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メンズファッションのバッグの色・選び方【初心者は”黒”を複数買う】

小柄の小松です。今回は男性の普段着用バッグの選び方について。

ユニクロから専門メーカーまで、バッグはいろんなブランドで買うことができますが、どこで何を買えばいいのか迷ってしまう人も多いはず。

そこで今回はバッグ選びの基本的な方針について書きます。

メンズファッションのバッグの色・選び方【初心者は黒を複数買う】

ということでバッグの選び方についてですが、結論からいうと初心者は”黒いバッグ”を集めてみてください。

「黒バッグは1つ持ってるからOK」となりがちですが、実は黒いバッグのバリエーションが増えたほうが何かと便利なことが多いのです。

洋服の着こなしはどこを明るくするのが簡単か?

洋服の着こなしを地味に見せない方法はいくつかありますが、その1つが「どこかに明るい色を使う」ということ。

全身黒だと地味な印象が出やすいので、どこか1ヶ所は明るい色を使ったほうがバランスが取りやすいのです。

ではどこを明るくすればいいかという話ですが、その選択肢はかなり多め。

・トップス
・パンツ
・靴
・ソックス
・バッグ
・その他小物

あげだすとキリがないですね。

ところでこの中で1番簡単に明るさをプラスできるのは”トップス”です。

基本的にパンツや靴は印象を”整えてくれるもの”ですが、逆にトップスは印象を”変えてくれるもの”として重宝します。

たとえばこんな感じですね。

上半身を明るくし、下半身を暗い色に抑えることでメリハリをつくる。

シンプルな組合せですが、これほど分かりやすい考え方はないでしょう。

そうすると、他のアイテムは暗い色を中心にしたほうがバランスが取りやすいということになります。

そこでバッグの話に戻りますが、基本的にトップスでアクセントを付けられるならバッグは黒で問題ありません。

むしろトップスとバッグ両方が明るかったらゴチャゴチャした印象が出やすく、着こなしのハードルが高くなってしまう。

もちろん明るいバッグを使うのがNGというわけではありません。

けれどよりシンプルに着こなしを考えるなら、バッグを黒に”固定”したほうが便利ということです。

ちょっとアクセントが足りないと思ったら、バッグに小物を足せばいいだけです。

小物は1000円前後でも買えたりします。使いどころが限られる派手なバッグにお金をかけるより、明るい小物を1点使ったほうがお財布にも優しい。

僕自身、ほとんどの着こなしで黒のバッグを使ってますが、あまり困ることがないです。

むしろ明るいバッグを持っていることで、かえってバランスが悪い着こなしをすることが多かった。

着こなしの引き出しをたくさん持ってる人なら大丈夫だと思いますが、慣れないうちはバッグを黒に統一したほうが簡単といえるでしょう。

“黒の違い”を知ると洋服に詳しくなる

「でも黒バッグなんてほとんど同じでしょ?」と感じる方も多いと思います。

僕自身もそう思っていましたが、黒バッグといってもいろんな種類があります。

デザイン・大きさ・素材など、同じ黒でも見え方はすべて違う。

その”違い”を知れば知るほど、バランスの取り方が上がっていくんですね。

たとえばこの2つのバッグ。

大きさが違うのは見ての通りですが、デザインも違いますよね?

左のほうが小ぶりですが、ポケットが2つ付いていたりストラップの垂れ方が不規則だったりします。

つまり”デザイン”でいうと左のバッグのほうが装飾が強く、ラフな印象があるということになります。

デザイン・大きさはわかりやすいですが、もう1う重要なのは”素材”です。

たとえばレザーバッグは革靴・ブリーフケースのようなスーツ要素が強く、特に大人びた印象のあるバッグ。

つまりスウェット・ニット帽などラフな服が多くても、レザーバッグを持てば大人っぽさをキープできる。

もう少しくだけた印象にしたければレザー以外を選ぶ必要がありますが、レザーバッグを持っていれば洋服の選択肢がかなり増やせるようになるんですね。

逆に洋服の組合せが大人っぽいときは、ナイロン素材などが活躍します。

この着こなしは色数が増えてますが、コート・セーター・スラックスなどスーツ要素の強い服が中心。

あまりにスーツ要素が強いと普段着っぽさが減るので、ナイロンバッグを使って少しだけラフになるよう調整しています。

もしここで大きいレザーバッグを使ったら、結構キメすぎな服装になってしまうわけです。

単純に”大きさ”でバッグを選ぶときもあります。

たとえばこの着こなしは上半身に目立つ服・小物が多いですが、そうすると下半身のボリュームが足りずチグハグな印象が出てしまう。

そこで大きめなリュックを手持ちすることで、上下のボリュームが均等になるよう調整しました。

ここで小さいバッグを持つと「なんか上半身だけ大きくて変だな…」と感じる服装になってしまう。

デザイン・大きさ・素材が違うと、それぞれの印象が変わってきます。

そこに”色”という4つ目の要素が入ると、どれが大人っぽいか比較するのが難しくなってしまう。なので黒バッグに統一したほうが最適なバランスを考えやすいのです。

これはバッグだけでなく、洋服でも同じことがいえます。同じ黒いパンツでも特徴や使い所はすべて変わってきます。

派手なバッグを持ってる人が羨ましくなることもあると思いますが、まずは黒バッグに絞ることでアイテムの違いを知るのが近道といえるでしょう。

バッグ選びにトレンドは関係ないのか?

ところで洋服にはその時々でトレンドがありますが、バッグにもトレンドはあるのでしょうか?

結論からいうとバッグにもトレンドはあります。

けれどトレンドに合わない=使えないとは限りません。あくまで着こなし次第です。

たとえばバッグのトレンドが「極端に大きいor小さい」だったとします。

その点で見るとこのクラッチバッグは中途半端な大きさのアイテムになりますが、着こなしのバランスが整っていれば使っても問題ありません。

子どもっぽいパーカー×適度に緩いスラックス。その着こなしに大人っぽく見えるクラッチバッグを合わせるのは自然な発想なはず。

もちろん今のトレンドに合うバッグを使ったほうが便利なのは事実です。

たとえばミリタリー(軍用品)の服が流行っていれば、その要素があるバッグがカッコよく見えたりします。

ただそればかりを優先すると、すぐにバッグを買い足すなんてことになりやすい。

男性のバッグは良品を探すと高いものが多いですが、トレンドが変わるたびに増やすのはお財布に厳しいですよね?

けれどトレンドはバッグだけで再現するものじゃありません。

コート・ジャケットなどかっちりした服装が流行っていれば、それを基準にした服装をすればいい。

バッグはその着こなしのバランスを調整するために選べばいい。

バッグそのものがトレンドに合ってなくても、他の服がトレンドを押さえていれば古くささは感じにくいでしょう。

なのでバッグに関してはトレンドを知っているだけで十分ではないかと思います、

“一生もの”という保証はできませんが、ある程度なら着こなしでカバーできる。

なので自分の体型や好みに合う黒バッグを買い、それらをトレンドに合わせて使い分けるorアレンジしてあげればいいでしょう。

ということで今回のポイントは…

・バッグは着こなしの調整役として使う
・”黒の違い”を知ると洋服に詳しくなれる
・バッグのトレンドは知ってるだけでいい

あくまで提案ですので悪しからず。

ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。

 

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