小柄の小松です。今回は夏のバケットハットの合わせ方について。
夏用のハットは暑さや日焼け対策として便利なアイテムですが、キャップ・ニット帽などと比べると目立つので着こなしが難しいと感じる方も多いと思います。
僕自身も身長が低くて顔が大きいのでかなり苦戦中ですが、大きな失敗を防ぐ方法が少しずつ見えてきたので紹介します。
今回の考え方は低身長・面長・黒髪短髪な男性ほど参考になるかと思います。
バケットハットコーデが似合わないメンズの解決策【髪型は黒髪・短髪でもOK】
ということでバケットハットを夏に使う着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロU:オーバーサイズクルーネックT(M)
ユニクロ:コットンノースリーブT(XL)
PUBLIC TOKYO:ノットフェードデニムタックパンツ(1)
ヘンリー&ヘンリー:エナメルタッセルサンダル(39)
ユニクロU:ナイロントートバッグ
agnes b.:バケットハット
JINS:ファインフィットシートチタン
assaisoner.:グラスコード
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
黒髪・短髪・面長な男性だと難しい理由
これはバケットハットに限らず帽子全般にいえることですが、横幅のあるハットは黒髪・短髪・面長だとハードルが高め。
ハットはニット帽やキャップと比べるとボリュームがありますが、顔が帽子のボリュームに負けていると帽子だけが悪目立ちしやすくなるからです。
夏ではないですが、こちらはハットを使った写真。
このときはハットのボリュームに負けないようパーカーを着ていますが、顔の部分だけ見るとハットに負けているように見えないでしょうか?
よく言う「服に着られてる」ような状態になっていました。
http://store.14plus.jp/ichiyon_hat_pedia/coordinate_choice_hat/
逆に茶髪・長髪・顔が小さいという人がかぶると、比較的簡単に使いこなせるという印象があります。
顔まわりの装飾が多いとハット単体が目立ちにくくバランスが取りやすい。つまりハットは女性のほうが似合いやすいと考えられるんですね。
https://gamp.ameblo.jp/maxim-hat/entry-12287731207.html
男性の場合、身長が高ければハットの悪目立ちをカバーしてくれるわけですが、さらにいうと”ヒゲ”の有り無しも影響してると思われます。
黒髪・短髪でも顎や口元にヒゲがあればボリュームが出て、ハットとのバランスを取ってくれる。実際帽子ブランドの画像を見ると、ヒゲのある男性モデルさんが結構多め。
ハット類は年齢を重ねた男性ほど似合う印象が強いですが、意外とヒゲの有り無しでも印象は変わってきたりするんですね。
顔まわりとトップスに”ボリューム”を出す
では身長も低く、黒髪・短髪・面長でヒゲも生やさない童顔男性はどうすればいいか?
まずは小物を使い、顔まわりにボリュームを出すことが近道です。
今回の場合は眼鏡+メガネホルダーを使っています。
帽子にメガネという組合せは他の帽子類でも効果的ですが、ここではメガネホルダーも付けてさらに装飾を増やしました。
首からネックレスやカードケースを垂らすという方法も有効ですが、ハットが浮かないよう同色の黒を合わせて統一感を出すのがベターといえるでしょう。
次にトップス選びですが、こちらもなるべくボリュームが出るよう意識するのがポイント。
“ボリューム”といってもいろんなアプローチの仕方があります。たとえば色の明るさ・着丈の長さ・長袖や5部袖を選ぶなどですね。
今回は色の明るさと、着丈の長さを意識。
明るいオレンジのTシャツ、さらに白Tシャツを重ね着してなるべく丈を長く見せるよう工夫しました。
オレンジTシャツは元々5部袖ですが、そのままだとバッグとの距離が近すぎてバランスが悪くなるので、袖を1回だけまくっています。
顔まわりとトップスになるべくボリュームを持たせる。上半身に関してはこれが特に重要かと思います。
黒スラックスよりインディゴデニムのほうが安全?
次に下半身についてですが、長ズボンを合わせるときは黒だと意外と難しいことがありました。
黒いハットはそれ単体でかなり目立つアイテム。そこに黒い長ズボンを合わせると、黒の面積が増えてキメすぎな印象に偏ってしまう。
まだ試行錯誤の段階ですが、おそらくこれも似合わない要素の1つです。
実際に黒スラックスとインディゴデニムを比べてみました。
インディゴデニムを使ったときのほうが色使いが穏やかになり、キメすぎな印象が減りました。左はサングラスをかけていたのでそれも原因だったと思います。
明るい色が多いので子どもっぽくならないか心配でしたが、黒ハットは他の帽子より大人びた印象が強くなるアイテム。帽子以外をラフにしても意外とバランスが取れるようです。
ただしそのぶんバッグや靴は黒で統一しています。
ハットと色を合わせて顔・手先・足先に統一感を出しつつ、光沢のある素材を使うことでなるべく大人びた要素が出るようにしました。
かなり細かい微調整をしていますが、要は”黒”で統一感を出しつつ、全体の面積は抑えめにするというアプローチです。
ということで今回のポイントは…
・顔まわりとトップスにボリュームを出す
・長ズボンは黒だとキメすぎになりやすい
・小物は黒多めがベター
僕自身もまたまだ実験中ですが、ぜひこの考え方を参考にしてみてください。