小柄の小松です。今回は秋冬の着こなしが地味にならない、格安で買えるダークグレーのニットについて。
秋冬のグレーニットは明るすぎると肌の色と合わず、暗い色だと地味すぎるというジレンマが起こりやすいですが、そんな悩みを解決してくれるニットが無印良品に売っています。
ウールではなくコットンのニット。着心地の違いもあるので詳しく書いていきます。
複数の糸で編まれた立体的な柄ニット

こちらが今回紹介する無印良品のオーガニックコットンムラ糸クルーネックセーター
身長162cmの小松はダークグレーのSサイズを購入しました。

このニットの最大の特徴は商品名の通り、ムラのある糸が使われていること。
黒・白・グレーという複数の色の糸が使われていることで、1枚で着てもコートなどと合わせても地味にならない立体的な表情が魅力です。

特に白い糸の割合が多いので、地味と華やかさの中間をいくバランスの良さがあります。
ベーシックな色であるグレーのニットはいろんなブランドで売っていますが、ライトグレーだと肌の色が濃い男性は顔が浮いてしまうもの。
逆にダークグレーだと地味すぎて少し”おじさんぽい”印象になるので、意外とグレーのトップス選びは難しい。
複数の色を含んでいて自然な柄のこのニットなら、肌色との相性を考えなくてもいいですし、地味な印象も抑えめ。合わせやすさはバツグンです。
薄すぎず厚すぎない生地

ニットというと素材がウールのものが浮かびやすいと思いますが、こちらはコットン100%。
コットン素材のセーターだと薄すぎて頼りなさを感じることが多いんですが、無印のムラ糸セーターはとてもバランスのいい厚み。
ぱっと見は分厚そうに見えますが、薄すぎず厚すぎないほどよい肉感のある生地で、着心地はとてもいいです。

首まわりは縫い目が少し目立つような縫い方がされていますが、生地自体はここも薄手。
人によってはこの生地感に頼りなさを感じるかもしれませんが、ゆとりができるので首回りをスッキリと見せ、顔の大きさが強調されることもありません。

裾や袖に関してもシルエットは緩め。
公式サイトの写真だけだと重さを感じるかもしれませんが、実物を着てみると柄がきめ細かくてゆったりシルエットなので、印象はだいぶ変わるかと思います。
無印良品の洋服は写真だけ見ても良さがわかりにくく、実物でクオリティの高さに驚くということも多い。まさに良品揃いのブランドといえます。
生地は縮みより”伸びやすさ”に注意

僕はSサイズに決めましたが、サイズ選びはウールのニットと違う考え方で決める必要があるでしょう。
このニットは生地の縮みよりも”伸びやすさ”に注意したほうがいいからです。

このニットを洗濯機で洗った前後の変化です。
表を見てもらうとわかりますが、身幅以外はサイズがすべて伸びていることがわかります。特に袖丈がすごい…。
なので裾丈が少し短いから1サイズ上げる、という考え方だと、後から伸びて後悔することになるでしょう。
このセーターは裾丈が余っていると、必要以上に先端にクッションが溜まってダラシない印象に繋がりやすい。
コットンのセーター全般に言えることなので、この点は特に気をつけてほしいポイントです。

ちなみに洗濯で身幅が狭くなったのでパツパツにならないか不安でしたが、そこまで窮屈感はありませんでした。
経験上、同じ身幅の数字でウール素材のニットを着るとパツパツになるんですが、コットンだとそこまで目立たない。
サイズ表の数字は参考にはなりますが、洋服は素材によって着心地もシルエットも変わるので、あくまで”目安”として考えるのがいいでしょう。
このニットは毎年出てる無印の定番アイテムですが、8,9月あたりになっても去年のモデルが半額以下で残っています。
定価は3,990円、セール価格は1,500円。去年も同じものを買いましたが、シルエットが大きく変わっている様子はありません。
リンクはセール価格のものですが、実物を見てから決めたいという方は、今年のモデルが発売されるのを待つのも手です。無印良品 オーガニックコットンムラ糸クルーネックセーター
