小柄の小松です。今回は昔の自分の服装を活かす考え方について。
・あの頃はダサかった
・思い出すだけでもトラウマ
洋服やその着こなしについえ段々詳しくなってくると、何も知らなかった過去の自分が恥ずかしいと感じることもあります。
けれど実際に振り返ってみると、意外と整った着こなしをつくれていることもあるんです。
昔の自分の服装がいまよりダサいとは限らない【トラウマにしないで活かす】
タイトルの通りですが、昔の自分の服装がすべてダサいとは限りません。
むしろ直感的にイイと思って考えた着こなしのほうが、うまくまとまってるという場合もあるのです。
数年前の着こなしを見返してみよう
もし鏡の前などで自撮りした写真が残っているなら、昔の服装を見返してみるのがオススメです。
当時無意識に考えていたことが、意外と本質を押さえている場合が結構多いからです。
これは3年前の僕の服装です。
細かいところを見ると粗が目立つんですが、ラフなパーカーにシャツを合わせ、スラックス・ブーツといった大人びたアイテムで下半身を整えています。
当時の洋服のトレンドはシンプルな服装が好まれる傾向があったので、いまそのまま活かせるわけではありませんが、発想自体はいま見返しても間違ってないと感じるものでした。
これも数年前の服装ですが、暗い服のなかに白Tシャツを挟んで適度に明るさを足していました。
不思議なもので、知識と経験が足りなくても意外とツボを押さえていたりするんです。
むしろいろんなテクニックを覚えたせいで、いまのほうが基本をないがしろにすることが多いかもしれません。
本当は細身の黒スキニーが合ってるはずなのに「そんなの初心者の発想だ!」とか考えて、メチャクチャな着こなしをつくってしまったり…。
無心で合わせていた時期のほうが基本に忠実だったりします。定期的に見返すと、初心に戻れることがとても多いのです。
偶然できた着こなしを別で活かす
昔の服装を見返してみると、いまの自分に部分的に活かせるポイントが眠っていたりします。
いろんな失敗を繰り返したことで、逆に自分の良かった部分が見えてくることがあるからです。
たとえば昔やったライダースジャケットにジーンズを合わせた服装。
この服装からは「素材が目立つアウターには、黒スキニーではなくインディゴデニムが良い」ということが読み取れました。
その感覚を別の服で活かしたのがこの服装です。
ここで着ているMA-1ブルゾンは光沢の強い服。そこで上のライダースと同じように、インディゴデニムなら上手くいくだろうと予想ができました。
アウターだけでなく、明るいセーターでも同じことが当てはまるんだとわかりました。
何も考えずに黒のスキニージーンズを合わせると上手くいかないのですが、ライダースコーデを見返したことでこういった服同士の相性に気付くことができたんです。
僕の最近の着こなしではインディゴデニムを使う服装が多いんですが、そうなれたのは昔の自分を見直したことがとても大きい。
見直すためには定期的に自撮りして写真のストックを貯めておく必要があります。店舗の試着室・部屋の鏡など、どこでもいいので自撮りを繰り返すのが効果的です。
昔の自分=トラウマと考えがちですが、見返してみると意外とポイントを抑えている場合が多いです。
僕の場合は二度と見たくないような恥ずかしい写真も多いんですが、いまとの違いを知ることができるので、それはそれで良かったりします。
夢中になってて楽しそうな写真も結構出てくるので、自分が洋服好きなことを再認識するキッカケにもなります。
・新しい発想が思い付かない
・奇抜なことばかりやって迷走してる
・そもそも洋服が好きなのかわからなくなった
そういったときこそ、過去の自分を振り返ってみる。新しいヒントが見えてくるはずです。