小柄の小松です。今回は世の中に似たような服が多く売ってることへの疑問について。
ファストファッションといわれるブランドが浸透してることで、デザイン性の高い洋服を数千円で買うことができる便利な時代。
けれどこの便利さこそが、僕らのクローゼットをパンパンにしてしまう原因じゃないか?今回はそんな話です。
毎年似たような服が大量に売られてることへの違和感【服が増えるのは当たり前?】
タイトル通りですが、毎年いろんなブランドで似たような服が大量に売られてることに違和感を覚えます。
去年と似たような服が売っていて、でも一定数売れ続けてる。この状態が不思議で仕方がありません。
たとえば数年前から流行りだしたボアブルゾン・フリースなどのモコモコアウター。
5,6千円でいろんなブランドが展開していますが、ここまで流行ってるとほとんどの人が既に1着は持っているはず。
にも関わらず今年も似たような服が大量に売られていて、一定数売れ続けてる。
これって、去年買ったアウターを1シーズンだけ着て、すぐに手放してる人が多いからじゃないかと思うんです。
当時はなんとなく良さそうだと思って買ったボアブルゾンだけど、1年経ったら妙に古臭く感じて気付いたら今年もデザインが凝った新しいボアブルゾンに手を出していた。
他の服でも似たようなことが起こり、気付いたらクローゼットが溢れ返って、結局捨てるハメになる。昔の僕がこの状態でした。
もちろん、全部の服を一生使おうなんてムチャなことは言えません。
体型も好みも変わってくるだろうし、たとえばニットやTシャツがボロボロになったら買い替えるのは自然なことだと思います。
けれど上に書いたボアブルゾンのように、2,3年は使えるはずの服をすぐに買い替えてしまうのはもったいない。
僕自身がそういった服の買い方をしていたので自分への戒めでもありますが、1着の服を選ぶときは「来年も着れる服かな?」ときちんと考える時間が必要だと思うんです。
ユニクロと似た服を別ブランドが出す必要性
これもずっと違和感があることなんですが、ユニクロと値段がほぼ変わらないブランドが似てる服を扱うことが不思議で仕方ありません。
たとえばGU。どう考えてもユニクロのほうが縫製もしっかりしていて上質な素材を使ってるのに、ほぼ同じ値段で似た服を展開してることがあります。
GUではニットが1000円という格安価格で売っていたりしますが、柄ものは別として無地ニットならユニクロにも似たようなものが売っているはず。
手軽に買えるので学生さんにとってはいいことだと思いますし、ユニクロよりGUのほうがジャストサイズという方もいるとは思います。
けれどこれだけ安いと「安いから色違いでたくさん買っておこう!」となりやすく、結果的にユニクロの3000円ニットと同じかそれ以上のお金を使う可能性もあります。
そうして持ってる量が増えすぎると着ない服が出てきて、気づいたら汚れていて捨てるという流れが起きやすい。
GUはカッコいいデザインの服を取り扱ってることも多いので否定したいわけではないです。
けれどわざわざユニクロと同じような服を展開することには、どうしても疑問を抱いてしまいます。
コスパが良い=長く使えること
手軽にカッコいい服が手に入る便利な時代ですが、やっぱりなるべく長く使えるモノを選ぶようにするのがいいと思います。
その場で1000円ケチって安い服を選ぶのではなく、少し高くても納得できる服を選ぶほうが最終的にコスパがいいからです。
僕自身が値段をケチって服を揃えていた人間なので偉そうなことは言えないですが、理想のデザインで着心地のいい服を着ているほうが間違いなく幸福度が高くなります。
これだけ大量に売ってる服の中から自分に合うものを見つけるのは難しいですが、値段の安さじゃなくて、少し高くても長く使えるモノを選ぶ。
そういった考え方が浸透してほしいなという話でした。

