光沢に負けない素材にしてあげると、上下のバランスを整えることができます。
1番わかりやすいのはパンツをインディゴデニムにしてあげること。
色が明るいことはもちろんですが、黒のスキニージーンズ・スラックスと比べると生地が立体的なので、MA-1のナイロンに負けない表情を出すことができます。
普通のインディゴデニムでもいいんですが、1番のおすすめは生デニム・リジッドデニムといわれるタイプを合わせることです。
ジーンズはスーツとは真逆の印象が強いラフなアイテム。これを光沢のある生デニムにすることで、大人っぽさのある上品な着こなしに寄せることができます。
黒スキニー・黒スラックスのほうが脚長効果を出しやすいのは事実ですが、大切なのはあくまで全体のバランス。
インディゴデニムを持ってる方は是非試してみてください。意外と黒いパンツより違和感が出ないという発見があると思います。
革靴はコーデのバランスを整える
MA-1にインディゴデニムというラフな組合せになったので、どこかで一気に大人っぽさを出す必要も出てきます。そこで便利なのが黒い革靴です。
「オシャレは足元から」なんて言葉がありますが、足元にスーツ要素のある革靴を使うだけで、スニーカーにはない大人っぽさをプラスできます。
僕はインディゴデニム+革靴という組合せをやることが多いんですが、これはほとんどの季節で活用できて本当に便利。
パンツと靴の色を黒でまとめたほうが脚長効果は出せますが、黒スキニー+黒スニーカーは地味な印象もつきやすい。
トップスを暗めの色にすることが多い人は、少しでも変化が付けられるデニムと革靴の組合せも試してみるのがオススメです。
男性的な雰囲気を出してくれるMA-1ブルゾンですが、シンプルだからこそ逆に難しい。
サイズや素材の組合せに気をつけて、全体のバランスを整える工夫をしてみてください。