低身長

低身長男子のファッションのポイント①「デザインの密度」

InstagramやWEARなど、参考になる着こなしはファッション雑誌を買わなくてもネットでいくらでも見つけることができます。

ただ、ネットで見つけた着こなしをそのままマネしても上手くいかないことがあります。低身長男子だとその難易度はさらに上がります。

そんな身長が低い男性のファッションには大きくわけて3つのポイントがあります。今回触れるのはそのうちの1つ「デザインの密度」についてです。

洋服の着こなし・選び方、どちらにも応用が効く考え方なので、最後まで読み進めて参考にしてもらえればと思います。

デザインの密度とは「装飾の数」のこと

いきなりデザインの密度と書いてもピンとこないと思いますが、簡単にいうとポケットやボタンなど装飾の数のことを指します。

たとえば上の画像のマウンテンパーカー。通常のスウェットパーカーと比べると、ポケットやボタンなどの装飾が多く目立ちます。これがデザインの密度が高いアイテムです。

デザインの密度が高いと、着こなし全体で見たときに地味にならず、立体的な服装をつくることができます。

たとえばこのトートバッグ。ブランドのロゴ・ポケット・ショルダーの金属など、黒いバッグのなかに適度に装飾があるため、これも密度の高いデザインです。

こちらはグレーのトートバッグ。無地のグレーだとノッペリとした印象を与えてしまいますが、大きなロゴとボタンがあることでデザインの密度を高めています。

こういったアイテムを集めて着こなしの情報を濃くすること。低身長男子は普通の男性よりこの考え方が重要になってきます。

たとえばこういったシンプルな着こなし。どちらもTシャツ・細身のパンツ・スニーカーの組合せですが、アイテムの合わせ方は全く違います。

左は無地Tシャツ・シンプルなデニム・スリッポン。右はポケットTシャツ・センタープレスのスラックス・スニーカー。左より右のほうが密度の高いアイテムを組合わせています。

左のシンプルな着こなしでも問題はないのですが、情報量の多い右の着こなしのほうがメリハリが出るので、全体で立体感を与えることができるのです。

トップスの密度

上で書いたデザインの密度についてトップス・パンツ・靴順に説明していきます。まずはTシャツからです。

これはユニクロのスーピマコットンTシャツ。襟も細身で特にデザインがあるわけでもないシンプルな無地Tです。

一方でこちらがヘインズのポケットTシャツ。ポケットが装飾となっていて、襟には厚みと高さがあります。同じTシャツでもポケットTのほうが情報量が多いのです。

✳︎ただし、襟が高いと顔が大きく見えやすいというデメリットがあります。それは別記事で紹介しています。

情報量という点で上の着こなしを見比べてみてください。右のほうがTシャツに存在感があり、全体で見たときに立体的な着こなしになっています。

無地Tシャツのほうがスッキリとしたデザインで大人っぽいのは間違いないのですが、コーディネート全体で考えるときにはラフなポケットTのほうが良い場合があるのです。

今度はコートで比べてみます。上はステンカラーコート、下はトレンチコートです。

襟の大きさ・ボタンなどの装飾の量という点で見ると、トレンチコートのほうが密度の高いデザインです。

トレンチコートのほうがオシャレ、とは一概には言えませんが、こういったデザインの違いが、着こなし全体でみたときに大きな変化に繋がってくるのです。

パンツの密度

続いてはパンツ。細身のパンツ2本を見比べてみます。

上の画像は黒のスキニーデニム。脚にぴったりフィットするパンツで、特に目立つ装飾はありません。

一方こちらはスラックス。

スキニーと比べるとモモから裾にかけて細くセンタープレスが入っているので、よりデザインの密度が高いアイテムです。

スキニーとスラックスの見え方の違いを比べてみてください。スラックスのほうが情報量が多く、Tシャツのときと同じく立体感があります。

また、ラフなTシャツ+スーツ要素の強いスラックスという真逆なアイテムでバランスをとることで、メリハリもつけてもいます。

これにコートやジャケットなどのアウターが加わるとさらに細かい変化がでてくるようになるのです。

靴の密度

最後は靴について。トップスとパンツについて説明してきましたが、実は変化が最もわかりやすいのが靴です。

こちらはユニクロのスリッポン。革靴のような細身のフォルムで、靴紐などがないスッキリしたデザインです。

一方でこちらはコンバースのスニーカー。

靴紐や先端のパーツなど、スリッポンと比べると装飾が多く、スニーカーらしい丸みもあります。

2つの着こなしを靴に焦点を当てて比べてみてください。右のスニーカーのほうが足元が立体的だと感じるはずです。

逆に左のスリッポンは革靴に近すぎるスーツ要素の強すぎるアイテムなので、仕事用の靴を普段着と合わせている休日のお父さんの印象に近づいてしまうのです。

ごちゃついたデザインよりもシンプルなもののほうが大人びた印象を与えるのは間違いありませんが、あまりにも革靴ライクなアイテムは着まわしが難しくなってしまいます。

特に靴を選ぶときは、スニーカーのように普段着のイメージを残しつつ、色数や素材選びなどで大人っぽさをキープするほうがより使いやすいということです。

もちろん情報量の多いアイテムだけで組み合わせれば絶対にオシャレ、とは限りません。どこか違和感があると思ったときに、この考え方を部分的に使えばいいだけです。

低身長男子のポイントの1つ、デザインの密度。洋服を買うとき、着こなしを考えるときは、地味・違和感のない適度な情報量のあるアイテムを使うようにしてみてください。