小柄の小松です。今回はシンプルな洋服を選ぶメリットについて。
洋服の着こなしを考えるときによく出てくるのが”着まわしやすい服”というキーワード。その例とて言われるのが無地・ストライプなどのシンプルな洋服です。
地味なイメージもあるシンプルな洋服ですが、この記事ではあらためてその良さについてまとめます。
シンプルな洋服選びの良いところ【無地・ストライプは流行に左右されにくい】
繰り返しになりますが、シンプルな洋服はなんといっても使いやすさが魅力です。
「そんなのどこでも売ってるでしょ?いつでも買えるんだから大して興味ないよ」そう考える方も多いと思います。
たしかに無地やストライプといったシンプルな服は、ユニクロをはじめいろんなブランドが取り扱っています。
けれどそれら全部が使いやすい服であるとは限りません。
生地が薄い・部分的にサイズが合わないなど、ブランドによって微妙に違いがあるので、ただ買えばOKというわけでもないからです。
柄服はデザインそのものが目立ちますが、シンプルな服は実際に着てはじめてメリット・デメリットがわかるというのも少なくありません。
洋服の楽しさや着こなしの幅を広げようと思う場合、長い目で見るとシンプルな服を深掘りしていったほうが得することが多いんです。
トレンドじゃなくても使える
まずトレンドじゃなくても使えるというのがシンプルな服の良いところ。
柄やプリントの入った服はその年のトレンドが強く出るので、来年も着ようとすると古臭さが出やすいもの。
一方で無地やストライプなどのシンプルな服は毎年似たような商品が展開されているので、柄服と比べると古さはあまり出にくいといえます。

たとえばこちらのユニクロのMA-1ブルゾン。
もともと黒いジップでしたが、お直しでゴールドのジップに付け替えて、よりオーソドックスなものに変えています。
このブルゾンを来年も着たとして、古臭さを感じるでしょうか?
ユニクロなど、誰でも知ってる洋服屋さんで毎年見かけるアイテムなので、古臭いというより”馴染みのある服”のはず。
MA-1はもともと軍用品ですが、このブルゾンは左腕にシガーポケットというのも付いていて、より軍モノに近いデザイン。
オリジナルとは違う部分もありますが、皆が知ってるような原型に近い服だと、トレンドじゃないシーズンでも堂々と着れます。
単体で見ると地味な印象も出やすいですが、それは全体の着こなしでカバーすればいい話。
その年のトレンド品を合わせれば、いわゆる”今っぽい着こなし”に寄せることもできます。
重ね着がしやすい
またシンプルな服は組合せのパターンをたくさん作りやすいというのも嬉しいポイント。
特に重ね着したときは互いにチグハグな印象が出にくいので、かなりバリエーションを出すことができます。

たとえばクルーネックセーターにハイネックTシャツを合わせた場合。
重ねることで立体的な着こなしになり、お互いの地味な印象を打ち消すことができます。

VネックセーターにクルーネックTシャツを合わせるのも同じです。
組合せによってはセーターに柄があっても成立する場合もありますが、そういった細かいことを何も考えずに合わせられるのが無地服のいいところ。
クローゼットの服が増えると、1週間で使わない服というのが出てきやすい。けれど重ね着をうまく活用すれば、お気に入りの服を1日でまとめて使うことができるようになります。
日用品として使える
これも外せないポイントですが、シンプルな服は日用品として使いやすいのも魅力です。
特徴的な柄が入っていると、着ていく場面や会う相手が限られやすいですが、シンプルな服はそういった気を使う必要がほとんどありません。

たとえばこちらのシャツは細いストライプが入ったものです。
無地だと地味で休日に使いづらく、派手な柄だと仕事のスーツスタイルに合わせるのが難しくなりますが、主張の抑えめなストライプシャツならオンオフどちらにも対応できます。

何度か紹介してるこのステンカラーコートもそうですね。
サラリーマンの通勤着としても馴染みのある服ですし、ほどよく目立つゴールドジップがあることで普段着として使えるバランスの良さがあります。
どこまでをシンプルな服と捉えるかは人によって違いますが、仕事・休日どちらでも使える”日用品”という基準で考えると、いろんな場面で活躍する服を集めることに繋がります。
派手な柄・プリントの入った服は単体でみると魅力的に感じますが、使える場面が限られてしまうのがネック。
奇抜な服は1,2着持っていると便利ですが、あくまでファッションを適度に楽しむための”サブ服”として捉えておくのがいいでしょう。
