レビュー

MR.OLIVE(ミスターオリーブ)のダブルジャケットが使いやすい3つの理由【サイズ感レビュー】

小柄の小松です。今回はキメすぎにならないダブルジャケットについて。

以前、こんなツイートをしました。

普通のジャケットに見慣れているとダブルブレストジャケットが気になることも多いと思います。
けれど普通のタイプだと重厚感がありすぎたり、ボタンを開けたときの着こなしがやりにくかったりもする。
そこてMr.OLIVEのジャケットを買ったてみたら、バランスのいい良品でした。特にチャコールがいい。

ダブルジャケットはいくつものブランドで展開されてますが、かなり襟もボタンも重厚なものが多い。

そういったジャケットとは違った雰囲気のある使いやすいアイテムを、MR.OLIVE(ミスターオリーブ)で見つけました。

MR.OLIVE(ミスターオリーブ)のダブルジャケットが使いやすい3つの理由

こちらが今回紹介するミスターオリーブのダブルジャケット

身長162cmの小松はチャコールのSサイズを購入しましたが、このジャケットの特徴は大きく分けて3つ。

・スッキリしたデザイン
・他のブランドより着丈短め
・肉厚な生地と絶妙な色味

それぞれ確認していきます。

ノッチドラペル×2つだけのボタン

まずはデザインから見ていきます。

このジャケット、普通のダブルジャケットと比べると大きく違う点が2つあります。それは襟とボタン。

この2つの部分のデザインを削ぎ落とすことで、ダブルジャケットの重厚な印象を減らし、普段着として使いやすくなるよう工夫されているんです。

まずは襟。見慣れた形に見えますが、これは普通のダブルジャケットとは少し違う仕様です。

こちらはシングルのジャケットと同じ”ノッチドラペル”と呼ばれる形で、スッキリして見える特徴があります。

ちなみにラペルとは”襟”のことです。

https://www.gu-global.com/jp/ja/products/E329397-000/00?colorCode=69&sizeCode=003

伝統的なダブルジャケットだと、このように襟の端が尖った形をしていることが多いです。

これは”ピークドラペル”と呼ばれていますが、こちらのほうが襟が目立ちますよね?

テレビのタレントさんが着ているダブルジャケットもこういった形が多いですが、これはジャケットの重厚感をかなり強める効果があります。

ミスターオリーブはその逆で、シングルジャケットと同じ襟にして、さらに襟の位置が下がるようにしています。

2020年春夏ユニクロUのテーラードジャケットレビュー【ブレザー・感動・コンフォートとの違い】小柄の小松です。今回はユニクロUのテーラードジャケットについて。 ユニクロUは元エルメスのデザイナーであるクリストフルメールらとの...

襟に関してはユニクロUの記事でも書いたので一度見てもらえるとわかりやすいかと思います。

ユニクロUと同じく、このジャケットも襟の形と位置を工夫することでキメすぎな印象が出ないようにしてるわけです。

ポケットは上から縫い付けたパッチポケットになっています。

これもユニクロUのジャケットと似ていますが、アウトドアのような装飾を足すことでラフな雰囲気に寄せているわけですね。

同じようなアプローチですが、ボタンの数も最小限。中央は2つ、袖先は1つだけです。

ダブルジャケットと聞くと、左右合わせてボタンが4つか6つ並んでるものが多いですが、2つだけにすることでスッキリした印象を出している。

https://www.gu-global.com/jp/ja/products/E329397-000/00?colorCode=69&sizeCode=003

