ファッション

トレンドに合うメンズTシャツのサイズ感とは?【着丈・袖丈・身幅】

小柄の小松です。今回はTシャツのサイズ選びのポイントについて。

Tシャツは夏では1枚、他の季節ではアウターとの重ね着として使える便利なアイテム。そんなTシャツでも世の中のトレンドに合わせた選び方というのがあったりします。

今回の考え方を知っていると、トレンドを踏まえた長く使えるTシャツ選びのヒントが見えてくるかと思います。

トレンドに合うメンズTシャツのサイズ感とは?【着丈・袖丈・身幅】

タイトル通りですが、Tシャツを選ぶときのコツはとにかく”サイズ感”。

特に着丈・袖丈・身幅のバランスを考えるのが大事ですが、そのときカギになるのは”レディースの服の特徴”を知っておくことです。

2020〜2021年のポイントが”ユニセックス”である理由

男性の服選びについて書いてますが「なんで女性の洋服が参考になるの?」と感じる方も多いと思います。

実は最近のトレンドを考えると、メンズの服は女性的な要素が強いものが増えています。もっというと男性らしさ・女性らしさに捉われない”ユニセックス化”が進んでいる。

ユニセックスとは男女どちらでも着れるような服。つまりどちらの要素も満たした服ということです。

ということはレディースアイテムの特徴を知っていれば、トレンドに沿った洋服選びの方針が立てやすくなってくるんですね。

https://reedit.jp/category/PANTS/133185.html

たとえばこういう女性の着こなし。股上の深いフレアパンツにTシャツの裾をタックインしています。

上半身を細くまとめ、下半身にボリュームを出す。洋服のシルエットでいうとAラインを意識した組合せです。

街中でよく見かける組合せですが、実はメンズの洋服もこの考え方に沿ったデザイン・シルエットのものが増えてきているのです。

Tシャツから話が逸れますが、最近は裾に向かって細くなるテーパードパンツより、裾が広がったパンツが徐々に浸透してきています。

男性の間でテーパードパンツが浸透してきた反動で、差別化するために形の違うパンツの提案が増えてきている。具体的にはストレートパンツやフレアパンツなどですね。

しかし冷静に考えてみると、これらはどちらかというと女性らしさのある洋服。そして女性は緩いパンツに着丈の短い(orタックインした)洋服を合わせることが多いですよね?

つまり下半身が女性的な服になってきたことで、上半身も女性的な要素のある服を合わせたほうがバランスが取りやすくなってきているんですね。

https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E425974-000/00?colorDisplayCode=71&sizeDisplayCode=002

これはユニクロの公式画像ですが、上の女性の着こなしにどこか近い雰囲気があります。

男性側はタックインしてないですが、裾が少し広がったパンツに着丈の短いTシャツを合わせることで近い印象が出ています。

胸元が開いたスキッパーシャツとかVネックベストもそうですね。最近はメンズでも首まわりが開いてる服が増えてきています。

もともと女性用の服は男性より胸元が開いた形のものが多い。同じVネックでもレディースのほうがV字が深くなっていたりしますよね?

しかしレディースほど開いてるとダラしない印象が出やすいので、メンズではその中間の開き具合に抑えられてたりします。

男性と女性では根本的に身体のつくりが違いますし、すべての服が女性的になっているわけではないですが、店舗で比べるとほとんど見分けが付かない形のものが結構多い。

ユニセックスの流れはいまに始まったことじゃないですが、Tシャツもどこかに女性的な要素がある服を選んだほうがベターということになります。

着丈は短め、袖丈長め、身幅は緩め

ではどういうTシャツがいいかというと、着丈・袖丈・身幅3つのバランスがポイントになってきます。

見出しの通りですが「着丈は短め、袖丈は長め、身幅は緩め」という状態がベター。

こういった特徴のTシャツを選べば洋服のトレンドをおさえることができます。

たとえばこういったTシャツですね。ポケットだけアレンジしてますが、こちらはユニクロUのオーバーサイズクルーネックTです。

普通のTシャツより着丈が短いので上半身を少しコンパクトに見せられます。つまり着丈の短い女性用トップスの要素をプラスできる。

また、ここ数年はオーバーサイズな洋服が定着していましたが、このTシャツは着丈ではなく、袖丈の長さ・身幅の緩さでオーバーサイズの名残を残しています。

普通のTシャツと比べると違いがわかりやすいかと思います。

どちらもユニクロのTシャツでMサイズですが、縦長に見える左に対して、右は横幅があることがわかります。

左がトレンドの着こなしに全く使えないということはないですが、右のほうが単体でトレンドを表現しやすい形ということです。

https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E431599-000/00?colorDisplayCode=49

同じくユニクロUのクルーネックTですが、これも袖・身幅に対して着丈が短めにつくられた服です。

下半身は靴が隠れるほど長い丈のパンツですが、これに着丈が短いTシャツを合わせることてAラインを意識した形。

スカートなどを思い浮かべるとわかりやすいですが、基本的にAラインは女性的な印象が出る着こなし。ここでもTシャツの着丈がカギになっているわけです。

「着丈は短め、袖丈は長め、身幅は緩め」

細かい話ですが、これがトレンドを踏まえたユニセックスなTシャツの選び方ということになります。

合わないサイズは「着丈のお直し」で解決

トレンドを踏まえた服は上記のポイントを満たしてることが多いですが、体型の関係でどうしてもその形にならないTシャツも出てきます。

そういったときは”お直し”を活用するのが効果的。

具体的には袖丈・身幅でサイズを合わせて、着丈だけお直し屋さんで短くしてもらうという方法です。

ユニクロUのクルーネックTを使って説明します。左はSサイズ、右は着丈をお直ししたMサイズです。

僕の場合は着丈で選ぶとSサイズでしたが、洗濯したことで身幅が縮んでしまいゆったりした雰囲気が出せなくなりました。

逆にMサイズを選ぶと洗濯で着丈が長くなってしまい、単にダラしないだけのTシャツになってしまう。

けれどMサイズの着丈をお直しすればその問題を解決できました。

左は腰回りがパンツに当たって詰まった印象がありますが、右は身幅ゆとりがあるので適度に緩いサイズになってます。

もともとMだと袖丈が長め・身幅が緩いので2ヶ所は条件を満たしてます。なので着丈だけお直しすれば理想のサイズ感に調整することができるんですね。

Tシャツの丈詰めは2000円ほど掛かるので抵抗がある方も多いと思いますが、サイズの合わない服は着るのを避けてしまい、気付いたらタンスの肥やしになってることが多い。

最初からバランスの取れた服を選ぶのがベターですが、体型や洗濯の伸び縮みで難しい場合はお直しを活用するのが効果的といえます。

ということで今回のポイントは…

・2020〜2021年はユニセックスを意識する
・着丈は短め、袖丈は長め、身幅は緩め
・合わないサイズは「着丈のお直し」で解決

ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。

 

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