小柄の小松です。今回はユニクロのスキニージーンズが似合わない理由について。
ユニクロの定番アイテムである”ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ”は工夫が詰まった1本。下半身をスッキリ見せてくれる細いパンツです。
けれどこのジーンズ、あなたの体型によってはかえってスタイルを悪く見せてしまう可能性もあります。
今回は同じくユニクロの”カラーステイスリムフィットジーンズ”と比較して、違いを確認していきます。
ウルトラストレッチスキニーとカラーステイジーンズの違い【脚の太い男性が比較】
こちらが今回比較する2本のジーンズ。左がウルトラストレッチスキニー、右がカラーステイジーンズです。
結論からいうと、自分の脚が太いと感じてる方はウルトラストレッチスキニーを選ばないほうがいいといえます。
その具体的な理由は主に3つです。
ふくらはぎが細すぎてキツい
この2本のジーンズはパーツの構成が少し違いますが、基本的には同じ黒いジーンズです。
ただし大きく違うのは穿いたときの細さ。特にふくらはぎから下のシルエットが全くといっていいほど違うのです。
左がウルトラストレッチスキニーの裾丈を短くしたもの。裾丈70cmで裾幅15.5cmです。
右がカラーステイジーンズで、裾丈と裾幅をお直ししたもの。裾丈70cmで裾幅15cmです。
この2つの”ふくらはぎ”に注目してみてほしいんですが、左のほうがパツパツな印象が出ていませんか?
ウルトラストレッチスキニーは非常に細いパンツなので、ウエストに合わせてサイズを選ぶと足のラインを拾いすぎてしまうんです。
かといってサイズをあげるとウエストがぶかぶかになってしまう。
カラーステイジーンズは”裾幅”もお直ししたと書きましたが、お直ししたのはふくらはぎから下の部分だけです。
ふくらはぎ下だけ裾幅を狭くして、やや細身のジーンズにリメイクしたものです。
ウルトラスキニーは丈だけを短くして裾幅15.5cm、カラーステイは丈と裾幅をいじって裾幅15cm。
モモまわりはそこまで大差ないですが、ふくらはぎ部分がパツパツだとスタイルの悪さを強調しやすくなってしまうんですね。
写真だと違いがわかりにくいかもしれませんが、左のウルトラスキニーはかなりの窮屈さを感じます。
身長が高い男性ならそこまでパツパツ感は出ないと思いますが、身長が低くて脚も太いという男性にとって、ウルトラスキニーはあまりにも細すぎる。
黒スキニーは単純に細ければいいというわけではないんです。
ストレッチ性が高くても意味がない
ところでウルトラスキニーは穿いていると伸びやすいストレッチ性の高さがあります。
ポリウレタンという伸縮性の強い素材を多めに入れつつ、ジーンズとしての風合いを保てる生地に仕上げているんですね。
しかしストレッチ性が高くても伸び縮みしにくい部分もあります。ふくらはぎ下です。
ウルトラスキニーの伸縮性が効果を発揮するのは、主に腰から太ももにかけてです。
腰回りは可動範囲が広いので、動いているうちに広がってきます。しかしふくらはぎ下はどれだけ穿いていても広がってくれず、パツパツな状態のまま。
どれだけストレッチ性を高めていたとしても、ふくらはぎの太さを誤魔化すことは難しいといえるでしょう。
生地の厚みが違う
ウルトラスキニーがパツパツになってしまう3つ目の理由。それは生地の厚みです。
カラーステイジーンズやユニクロの他のシリーズと比べると薄手の生地。これが脚の形を必要以上に拾ってしまう原因になります。
そもそものシルエットが細いこともあって、脚の太さは丸わかり。
黒はすべての色のなかで1番細く見えるカラーですが、その黒でパツパツ感が出る場合、他のカラーだとさらに悲惨なことになってしまいます。
さらにウルトラスキニーは数回洗濯すると縫製部分が白くなってきます。
なので数ヶ月使っていると、黒スキニーの綺麗な印象がなくなってしまいます。
一方カラーステイジーンズは10回以上洗濯しても色味が変わりません。
週2,3日ペースでかれこれ半年以上は穿いていますが、こちらのほうが耐久性という点でも使いやすいです。
ウルトラストレッチスキニーは間違いなく工夫の詰まったジーンズですが、脚の太さがコンプレックスという男性にはちょっと厳しいサイズ。
少しでもスタイルを良く見せたいという方はカラーステイジーンズを買って、あとから裾幅をお直しするというのが安全といえるでしょう。