小柄の小松です。今回はカーキシャツ×白ワイドパンツの組合せについて。
カーキの洋服を使った着こなしでは”白”を使うテクニックがよく紹介されます。
僕もその提案をさせてもらってますが、白は面積が広いほどハードルが高くなるアイテム。
今回はそんなハードルが高い「白のワイドパンツ」を合わせるときのポイントを提案していきます。
【メンズ】カーキシャツの下に白ワイドパンツを使うコツ【革靴とのコーデ】
ということでカーキシャツ×白ワイドパンツの着こなし提案です。
下記に使用アイテムを載せてますが、後ろの英数字がサイズです。
★使用アイテム★
ユニクロU:プルオーバーシャツ(L)
ユニクロ:コットンノースリーブT(XL)
soe:SADDLEMANS PANTS(0)
soe:One Buckle Plain Toe Shoes(0)
soe:Key Ring With Leather Strap
SOPHNET.:SOLOTEX CHECK TOTE BAG
amp japan:オーバーラップリング(17号)
KAIKO:ABSTRACT EAR CUFF
BURBERRY:ブローメガネ
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
白ワイドはAラインシルエットが簡単
まず白ワイドと聞いて最初に考えてほしいのが”Aライン”を意識することです。
Aラインとは「上が細く、下が太いシルエット」のこと。女性だとスカート・ワイドパンツを使ったAラインをよく見かけます。
このAラインを狙うのが1番簡単なアプローチだと僕は考えています。
その考えてるのは白というカラーの特徴が理由です。
白は他のカラーより大きく見える膨張色。
そうすると白いワイドパンツは、下半身にかなりボリュームが出ることになります。
つまり下半身が太くなるので、上半身を細くしてAラインを狙えばいい。
今回使ってるシャツは着丈がそこまで長くありません。
さらにカーキは暗い色。黒などダークトーンの服は他の色よりコンパクトに見えます。
白ワイドにボリュームがあるので、その対比でカーキシャツは細く見える。なのでAラインを成立させることができます。
ちなみに足元はかなりボリュームのある革靴を使ってます。
大きなバックルが付いていて、靴底もボリュームのあるタンクソール。さらにステッチが膨張色の白なのでこれも大きく見える要因になってます。
白ワイドの膨張を活かすなら靴は白orグレーが良いですが、今回は大人っぽさを出すためにブラックを使いました。
真っ黒いシューズだと色の差が出てしまいますが、バックルや白ステッチが入ってるので色が繋がってみえます。
もちろん白・グレーの靴でもOKですが、黒靴でもモノによっては合わせやすい場合もある。
大人っぽく見せたければ黒。ラフに見せたいときは白・グレーの靴と決めるのが良いと思います。
大人っぽい組合せをラフに”崩す”
ところで今回の着こなし、アイテム自体はどれも大人っぽい服です。
シャツ・スラックスに足元は革靴。
それぞれ色やデザイン性があるのでスーツとは違いますが、カテゴリーだけでいえばキメすぎに見えやすい組合せです。
そういったときに試してほしいのが”崩す”というテクニック。
すでに着てる服をわざとラフにして、同じアイテムでも印象を変えるという方法です。
今回だとシャツボタンの開け方です。
まず3,4つほどボタンを開けて首元をガッツリ見せる。
ちょっと分かりにくいですが、シャツ襟を後ろに引っ張って肩まわりをルーズに見せています。
引っ張るとシャツの丈が短く見えるので、よりAラインを強調することもできます。
https://www.magaseek.com/product/detail/id_500308372
これは”抜き襟”といわれる方法。
女性がデニムジャケットでやってるのを街中で見たことがあると思います。
こんなふうにわざと”崩す”ことで同じ洋服でもラフに見せることができます。
ただしこの方法はレディースっぽく見えやすい。
そこで今回は足元に革靴を使って、大人っぽさと男性的な印象を強めています。
革靴自体は女性も使うアイテムですが、こういう大胆で古風なシューズを選べば男性的な要素がプラスされます。
普通に着るならスニーカーでもいいですが、抜き襟を活かすため、わざと目立つ革靴を使いました。
同じ洋服でも”崩す”だけで印象はガラッと変わる。
やりすぎるとダラしなく見える可能性もありますが、いつもの洋服を新しい角度で楽しめるのでオススメです。
アクセサリーは”色合わせ”が鍵
最後に小物選びについて。
白ワイド・崩しなどで十分にアクセントが出せてるので、小物はシンプルでOKだと思います。
今回だと”色合わせ”を特に意識しました。
白いワイドパンツに合う色をプラスして、全体に統一感を出すというイメージです。
そこでバッグはグレーを選択。カーキ・白の中間を狙えるので、色数が増えていないように見せることができます。
腰まわりにはレザーのキーリングを引っ掛けました。
かなり長いコードですが、これは白ワイドの膨張を抑えるために使っています。
パンツだけでなく、バッグや革靴と同じ色を選ぶことで全体の統一感を狙いました。
あらためて見ると色合わせ自体はシンプルです。
けれど大きい靴や抜き襟・アクセサリーなどで調整すれば、きちんと変化をつけられると思います。
特に”崩し”に関しては是非試してみてほしいです。
僕自身もまだ試行錯誤してますが、少ない洋服でいろんな着こなしを楽しめる。大人っぽいアイテムをさらに活かすことができると思います。
①白ワイドならAラインが簡単
②大人っぽい組合せをラフに”崩す”
③アクセサリーは”色合わせ”が鍵
ぜひ今回の考え方を頭の片隅に入れてみてください。