小柄の小松です。今回はアンダーソンコラボで特におすすめしたい洋服について。
毎月のようにコラボアイテムが続くユニクロですが、あまりにも多すぎてどれを買ったらいいか分からないという人も多いはず。
そこで4月に発売されたアンダーソンコラボですが、この注目のコラボのなかで特に見逃せない1着を紹介したいと思います。
ユニクロ×JWアンダーソンのコットンリラックスプルオーバーシャツをレビュー
こちらが今回紹介するユニクロのコットンリラックスプルオーバーシャツ
レディース商品ですが、身長162cmの小松はブルーのMサイズを購入しました。
「レディースなんて着れるの?」と感じる方もいると思います。正直なところ、僕自身もどう着こなそうか悩みながら試着・サイズ選びをしていました。
けれど着こなしのポイントを捉えてしまえば、男性でも使えるトップスに化ける名作といえるのです。
JWアンダーソンは予想の斜め上をいくコラボ
ユニクロはたくさんの有名人・デザイナーとコラボしてますが、特に注目を浴びてるのはユニクロU、+J、JWアンダーソンの3つ。
どれも海外の超有名デザイナーとのビッグコラボなわけですが、実は個人的に1番オススメしたいのが今回のアンダーソンコラボです。
「ユニクロの洋服を着るといつも似たような服装になってしまう」
そんなスランプを抱えてる人がまったく新しいアプローチをするためには、アンダーソンコラボがもってこいだと言えるんですね。
たとえばユニクロUは3大コラボでは最も長く続いてるシリーズですが、売られる洋服の”型”がある程度見えてしまうことがあります。
よく見ると毎回マイナーチェンジを繰り返してるんですが、Tシャツ・パーカー・コートなど、一度定番の形になると似たようなパターンが続いたりする。
もちろん「これからオシャレになりたい人」にはピッタリだし、服好きにもオススメできるものばかりです。
けれどずっとユニクロの服を追いかけてる人からすると”ちょっと物足りない”と感じたりもするでしょう。
そして最近話題の+J。
値段も他のコラボより少し高く、1点1点にかなりクオリティの高さを感じるシリーズ。実際僕もシャツ類はかなり気に入っていてよく着ています。
で、2020年秋冬に待望の復活を遂げてから2回コラボが続いてますが、こちらも少し傾向が固まってきてるように思います。
シャツはジャストフィットorオーバーサイズ。コートやTシャツなども基本的にシンプルなものが多め。
カッコイイのは間違いないですが、この傾向が続くとしたら僕らユーザー側が”慣れ”を感じてしまう可能性もあるはずです。
それに対してアンダーソンコラボは、毎回まったく予想してなかった洋服が出てくることが多い。
どこかに特徴的なデザインが入っていたり、実際に着てみると通販サイトの画像からは見えない驚きがあったり。
そもそもユニクロUと+Jは定番品を作ろうとする傾向がありますが、アンダーソンコラボは定番品の印象があまりない。柄やカラフルな靴下が多いくらいでしょうか。
つまりアンダーソンコラボは他と比べて”型”がなく、新鮮なデザインの洋服に出会う確率が高いのです。
「スタイルがないというスタイル」
それこそがアンダーソンコラボ最大の魅力といっていいでしょう。
ほどよくクセのあるボートネック
そんな中でまずオススメしたいのが今回のプルオーバーシャツ。プルオーバーとは”かぶって着る洋服”のことです。
まず特徴的なのは、なんといっても首まわり。
ボートネックという襟が横に開いた形になっていますが、襟まわりが目立つデザインになっています。
普通のボートネックと比べるとこんな感じ。
襟に高さがあるように見え、離れた位置に縫い目が付いてるので、ここだけでもインパクトがある仕様です。
もう1つ目立つのは腰回りのポケットです。
横幅も広めですが、縦に伸びた大型のポケット。
フチはジーンズのような金色の糸で縫ってあり、それ以外はグレーの糸。ちょっと珍しい配色ですよね。
