小柄の小松です。今回は普段着でウォレットチェーンを使うときの考え方について。
財布を落とさないためという機能的な意味がありながら、「ジャラジャラしてる、ダサい」など何かとマイナスな印象が強いウォレットチェーン。
僕自身もあまり使わなくなってましたが、洋服の着こなしではこれを使うことで得られるメリットもいくつか存在します。
今回の考え方を知っていると、どんなときにウォレットチェーンを使えばいいかヒントが見えてくると思います。
ウォレットチェーンをメンズコーデで使う意味【メリット・デメリットを紹介】
ということでウォレットチェーンを使った着こなし提案です。
下記に使用アイテムを載せてますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
soe:ウォレットパールチェーン
GU:ワイドフィットコンビスウェット(XS)
ユニクロ+J:スーピマモックネックT(XS)
MR.OLIVE:スタプレストレートパンツ(S)
Danner:トレイルフィールド(6h)
アニアリ:レザートートバッグ
シルバーレイククラブ:革巾着ポーチ
LOEWE:スラップレザーブレスレット(スモール)
amp japan:イヤーカフ
Paul Smith:ブルーレンズサングラス
この着こなしで気を付けたポイントを書いていきます。
着こなしにストリート要素を足せる
見出しの通りですが、ウォレットチェーンを使うと着こなしに”ストリート要素”を加えることができます。
なんとなくルーズでラフな印象があるのがストリートファッション。
こう表現すると何だかザックリしていますが、そのルーズさを強調するうえでウォレットチェーンが使われることが結構多いのです。
https://zozo.jp/sp/coordinate/?cdid=12466843
たとえばこういった着こなし。
色味をおさえたシャツ・スラックスの服装ですが、長めのウォレットチェーンを使うことで下半身にルーズな印象がプラスされています。
上の着こなしでウォレットチェーンがなかったら、着こなしの華やかさがだいぶ変わるのがわかるはず。
以前はダボダボなジーンズ×ウォレットチェーンという組合せが多かったようですが、最近はこのようにスラックスに合わせるパターンが浸透してきてるようです。
https://www.fashion-press.net/collections/gallery/28381/488657
2017年秋冬に話題となったルイヴィトン×シュプリームのコラボもその1つ。
ジャケット・シャツ・スラックスなどスーツ要素のある服を、緩いサイズ・着崩し・ウォレットチェーンなどでラフな街着に調整しています。
実際ストリート色の強い日本のブランドでも、スラックス×ウォレットチェーンの組合せを提案するところが多いように感じます。
さらにおもしろいのは、スラックス自体がフォーマルなものでもウォレットチェーンで印象が変わるということ。
今回使ってるスラックスは、もともとシンプルなダブルジャケットとセットで売っているもの。
そこにウォレットチェーンを加えるとルーズな印象が強くなり、スラックスにストリート要素を加えることに繋がります。
つまりストリートブランドのスラックスを買わなくても、手持ちのパンツでそれに近い雰囲気を出すことができる。
ここではサングラスも使ってますが、こんなふうに小物を使えばアイテムの元の印象を変えられるということです。
ウォレットチェーン自体は好みが分かれるアイテムですが、洋服の着こなしに幅を持たせてくれるという意味ではメリットが大きいアクセサリーといえるんですね。
スタイルを良く見せる効果アリ
さらにウォレットチェーンを使うとスタイルの悪さを誤魔かすことにも繋がります。
ウォレットチェーンは腰から垂らす使い方が多いですが、こうすると腰位置が通常より上にあるように感じられる。
つまり脚長効果が高くなるので、通常よりスタイルを良く見せることができるんですね。
これは”シャツの重ね着”と近い理屈ですね。
上下の服の色が違うと脚の長さがバレやすいですが、間にシャツを挟むと自然と腰位置が高く見える。
それは上下の服が近い色でも同じ効果がプラスできます。
ここでは着丈の短いスウェットを着てます。
身幅が広めなのでそのままでも体型はバレにくいんですが、ウォレットチェーンを使って腰位置を誤魔化すことで、さらにスタイルの悪さを目立たなくできる。
もともと派手な色・柄の少ないシンプルな服装ですが、目立つウォレットチェーンを加えることで地味な印象が出ないよう調整もできる。
裾まわりのアクセントというのは結構重要なポイントの1つです。
たとえば上下黒ベースの着こなしならもっとわかりやすいはず。この服装は裾のシャツがなければかなり地味な印象が出ますよね?
ウォレットチェーンも洋服の重ね着と同じように、体型隠し・着こなしのアクセント両方のメリットがある。
なので体型コンプレックスがあったり、無地・シンプルな洋服が好きな人ほど効果的なアクセサリーといえるんですね。
キメすぎにならない選び方とは?
ただし繰り返しになりますが、ウォレットチェーンは好き嫌いが分かれる典型的なアイテム。
同じ服好きの間では受け入れてもらいやすいですが、そうでない人からするとキメすぎな印象が出やすい。
なので時・場所・場面、つまりTPO次第では使うのを避けたほうが無難といえるでしょう。
そもそも自分の中で抵抗があるという方もいると思いますが、選び方を工夫すればその抵抗感は消えるのではないかと感じます。
たとえば僕の持ってるアイテムはウォレット”パール”チェーンです。
通常のチェーンに真鍮のネックレスが合わさったものなんですが、ウォレットチェーンに抵抗があった僕でも不思議と使うことができました。
他にもチェーン自体を短めにする、目立たない色合いにするなど、ウォレットチェーンといってもいろんなデザインがあります。
どれを使っても他人からしたら”同じウォレットチェーン”に見えるかもしれませんが、自分のなかでの抵抗はだいぶ緩和できるはず。
TPOを考えるという点は変わらないですが、着こなしのバリエーションを広げるという意味ではおもしろいアイテム。
万人ウケを目指す人にはおすすめできないですが、そうでなければ一度はチャレンジしてみても良いのではないかと思います。
ということで今回のポイントは…
・着こなしにストリート要素を足せる
・スタイルを良く見せる効果アリ
・キメすぎにならないデザインを選ぶ
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。