小柄の小松です。今回はロングジャケットを低身長男子が着るコツについて。
身長が低いとオーバーサイズを避けたほうがスッキリ着こなせます。けれどバランスさえ整えれば、おもいっきり長い服でも問題なく使うことができます。
そこで今回は特に難しそうなロングジャケットの着こなしを提案。
最初に基本的なポイントを話して、その具体例を7パターン紹介していきます。
低身長男子はロングジャケットが似合わない?着丈を誤魔化す春コーデ7選
まず今回使うロングジャケットは着丈74cmとかなり長め。
身長162cmの小松だと、普通サイズのジャケットは着丈66cmくらい。なのでこのジャケットは明らかに長いです。
こういうジャケットを着るときのポイントは「着丈×色使い×視線誘導」の3つ。
この3つをいろんな方法で駆使すれば、身長に関係なく着こなせると思います。
①キャップで視線誘導
まずはキャップで視線誘導する方法から。
ロングジャケットが難しい1番の理由は、着丈が長すぎて視線が下がってしまうからです。
それなら視線を上げる小物を使えばいい。ということで顔まわりに視線を集めやすいキャップを使いました。
しかもジャケットは大人っぽくアイテムなので、子どもっぽくなるキャップを合わせれば全体のバランスをちょうど良くしてくれます。
ただし注意してほしいのはキャップの色。特に白キャップを使ったときです。
黒キャップは特に気にしなくてOKですが、白キャップは男性が使うとオジさんぽく見えやすい紙一重なアイテム。
しかも今回は上下ベージュでさらに古風な感じになってるので、ここでブラウンの靴を合わせるとかなりオジさんぽい。
なので色の相性を犠牲にして、黒シューズで足元だけを引き締めてバランスを取りました。
あと着こなし全部に共通してるのは、ジャケットの襟(ラベル)に安全ピンを刺してること。
今回は「顔まわりに視線誘導すること」がポイント。ラペルに装飾が付いてれば上半身に目線が行きやすいので、ジャケットの長さをさらに誤魔化すことができます。
安全ピンにしてるのはラペルの細さに合わせるため。シルバーだと服好き以外から変に思われやすいので、黒やゴールドがおすすめです。
抵抗がある人は普通のピンバッジとかでOKです。今回はあくまでラペルとのバランスを考えて選んだだけです。
②パーカーの重ね着
次はジャケットのインナーを使う方法ついて。
さっきはキャップで視線誘導しましたが、帽子以外でもOK。その1つがパーカーの重ね着です。
パーカーはフードが目立つので、顔まわりに視線誘導しやすいアイテム。しかもジャケットのキメすぎな印象を和らげてくれるので、キャップと同じような感覚で使えます。
グレーパーカーにしてるのはジャケットと色を近づけるため。
黒やネイビーだと色の差が出すぎるし、白パーカーだとそもそも単体で使うのが難しいので、そもそも買う気にならない。
そんなときに便利なのがグレーパーカー。黒・ネイビーより明るく、白よりハードルが低いので、今回のようなベージュとの合わせにはピッタリ。
淡い色ばかりだと地味orオジさんぽくなりやすいので、ネックレスや色付きのバッグで華やかさをプラスしています。
③靴下を目立たせる
続いては明るいソックスを使った方法。
この着こなしは着丈がジャケットに近いロングシャツを合わせてます。ジーンズはどちらかというと細身のものです。
ただそれだけ上半身の着丈を揃えればサイズは揃います。ただジャケットとインナーに「色の差」があるので、これだとジャケット単体が浮きやすい。
そこで今回は足元に明るいソックスを入れました。下半身にちょっとだけ明るい色があれば、ジャケット単体が浮くのを防いでくれます。
目線が足元に集まりやすいので、最初と同じようにキャップを使って視線誘導しました。
靴下以外だと、たとえばスニーカーのブランドロゴを活かすのもあり。
靴下と近い色にすれば、色数を増やさず足元に明るい印象をプラスできます。
スニーカーに付いてるロゴって邪魔と感じることが多いんですが、こんなふうにロゴの特徴をフル活用するというのは意外と便利。
ソックスの色はピンクにしてますが、これはベージュの地味な印象を消すため。
バッグを真っ白にしてるのも同じ理由です。ともかく今回のベージュジャケットはオジさんぽく見せないことが重要なので。
派手カラーに抵抗がある人は白ソックスでOKです。
④明るいインナーを活用
次はロングジャケットを「色」で誤魔化す方法です。
ここではインナー・パンツを両方とも白にしてます。
白は膨張して明るく見えるカラーですが、その目立つ色を上下で使うとロングジャケットの主張を抑えることができます。
上下ともあくまで細見なのでシルエットはそこまで崩れません。
しかも白は爽やかなイメージもある色なので、くすんだベージュの古着っぽさを消すときも活躍します。
⑤キャップの後ろかぶり
最後は「キャップの後ろかぶり」を使った方法。
ジャケット・スラックスに合わせてるのは、黒シャツや革靴などこれまた大人っぽいアイテム。
シャツはスタンドカラーにしてるので少し普段着寄りですが、それでもキメすぎな組合せなのは間違いない。
そこでキャップの後ろかぶりが活躍します。このかぶり方だと思いっきりラフにできるので「あくまで普段着」というイメージになります。
ただしこの後ろかぶりをするときは「アジャスターがないキャップ」のほうが簡単。
キャップは後ろがベルトで絞れるものも多いです。ただその形だと、短髪のメンズは前髪が半端に出てしまってバランスが悪くなりやすい。
長髪の人は問題ないと思いますが、短髪の人はアジャスター無しのタイプで試してみてください。
①キャップで視線誘導
②パーカーの重ね着
③靴下を目立たせる
④明るいインナーを活用
⑤キャップの後ろかぶり
ぜひ今回の考え方を参考にしてみてください。