小柄の小松です。今回はパンツにクッションを入れる着こなしについてです。
足首を見せて穿くアンクルパンツがすっかり浸透してきましたが、その反動でオシャレな人たちは足元に”クッション”を入れた着こなしをすることが増えています。
「スタイルが悪く見えそうで不安」という方も多いと思いますが、いくつかポイントをおさえれば比較的ラクに着こなすことができます。
今回の考え方を知っていると、パンツ選びの使い方・選択肢にバリエーションが増やせると思います。
ワイドパンツの裾にクッションがあると似合わない?【革靴ならOK】
ということで裾にクッションを付けたワイドパンツの着こなし提案です。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロ×イネス:3Dジャカードセーター(XL)
ユニクロU:スーピマコットンT(M)
ユニクロU:スウェットパンツ(XS)
TOSS:コンラッドレザースニーカー(25cm)
ランバンオンブルー:A4レザークラッチ
amp japan:オーバーラップリング
agnes b.:バケットハット
JINS:ファインフィットシートチタン
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
クッションを入れるときのポイントとは?
結論からいうと、パンツにクッションを付けるときは”1クッション”が目安になります。
アンクル丈は足元をスッキリ見せてくれますが、クッションがあるとどうしてもダラしない印象が増してしまうもの。
けれどクッションがあれば着こなしに変化を付けることができる。1クッションにすれば大人っぽさと変化を両立することができるんですね。
今回は足元に絞りがあるスウェットパンツを使ってますが、靴にかぶさるギリギリの丈で穿いています。
これ以上裾が長いとかなりダボっとした印象が強くなりますが、腰位置を上にして裾丈を調整すれば1クッション程度におさえることができるんですね。
ただしクッションを入れるときはなるべく大人っぽいパンツを選ぶのが簡単です。
今回のスウェットパンツはスラックスなどと比べてかなり子どもっぽいアイテムですが、色をブラックにすることでなるべく大人っぽさが残るようにしています。
逆に黒以外でクッションを付けるときは、なるべく大人っぽさのあるパンツを選ぶのがベター。
上だと光沢のあるレーヨンが入ったスラックスを使ってます。これなら少し色が明るくても大人っぽさをキープしやすくなります。
パンツの裾は1クッション。まずはこれを基準にするのが簡単です。
革靴はツヤ・デザインで選ぶ
次に重要なのは合わせる靴ですが、結論からいうとツヤのある素材を選ぶのがベター。
繰り返しになりますがパンツにクッションがあると子どもっぽい印象が加速してしまうもの。
足元にスーツ要素の強い靴を選べば、クッションの子どもっぽさを少し和らげることができます。
今回の場合は足元にレザースニーカーを合わせてます。
しかも普通のレザーではなく、光沢が強いレザー。こうすることでスウェットの子どもっぽさが目立たないよう工夫しました。
「だったら革靴のほうがいいんじゃないの?」という話ですが、スニーカーにしたのは足元に装飾がある靴がベターだったから。
今回のスウェットは裾が絞ってあるワイドパンツ型。少しデザインにクセがある服です。
シンプルな革靴だとパンツとのつなぎ目がおかしくなったので、同じようにデザイン性が高いスニーカーを使うことでどちらか一方が悪目立ちしないよう調整しています。
とはいえレザー素材でも足元がスニーカーだと子どもっぽさが残るのは事実。
そこでレザーのクラッチバッグを合わせることで、大人っぽさが強くなるようにしています。
クラッチバッグは他のバッグよりもスーツ要素が出やすいアイテム。
こんなふうに小物を使って大胆にスーツ要素を足すというのも結構効果的なアプローチといえるでしょう。
子どもっぽければバケットハットをかぶる
パンツ・靴・バッグ選びに気をつければほとんど問題ないですが、それでも違和感があるときはハットを足してあげると良いです。
ハットはもともとジャケットの着こなしに使われていたアイテムで、かぶると大人っぽさが強くなるもの。
パンツの子どもっぽさが消えないと感じたら、ハットをかぶってバランス調整すると上手くいくことが多いんですね。
ウールハットだとキメすぎな印象になりやすいですが、今回はバケットハットを合わせてます。
バケットハットはもともとスポーツ用ですが、黒を選べばウールハットの印象に近づきます。つまり着こなしにほどよく大人っぽさを足せるということ。
しかもハットをかぶれば視線が上半身に向くので、パンツのクッションがより目立たなくなります。
ほどよいスーツ要素と視線誘導。バケットハットも少しずつ使う人が増えてきてまず、この2つを同時に叶えてくれるという点で結構便利なアイテムといえるでしょう。
ということで今回のポイントは…
・裾は「1クッション」を目安にする
・革靴はツヤとデザインで選ぶ
・子どもっぽいときはハットやバッグで調整
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。