小柄の小松です。今回はトレンチコート×ジーンズの合わせ方について。
トレンチコートは単体で見てもかっこいいコートですが、組合せを間違えるとキメすぎな印象が出ることもあります。
バランスを考えるとジーンズを使うのがおすすめですが、そこで試してみてほしいのが上下デニムにすること。
今回はトレンチを普段着っぽくしつつ、海外スナップのような雰囲気をつくる方法を提案したいと思います。
トレンチコートにジーンズなら「上下デニム×ベレー帽」がおすすめ【メンズコーデ】
ということでトレンチコート×上下デニムの着こなし提案です。
使用アイテムを載せてますが、後ろの英数字がサイズです。
★使用アイテム★
LONDONFOG:トレンチコート
ユニクロU:タートルネックT(M)
ユニクロU:ライトウェイトデニムカバーオール(M)
ユニクロU:レギュラーフィットストレートハイライズジーンズ(25)
soe:One Buckle Plain Toe Shoes(0)
soe:フラワーブローチ
soe:Large Logo Type Scarf
soe:キャンバストート Photograph by KENTO MORI
soe:Key Ring With Leather Strap
Hender Scheme:ノベルティシューズバッグ
KAIKO:CLIP ‘EM ALL BIG CROCODILE
KAIKO:ABSTRACT EAR CUFF
KAIKO:PIG SUEDE CASQUETTE
amp japan:オーバーラップリング(17号)
この着こなしで気をつけたポイントを話していきます。
トレンチを上下デニムで崩す
今回はデニムを使う提案ですが、これはとても理にかなったアプローチ。
トレンチコートは春になると新社会人の女性が一斉に着るようになるアイテムです。
そのイメージがかなり強いので、ミリタリー由来の洋服だけどカッチリした印象もあるコートの1つ。
なのでインナーをラフな洋服にしてあげれば、トレンチのキメすぎな印象を簡単に崩すことができるんですね。
ジーンズで下半身だけ崩してもいいですが、上下デニムにしても全く問題ありません。
トレンチは他のコートより重厚な印象があるので、インナーが相当ラフでもちょうどいいバランスに収まってくれます。
ただ色数が増えるとさすがに子どもっぽくなるので、デニムはなるべく近い色にまとめるのがベター。
そう考えると簡単なのはインディゴデニム。色を完璧に揃えるのは難しいですが、両方とも濃いブルーなら統一感を出しやすくなります。
まずコート無しで見るとたとえばこんな感じ。
ジーンズはもともと作業着なので、そのまま上下デニムにすると作業員ぽさが出やすい。
けれど革靴など大人っぽいアイテムを足せば普段着として成立します。サイズもやや細身にしてあげれば、よりスッキリした印象を出すことができます。
上下デニムはハードルが高そうですが、バランスさえ整えれば問題ありません。
「いつもインナーがセーターばかり」という人ほどチャレンジしてみてほしい方法です。
ベレー帽で海外スナップっぽく
上下デニムに合わせてみてほしいのはベレー帽をかぶること。
ベレー帽はもともとミリタリーアイテムです。それをトレンチコートに合わせると、同じカテゴリーで繋がりを持たせることができます。
ミリタリーアイテムが多すぎると、普段着というより軍人ぽくなりますが、少しだけ合わせる場合は着こなしに統一感を出せます。
https://voguegirl.jp/fashion/snap/20180319/paris-snap_beret-trench/#!/g/1/1/
このトレンチ×ベレー帽はフランス人が得意な合わせの1つ。
ステンカラーコートやボーダーTに合わせることもありますが、トレンチ・デニムもよく見かける組合せです。
ちょっと中性的な印象もあるのでハードルは高そうですが、海外スナップのような雰囲気を簡単に出すことができます。
ちなみに今回はベレー帽ではなく「キャスケットの後ろかぶり」で近い印象を出しました。
こうするとキャスケットのツバが後ろにまわり、ベレー帽っぽいけど漫画家の帽子とは違う雰囲気になります。
なのでベレー帽が苦手という人はこの方法にするのが簡単かと思います。
キャップは子どもっぽく、ハットは大人っぽい印象がありますが、ベレー帽はその中間の雰囲気をつくれるアイテム。
全体のバランスを崩しすぎず、装飾だけをプラスできるので、実は結構便利な帽子だったりします。
マフラー・小物で色を拾う
最後は小物を使ったバランス調整について。
ベレー帽は黒を使う人が多いと思いますが、その場合は同じブラックの小物を合わせてみてください。
今回はベージュトレンチを着てますが、帽子とコートの色が違うときはどちらかが浮いて見えやすい。
なので黒い小物を散りばめて、帽子が浮かないようにするとバランスが取りやすくなります、
今回だとマフラーや革靴・トートバッグがそれに当てはまります。
そのときのポイントは「真っ黒を選ばない」ということ。これはベージュトレンチに真っ黒いアイテムだと色の差が出やすいからです。
なので柄物トートやグレー・シルバーが混じった小物を使いました。こうすれば帽子・トレンチの両方と色を繋ぎやすくなります。
防寒性をUPさせつつ、装飾もプラスできる方法。
トレンチは単体でもカッコいいですが、こんなふうにアイテムを増やせば、全く違う雰囲気にアレンジすることができるでしょう。
①トレンチを上下デニムで崩す
②ベレー帽で海外スナップっぽく
③マフラー・小物で色を拾う
ぜひ今回の考え方を参考にしてみてください。