小柄の小松です。今回はユニクロとJWアンダーソンコラボの名作アウターについて。
2017年秋冬から現在まで、ユニクロの服に独特のデザインを吹き込んできたアンダーソンコラボですが、1回目のコラボにはいまでも現役で使えるアウターがありました。
このアウター、本当に良く作り込まれています。
2017年ユニクロ×アンダーソンのキルティングジャケットは低身長男子でも使える
こちらが今回紹介するユニクロのウールブレンドキルティングジャケット
身長162cmの小松はブラックのSサイズを手に入れました。
バブアーを使いやすくアレンジしたデザイン
まずこのアウターの魅力はハイブランドを強く意識したデザインであること。
1894年にイングランドで生まれたBarbour(バブアー)というブランドを彷彿とさせるアウターになっているんです。
https://zozo.jp/sp/shop/ships/goods/22242174/?did=64365008
セレクトショップとのコラボアイテムですが、こちらがバブアーのキルティングジャケットの1つ。
目立つポケットや襟の素材切替など”機能的な美しさ”があって、同時に男らしさも感じさせてくれる、英国王室御用達の名ブランドです。
ユニクロのキルティングジャケットはこれに近いデザインですが、まずポケットの形が微妙に違います。
ボタンで留められるフラップポケットは同じですが、マチ(幅)があるので収納力が高いです。
さらにこのポケットはサイドからも手が入れられる仕様。
寒いときにサッと手を入れられて便利なハンドウォームポケットですが、このポケットにはアウターのシルエットが崩れにくいという特徴もあります。
フラップポケットは荷物を保護しやすく、洋服に自然な装飾をプラスしてくれますが、ショート丈アウターだと手を入れたときに少し不恰好になりやすいもの。
けれどハンドウォームポケットは横から手を入れるのでシルエットが崩れにくくなります。これはマウンテンパーカーなどのアウトドア製品に多い特徴です。
またポケット下・袖の後ろ脇にはベンチレーションという穴が付いています。
蒸れにくく通気性を良くしてくれますし、ポケットの中が多少濡れたときにも乾きやすくなるというメリットがあります。
素材は金属ではなくプラスチックだと思いますが、鈍く落ち着いた色を選ぶことでチープな印象が出にくいよう工夫されています。
こういった日用品・ファッションアイテムどちらでも使いやすい仕様は、ユニクロの通常ラインに近いアプローチだなと感じます。
ウールブレンドでも十分あったかい
上記のバブアーは表側にウールが90%使われていますが、ユニクロのキルティングジャケットはウール10%にポリエステル90%。
ウールが少ないと寒んじゃないかと思うところですが、実際に着てみると十分あったかい。
半袖服の上にこのアウターをパッと羽織るだけでも、肌寒い10月の雨の日を快適に過ごせます。冬本番でもセーター・マフラーなどを使えば問題ないでしょう。
表から見ると野暮ったく見えますが、裏地はポリエステルが使われていてスッキリ。
袖裏までしっかり保護されているので、インナーが半袖・長袖どちらでも着心地がいいです。
防寒性もほどよく、着てみるとシルエットはそこまで野暮ったくなりません。
Sサイズだと着丈69cm、肩幅45cm、身幅53cmの袖丈61cm。
ユニクロのコラボアイテムはSサイズでも大きい場合が多いですが、身長162cmの小松だとヒップが7,8割隠れる程度。
キルティングジャケットはスーツに合わせる着こなしでも使えるので、このアウターに関してはやや大きいと感じるサイズで問題ないでしょう。
“襟の大きさ”をどう活かすかが課題
防寒性と使いやすさもあるアウターですが、1つ気になるところもあります。
この特徴的な襟の大きさをどう活かすかということです。
https://zozo.jp/sp/shop/ships/goods/22242174/?did=64365008
バブアーは襟が小さめでスッキリした印象。
ユニクロの襟はニット帽のように太めいリブになっているので、かなり目立つデザインになっているんですね。
アンダーソンコラボはどこかにクセのあるデザインが入ってる服が多いですが、この襟は好みが分かれるところだと思います。
ただ、デタラメに大きくしてるとは思えません。
実際大きめのポケットに横から手を入れたときは、上下のボリュームが合ってバランスが取れてます。襟が小さかったらシルエットに違和感が出ていたと思います。
お直し屋さんに頼んだら襟を小さくできそうですが、まずはいじらず模索してみます。ハイネック・タートルネックを合わせればイケそうですし。
発売当時に試着したときは野暮ったいなぁと感じたアウターですが、あらためて見ると細部まで作り込まれたデザイン。2年経っても魅力的です。
既存のデザインに新しい発想を加えるJWアンダーソンと、日常の使いやすさを追求するユニクロ。
2つのスタイルが絶妙にマッチした高機能アウターだと感じます。ユニクロ ウールブレンドキルティングジャケット