小柄の小松です。今回は洋服にこだわる人が陥りがちな批判癖について。
洋服やその着こなしに慣れてくると、そうじゃない人を見たときにいろいろと気になってしまうもの。
頭のなかで考えるだけならいいですが、それを態度や口に出してるとしたら、それは歪んできている思います。
おしゃれな人がそうじゃない人をバカにする権利はない【たかが洋服のこと】
タイトル通りですが、自分が少しオシャレになったからって、そうじゃない人をバカにする権利なんてないのではと考えます。
着こなしがオシャレなほうが得することは多いですし、洋服が奥深くて楽しいのは間違いないですが、そこで他人を批判したところでたかが洋服のことだからです。
洋服にこだわらない人を笑うオシャレ男子

他人のファッションを口に出して笑う人なんて一部の人だけでしょ?
そう思う方もいるかもしれませんが、実際は結構いらっしゃいます。僕の知り合いにもいました。
むかし知り合いの男性と古着屋に行ったことがあるんですが、そのとき奇抜な格好をした人とすれ違いました。
で、僕の知人はそれを見て「めっちゃダサい笑」と笑っていたんですね。
すれ違った男性が具体的にどんな服装だったかはあまり覚えていないんですが、確かに万人ウケするかと言われたら微妙な服装だったと思います。
ただそのとき思ったんです。
「確かにオシャレとは言えないかもしれないけど、この人はなんでそれをわざわざ口に出して笑っているんだ?」
「何年かしたら、自分もそんなふうになってしまうんじゃないか?」
そう考えてしまい、その日の洋服屋めぐりは少し違和感が残りました。
にも関わらず、自分もそういう考え方になっていた時期が何度かあった。
その考え方が表に出てしまい、上から見下すようなブログ記事を書いてしまっていたんですね。そんな権利はないはずなのに。
口に出して笑うまでいかなくても、洋服のこだわりが強い人ほどそういう態度が表に出てきやすくなる。
自分が偉そうにしてるなと感じたら、少し考え方を変えてみるキッカケになるのではないかと思います。
“匿名の感想”ば気にしなくてもいい

ネットで記事を読んでいると、NGファッション特集というものに出くわすことがあります。
けれどそういったサイトはたいてい”個人の感想”を集めただけで、絶対的なものじゃありません。
特に多いのが”異性ウケが悪いNGファッション”という記事。女性向けのサイトによく出てきます。
・量産型ファッションってどうかと思う(29歳/商社)
・流行に合ってなくて個性もないから微妙(26歳/営業)
こんな感じのがズラっと並んでたりします。
けどこれって冷静に考えたら単なるその男性の感想でしかありません。AさんとBさんの意見が真逆ということもあります。
しかも普段どんな服装をしてるかわからない人達の意見。妙に上から目線な雰囲気が漂ってることも多いです。
オシャレに見せやすい理屈が載ってるならまだ説得力があります。柄は1点だけにしたほうがいいとか、上下どっちかは細身の服を着たほうがいいとか。
けれどたとえば「合コンにワンピースはあり得ない」とか言われても根拠がわかりません。完全に個人の感想です。別に着たっていいじゃないですか。
ちょっと話がズレてしまった気がしますが、言われる側も、個人の批判的な感想に左右される必要はないと思うんです。
こだわりすぎると逆に引かれる

他人の服装を批判する方は、自分の服に人一倍こだわりが強い傾向があると思いますが、こだわりを主張しすぎると逆にこっちが引かれてしまいます。
普通の人は洋服の細部まで考えないので、「そんな細かいことまでチクチク言ってこなくていいよ」と思われてしまうからです。
だからたとえば相手の服装がオシャレだなと思ったときは「色がまとまっててステキですね!」とかザックリした感想でいい。
相手がかなり服好きだったら別ですが、「〇〇素材のトップスに△△のスニーカーを合わせているし、さらに…」なんて言ったらメンドクサイ人だなと思われてしまうでしょう。
結局のところ、誰かを批判するのも褒めるのも、行き過ぎは禁物。
こだわりは口ではなく、自分のコーディネートで黙って主張するだけでいいんです。
最初は誰だって洋服のことがわからないところからスタートしてるもの。
パッと見て気になるのは仕方ないことですが、少なくともそれを口に出して笑うような人にはなるべきじゃない。
何も知らなかった頃の自分を棚に置いて一方的に批判するというのは、本来のオシャレから遠ざかっていくことだと思うんです。
