小柄の小松です。今回はMA-1が似合わないときの解決策について。
ミリタリーアイテムの代名詞といってもいいMA-1ブルゾン。
モノとしての格好良さは間違いないですが、いざ着てみると「なんだか似合わないなぁ」と感じる方も多いと思います。
なかでもオーバーサイズのMA-1は特に難しい。
そこで今回はMA-1が難しい理由と、それを解決するポイントを話していきます。
オーバーサイズのMA-1が似合わない・難しい理由【袖が長いのを解決する方法】
ということでMA-1の攻略法についてです。
今回使うのはナイロン素材のMA-1。
ワッペンが付いてますが、そうでない形でも攻略法は同じです。
全部の方法に共通してるのは「袖まわりを悪目立ちさせない」ということです。
袖のボリュームに注意
まずMA-1が難しい1番の理由は「袖のボリューム」だと考えています。
MA-1はもともと着丈の短いアウター。なのでオーバーサイズを選んでも着丈自体はそこまでボリュームは出ません。
けれど袖まわりは普通の洋服より膨らんだつくり。
そうすると袖のボリュームがかなり強調されて、悪目立ちしやすくなってしまうんですね。
今回のMA-1を普通に着るとこんな感じ。
特に肘まわりのボリュームがかなり目立ってるかと思います。
このMA-1はナイロン素材ですが、ナイロンは光沢が強いのが特徴。そうすると袖のボリュームをさらに強調することになります。
言ってしまえば袖はゴリラのように太い。
これをどうカバーするかが、MA-1の着こなしで1番重要なカギといえるでしょう。
リブを内側にしまう
クセの強いMA-1ですが、実は袖のボリュームを簡単に減らせるテクニックがあります。
それは袖先のリブを内側にしまうこと。
MA-1を普通に着るとリブが手首で止まります。そうすると袖にクッションができるので、ボリュームが必要以上に強調されてしまう。
けれどリブを内側にしまえばボリュームは減らせます。
手首で引っかからなければ「袖のたまり」がなくなるので、ボリュームを最小限に抑えることができるんですね。
実際にリブを内側にまくると右のような感じ。
こうすれば袖がストンと落ちてくれるので、普通に着たときより袖のシワが減ってくれます。
特にジップまわりが少しコンパクトになったのがわかるかと思います。
今回のMA-1はかなりボリューミーなのでそれでも太いほうですが、一般的なMA-1ならこれだけでかなりスッキリするはずです。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E453617-000/00?colorDisplayCode=57&sizeDisplayCode=004&utm_medium=social&utm_source=appshare
ちなみにこの方法は、リブが二重構造になってるMA-1だとやりやすいです。
リブの編み目が途中で変わってるタイプ。この形なら内側にクルッと隠しやすいです。
この写真はユニクロのMA-1です。数年前から袖のつくりが本格的になっていますが、実際に試してみたらキチンと内側にまくることができました。
ジャストサイズを着るよりも、わざとオーバーサイズを選んでリブをまくるほうがスッキリ見えたりします。
ちなみにGUだと細部の作りが簡素なのでできないこともあります。
なのでGUに限らず、試着するときにリブまくりができるか試してみてほしいです。
リブがまくれない場合は、袖をダラっと垂らして萌え袖にするのもあり。
そのぶん袖丈は伸びますが、シワは減るのでボリュームの悪目立ちは防げます。
どの方法でもOKですが、基本的にシワを最小限に抑えるのが最大のポイントになってくるでしょう。
ハットをかぶって誤魔化す
リブまくりだけでもコンパクトになりますが、それでも太さが気になる場合もあります。
そんなときはハットをかぶるのがおすすめです。
ハットは他の帽子より顔まわりに視線が集まりやすいアイテム。
なのでMA-1の袖だけが目立つのを防いでくれます。
同じMA-1でハットをかぶるとこんな感じ。
顔まわりに目立つアイテムがあれば、MA-1のボリュームを減らすことができます。
ただし黒ハットはキメすぎになりやすいので、着こなしのバランスを考える必要はあるでしょう。
ハット以外だと、下半身の小物で誤魔化すこともできます。
たとえば白バッグやブラウンの革靴など。明るい色のアイテムを使えば、視線を分散させることができます。
パンツを明るくする方法もありますが、オーバーサイズのMA-1はかなりラフなので、バランスを取るのが難しいです。
なので下半身を細いスラックスにしつつ、先端に目立つアイテムを使うというのが簡単かと思います。
①袖のボリュームに注意
②リブを内側にしまう
③ハットをかぶって誤魔化す
ぜひ今回の考え方を参考にしてみてください。