白でもなく、同色のブルーでもない。やや色味の違うグレーを使うことでほどよく目立ち、光沢があるようにも見える。
この匙加減はまさに絶妙のひと言。
そして左ポケットにはJWアンダーソンのロゴが付き。アンダーソンコラボではよく見られるデザインです。
アクセントを入れつつ、なんともいえない不思議な魅力を感じさせてくれます。
そしてこのシャツは襟やポケットだけでなく、袖まわりも特殊。
7部袖という半端な丈になってるのもそうですが、襟と同じく離れた位置に縫い目があり、幅も広め。
ボタンが付いてるわけじゃないので、ある程度まくってしまってもOKです。
腕の短い僕が普通に着るとかなり中途半端な丈でしたが、調整ができるのでお好みの長さにアレンジすることが可能です。
商品名に”リラックス”と書いてありますが、その名の通り身幅は結構広め。
逆に着丈は短めですが、後ろが短くて前が長い仕様。これは女性の服でよく見られるパターンです。
僕はレディース服だとLやXLサイズ以上を選ぶことが多いですが、このシャツはMサイズで問題なし。
あまりに着丈が短いと腰位置が見えて体型がバレやすいですが、思ったほど丈は短くありません。
サイズを上げすぎると横幅がダボってしたり、襟まわりが開きすぎてしまいます。
なので特に首まわりがほどよく開くサイズを選ぶのがカギになるでしょう。
オマケですが、襟の内側には左右に長いヒモが付いていました。
なんとなく活かせそうな気はしますが、このヒモは普通に内側にしまっておくだけで問題ないかと思います。
生地は綿100%。
ブルーの糸と反対向きに白糸が使われていて、色むらのある立体的な風合いがあります。
サラッとした軽さがあるので、着心地は抜群。春終わりから夏にかけて活躍してくれるでしょう。
公式では説明されてませんが”シャンブレー”と呼ばれる生地に近いです。
✴︎洗濯前後の伸び縮みに関しては確認してから追記する予定です。
メンズは2つのコツをおさえればOK
ところで今回はレディース服を紹介してますが、これを男性が着るときは2つのポイントを意識するのがベターかと思います。
サイズが合ったとしても、あくまでレディース服。
なので男性が普通に着るだけでは違和感が強くなる可能性が高いのです。
まず1つ目は”肌着選び”。
襟が大胆に開いたボートネックなので、おそらくどう頑張っても肌着は隠せない。
そこで肌着の見え方が重要になってくるんですが、簡単なのは襟が低いものを合わせてあげること。
クルーネックでもVネックでもいいですが、肌着が横からだけ見えるような形を選ぶのがベターかと思います。
ベージュだといかにも肌着といった印象が出ますが、白Tシャツならそこまで違和感は出ないかと思います。
色味によりますが、肌着もブルー系にして統一感を出すという方法もアリでしょう。
もう1つは”顔まわりのボリューム”です。
公式ページの着用画像を見るとわかりますが、モデルさんの髪は長くて明るめ。これは襟まわりのボリュームに合わせるためだと思われます。
ちょっと感覚的な表現ですが、黒髪短髪の男性だと襟のボリュームに負けてしまうんですね。
なのでハットをかぶって顔まわりにボリュームを出しています。
ハットは抵抗がある人も多いかもしれませんが、こうすればシャツの襟だけが悪目立ちするのを防ぎやすい。
実際アンダーソンコラボでは帽子類がたくさん出ています。他のブランドでもOKですが、黒髪短髪の男性は帽子をかぶるほうがバランスを取りやすいはずです。
・JWアンダーソンは斬新なデザインが多い
・ほどよくクセのあるボートネック
・メンズは襟と顔まわりにコツが必要
オンラインストアではこの色が猛スピードで売り切れましたが、店舗にはまだ在庫があるはず。おそらく狙ってる人がかなり多いアイテムだと思われます。
ありそうでない絶妙なシャツ。気になる方は急いでチェックしてみてください。ユニクロ コットンリラックスプルオーバーシャツ