小柄の小松です。今回は季節を問わず活躍する黒バッグについて。
バッグは小さいものから大きいものまで様々ですが、春夏と秋冬どちらでも使えるようなサイズとなると意外選択肢が限られるもの。
そこで大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズのバッグを紹介。
いろんな使い方ができる汎用性の高いアイテムとなってます。
KAIKOの3wayヘルメットバッグをレビュー【服好きに人気な理由とは?】
こちらが今回紹介するKAIKOのヘルメット3wayショルダーバック
カラー展開は黒のみ。素材はナイロンとテンセル素材の2種類がありますが、レザー見えするテンセルver.を購入しました。
デザインを凝縮したミリタリーバッグ
まずは基本的なデザインから見ていきますが、こちらは”ヘルメットバッグ”をベースとしています。
ヘルメットバッグはもともと米軍で使われていたアイテム。
いわゆる”ミリタリー”の括りに入りますが、そのデザインを少し削ぎ落としたのが今回のバッグ。
https://www.yoshidakaban.com/sp/product/105452.html
ヘルメットバッグというと日本の老舗ブランドのPORTER(吉田カバン)が有名かと思います。
正面のダブルポケット、小さな持ち手、肩掛けできるストラップなど、必要最低限のデザインをギュッと凝縮した、男性に人気なバッグの1つです。
ヘルメットや酸素マスクなどを入れるために作られたとされるバッグですが、それゆえ一般的なヘルメットバッグは大きいサイズが多め。
KAIKOもそれをモチーフとしてるわけですが、一般的なヘルメットバッグより大人びた印象があるモデル。
ブランドタグやリングなどを極力減らし、ジップもボディと同色の黒に。
もともとシンプルなミリタリーアイテムですが、パーツや色の切り替えを削ぎ通し、スーツのような大人っぽさをさらに強めたバッグといえます。
また、サイズは縦横28×25cmと小ぶり。
春夏はなるべく身軽でいたいので小さいバッグを持ちたいですが、小さすぎると収納力も着こなしのバランスも取りづらかったりします。
このサイズなら適度にボリュームがあり、秋冬にコートと合わせても浮かない存在感がある。
最近のバッグは極端に大きいor小さいというのがトレンドのようですが、その流れとは少し違った”中間サイズ”のバッグに仕上がっています。
正面のダブルポケットは裏側についたボタンで留められる仕様。
モノを入れると取り出しにくいので、ここはあくまで”デザイン”として捉えるのがいいでしょう。
そして内側には小さなポケットとジップポケットの2つ。
手前の剥き出しポケットはかなり小さめ。ジップポケットもiPhoneX・XSだとギリギリ入る高さになってます。
KAIKOの小物は収納力より見た目の美しさを優先する傾向がありますが、今回もまさに必要最低限のデザインに留めたバッグ。
バンバン荷物を入れたい人にとっては物足りないかもしれませんが、ウエストポーチとかより収納力があるので、特に春夏ではそこまで問題ないはず。
パッと見ただけで高級さが伝わるミニマルさはとても魅力的です。
3wayの秘密はショルダー・リングにあり
商品名に3wayと書かれてますが、その秘密はリングとショルダーストラップにあります。
普通のヘルメットバッグは両サイドにリングが付いているものでますが、KAIKOは3ヶ所にリングが付いた変則的な形。
実はここに”KAIKOらしさ”がギュッと詰まっているのです。
ストラップを中央にまとめて垂らしたり、斜めに付けたりと、角度を自由に変えられる仕様。
特にリングを2つ使うと左右非対称になるので、普通のバッグとは違った見え方になるのがおもしろい。
ストラップは取り外しが可能ですが、先端はクルクルと回転できるつくり。
なのでストラップが絡まったりする心配もありません。
バッグ自体は小ぶりですが、ストラップが長いのでややボリュームを感じさせる形に。
持ち手は短めなので、身長が低くても引きずらない高さにおさまってくれます。
普通に持つだけでも十分ですが、ストラップが長さ調整できるので「バッグの斜めがけ」などもOK。
リングの配置が三角形の頂点のようになってることで、斜めがけしたときに身体に沿うようなシルエットになってくれる。
海外コレクションなどでもバッグを肩がけする着こなしが増えていますが、そういった着こなしに対応できるような形に調整してるんですね。
古いものことを懐かしみ
よしあしを改めて考え
邂り逅うものこと
こちらはKAIKOのコンセプト。
誰もが知ってるような定番のアイテムを、新しい角度で現代的にアップデートする。
KAIKOの小物は毎回その発想に驚かされることが多いですが、今回もシンプルながら工夫が詰まったアイテムだといえるでしょう。
レザー見えする高級感
形だけでなく、使われてる素材からも高級感を感じます。
マイクロファイバーという素材が使われているらしいですが、これはいわゆる”合皮”のこと。
合皮は本革に劣るというイメージがあるかもしれませんが、全く見劣りしない風合いがあります。
デコボコとした表情のある素材。洋服界隈では”シボ感”なんて呼ばれ方もしますね。
ツルっとしたストラップと素材が切り替わることで、真っ黒なバッグでもメリハリ・奥行きが出てくれます。
市場のヘルメットバッグはナイロン素材が多いですが、レザータッチにすることでスーツのような大人っぽさをプラス。
本革と比べると雨に強いので、天気に関係なくガシガシ使えるのもメリットの1つです。
僕は持ち手にポーチなどを付けて使ってますが、レザー見えする素材のおかげで、着こなしに大人っぽさをプラスしてくれます。
無造作に垂らしたストラップがアクセントになってくれるので、シンプルな着こなしでも地味に見えにくいというメリハリあり。
ZOZO・公式サイトどちらでも売ってますが、一時は人気すぎてZOZOで完売。公式で予約受付状態が続きましたが、いまでは再入荷してどちらでも取り扱っています。
KAIKOのバッグはトレンドを見越して長く使えるようなデザインが多め。服好きからも根強い人気があります。
ミリタリーという男性的な括りでありながら、そこに品のある佇まいが感じられる。個人的には持っていて損はないアイテムだと思います。
・コンパクトにまとめたミリタリーバッグ
・3wayの秘密はショルダーにあり
・レザー見えする高級感
あくまで提案ですので悪しからず。
ぜひ購入を検討してみてください。KAIKO ヘルメット3wayショルダーバック