ここ数年ユニクロが定期的にリリースしているイネス・ド・ラ・フレサンジュとのコラボ企画。
一部のシーズンを除き、レディースのみの展開が続いている企画ですが、まれに男性が着ても違和感のない、ベーシックな服を取り扱っていることがあります。
今回紹介するのはそのうちの1つ、ダスターコート。あらゆる点でバランスが取れているこのアイテムの特徴を1つひとつ確認していきます。
1枚で着てもバランスが取れるコート

まずダスターコートとは、春などの季節にホコリから身を守るために着るコート。雨を凌ぐレインコートとしての機能がプラスされているものもあり、トレンチコートもその1つです。
コートはスーツとの合わせを連想させる大人びた印象のあるアイテムですが、シワのある素材を使うことでラフさを出し、キメすぎにならないアイテムになっています。

このダスターコートはポリエステル・ナイロンでできたとても軽いコート。着ていることを忘れるくらいの軽さで、ウールなどの重たいコートにはないリラックス感があります。
水を弾く撥水性もあるので、どんな天気でも気軽にサッと手にとって出掛けられます。


ポケットは表の2つだけですが、スマホや充電器などの必要最低限のものがいくつか収納できる大きさ。裏面はポケット部分以外に特に装飾がなく、とてもシンプルなつくりです。
細部まで行き届いた魅力的なデザイン

シワ感だけではなく、細かいデザインも作り込まれています。
まずはボタン。少し丸みのある形をしていて、うっすらと模様のある品のいいボタンが使われています。


また、各部の縫い目があえて目立つようなつくり。こうすることで服のデザインの密度が高くなり、地味な印象を与えません。
特に袖先はシワが出るよう少しキツめに縫われていて、リラックス感がありながらメリハリがあるという絶妙な仕上がりです。
サイズ選びは袖の長さで決める

身長162cmの小松はネイビーのMサイズを購入しました。
このコートは袖が短めに作られています。Sだと着丈は問題なかったんですが、インナーの袖がガッツリ見えてしまうほどコートの袖が短い。なのでMサイズ以上をおすすめします。

とはいえ着丈が長いと「服に着られている感」がでて野暮ったくなりがちですが、裾にスリットがあることでこの問題は解消されます。

スリットがあることで、ふわりと広がりながらもコンパクトなシルエットを維持してくれるので、本来の着丈より少し短く見えます。
コートの中にウルトラライトダウンや他のアウターを挟めば、寒い季節でも着回すことができます。
超軽量・撥水性・細かなデザイン。インナー次第でオールシーズン着れるこのコートは定価12,900円(+税)。イネスコラボの中でも特にオススメしたいアイテムです。