ところで普通のダブルジャケットの場合、ボタンを閉じると首元がかなりコンパクトになります。

これだとボタンを閉じたときに、パーカーなどの大きいトップスを重ね着するゆとりがありません。

上のジャケットはボタンが4つですが、6個だとさらに首元が詰まって見える傾向があります。

けれどミスターオリーブは前ボタンを閉じても首元に少しゆとりができる形。

ボタンの数を減らしてることもあって、首元にいろんなトップスを重ね着する”ゆとり”があるんですね。

せっかくダブルジャケットを着るのだから、ボタンを開けても閉じても使いやすいほうが便利ですよね?ミスターオリーブならどちらにも対応できます。

逆にいうと、どんな服を重ね着するかでバランスが変わるので難しい部分もありますが、それがこのジャケットのおもしろいところでもある。

ちなみに裏側には左右にポケットが1つずつ付いています。

表ポケットに物を入れるとシルエットが崩れて見えやすいこともあるので、意外と裏ポケットの存在はありがたいところ。

公式によるとこのジャケットはビジネスカジュアルとしても使えるという表記があるので、職場によってはオンオフ使えて便利なはず。

キメすぎにならず、アレンジしやすい形。一見普通ですが、そういったバランスの良さがあるダブルジャケットといえるでしょう。

着丈・袖丈は他ブランドより短め

このジャケットを選んだもう1つの理由は絶妙なサイズです。

Sサイズで着丈68cmとなってますが、別ブランドやミスターオリーブの他のジャケットと比べても短め。

デザインを削ぎ落としてゆったりした雰囲気を出しつつ、なるべくコンパクトなサイズにすることでダラシなく見えないよう工夫しているんですね。

僕は身長162cmと小柄のほうですが、Sサイズだとこれくらいの大きさ。そこまでオーバーサイズな印象はないかと思います。

腕が短い小松でも、袖丈は親指の付け根が隠れる程度ですし、身幅もきつすぎず緩すぎないレベルです。

これ以上大きくなるとPコートのようなサイズになってしまいますが、ジャケットととして着れるギリギリのサイズで収まってくれる。

あくまで低身長男子の視点ですが、より幅広い体型の男性が着れるサイズのジャケットだといえるでしょう。

紺色に見えるチャコールのメリット

最後に素材についてですが、表はウールではなくポリエステルが使われています。

ポリエステル=ウールより安っぽいというイメージがあるかもしれませんが、このジャケットは適度にハリがあるしっかりした生地で、高級感があります。

ハリがあるといっても分厚いわけではなく通気性もある。公式でも説明されてますが、秋冬だけでなく春も使える仕様。

化学繊維なので家庭用洗濯機で洗うこともできる。高級感がありながら手入れが簡単という、かなり理想的なジャケットといえるでしょう。

素材といえばボタンも高級感があるものでした。

やや茶色掛かった水牛ボタンです。

よく見ると側面には「MR.OLIVE」という文字が彫ってあります。

ボタンの色味に合わせたブランド名の表記。小さなことですが、なかなか細かいところまで作り込んでいるのがわかります。

ブラック・ブラウン・グリーンなどカラー展開が豊富ですが、個人的に1番オススメなのは”チャコール”です。

実物を見るまではグレー寄りなのかと思ってましたが、実際は限りなくネイビーに近い色合い。

つまりネイビースラックス・インディゴデニムどちらと合わせてもバランスが取りやすいのです。

ジャケットとスラックスは上下同じブランドで統一して”セットアップ”で使うことが多いですが、それだとインナーと靴でしか遊ぶことができなかったりします。

けれどネイビーかがったチャコールなら、最初から相性のいいパンツの選択肢が2種類ある。より幅広い着こなしに対応できます。

ブラウンなども良い色で捨てがたいですが、「はじめてのダブルジャケット」としてはチャコールが特に理想的ではないでしょうか?

・キメすぎにならないデザイン
・身長が低くても着れるサイズ
・チャコールならデニムもスラックスも合う

ブランドのコンセプトは「男性と女性の要素をミックスすること」らしいですが、その名に恥じない絶妙なバランスのジャケットといえるでしょう。MR.OLIVE ダブルジャケット

 

スタイルの悪いメンズがオシャレな服装をするためのポイント一覧オシャレな服装をしたいと思ったとき、何から始め、どこに気をつければいいのでしょうか? 雑誌やSNSで調べると「今年は〇〇がトレンド...