小柄の小松です。
今回の記事は「全身ユニクロコーデの難しさ」についてです。
以前、こんなツイートをしました。
「いまは全身ユニクロがカッコいい時代」という話を聞くことがありますが、ちょっと誤解を生みやすい表現だと感じます。
確かにカッコいい服装は作れると思うけど「オシャレな服装」とはちょっと違う。特にユニクロの通常ラインの服は注意が必要。
あと靴と小物は別のブランドにしたほうがベターです☀️— 小柄の小松@服好きミニマリスト (@komatsu162) September 11, 2020
「いまは全身ユニクロがカッコいい時代」という話を聞くことがありますが、ちょっと誤解を生みやすい表現だと感じます。
確かにカッコいい服装は作れると思うけど「オシャレな服装」とはちょっと違う。特にユニクロの通常ラインの服は注意が必要。
あと靴と小物は別のブランドにしたほうがベターです☀️
このツイート自体も誤解を産みそうですが、数年前よりオシャレな服装をつくるのが難しくなってると感じます。
ポイントは「全身」と「カッコいい」という表現です。
メンズの「全身ユニクロでおしゃれ」ついて【靴や小物は難しい?】
タイトル通りですが「全身ユニクロの服装」について書きます。
ユニクロは買いやすい値段で質の高い服を展開してくれる素晴らしいブランドですが、選び方・使い方にはコツが必要ではないかという話です。
スティーブジョブズ型は「整った服装」
上のツイートで「全身ユニクロがカッコいい時代」の話をしましたが、特に「全身」と「カッコいい」という言葉をどう捉えるかがポイントです。
まず「カッコいい」についてですが、ここではどちらかと「整った服装」という意味合いが強いように思います。
何が言いたいかというと、そういった服装がオシャレとは限らないということです。
この服装はユニクロの服を中心に着ています。
コート・パーカー・黒スキニーがユニクロ。靴はコンバースの黒スニーカーです。
組合せとしては比較的整った服装を意識しましたが、毎年トレンドを追いかけてる服好きな人が見たら、これをオシャレな服装と思う人はほぼいないと思います。
その理由は、洋服のトレンドが年々複雑な組合せになってきているから。あまりにもシンプルな服をシンプルに組合せると、普通に整った服装にしかならないんですね。
けれどいまは多少アイテム数を増やしたとしても、ポイントをおさえてないと普通の服装のままです。
これまでの僕は普通の服装が好きで、工夫したとしても上のようなパターンが多かったんですが、以前よりトレンドを意識するようになったら上のような服装をしなくなりました。
スティーブ・ジョブズのような超シンプルな服装は、数年前ならオシャレとされていました。普通に服を普通に着る”ノームコア”というトレンドがあったからです。
けれどいまはオーバーサイズが定着し、靴は派手なデザインや大きさになり、色・素材も主張の強いものを混ぜる必要が出てきました。
整った服装はできても、オシャレな服装をするのは比較的難しい時代になってきたんです。
定番商品は使い方にコツが必要
もう1つ「全身ユニクロ」というキーワードについてですが、これも少し紛らわしい表現だと思います。
ユニクロの服は大きくわけて2種類あります。定番品を多く展開する「通常ライン」と、ユニクロUなど有名デザイナーとタッグを組んだ「コラボライン」です。
ここで注意したいのは、ユニクロの通常ラインだけで全身を固めると、オシャレに見せるのが難しいということなんです。
たとえばこの服装はTシャツ・パンツともにユニクロです。
どちらも身体のラインに沿った、いわゆるジャストサイズを意識して選びましたが、いまの時代だとこれはあくまで普通の組合せです。
いろんな理由がありますが、1番大きいのは上下を完全に細身にしたこと。
最近はオーバーサイズな流れが定着してきたと書きましたが、上の服装にはオーバーサイズを意識した要素がどこにもない。つまり「普通の服装」になってしまうんですね。
じゃあ上のようなTシャツは買ってはいけないのでしょうか?工夫次第で活かすことは可能です。
たとえばこういった使い方です。
上下の服はさっきより緩いサイズを選んでますが、ここでは上のTシャツを重ね着用として使っています。
色が暗いと地味なイメージが出てしまうので、裾から明るいTシャツが見えるようにして明るさをプラスしました。
ユニクロの定番商品はトレンドを徐々に取り入れてサイズが段々大きくなってきていますが、そのまま着るとトレンドを反映させるのが難しい服もまだある。
なのでユニクロの通常ラインの服を使うときは、サイズ選びや組合せ方など、どこか工夫する必要があるといえるでしょう。
靴・バッグはレザーを選ぶのがベター
もう1つ「全身ユニクロ」についての話ですが、100%全身ユニクロというのは厳しいです。
具体的には小物類のこと。特に男性の場合はユニクロで小物を揃えてもオシャレが難しい傾向があるように感じます。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E430741-000/00?colorCode=COL09&sizeCode=SHC225
たとえば最近はユニクロでもこういったスニーカーが買えます。
実はこれも形はトレンドを意識したものになっているんですが素材はコットン。
いわゆるキャンバススニーカーですが、こういった素材だとオシャレな服装をつくるハードルが高くなってきているんです。
たとえばここで使ってる靴はコンバースのキャンバススニーカーです。
以前は足元がこういった素材のスニーカーでも比較的問題ありませんでした。
コートやセーター・ジーンズなどのメインの服が、全体的にシンプルな場合が多かったからです。
けれどオーバーサイズ・特殊なデザインの服が増えてきた最近だと、足元は革靴にしたほうがバランスが取りやすい。
革靴はスーツ要素が強い大人びた靴です。服で変化を出したときは革靴を使ってあげることで、大人っぽさをキープしやすくなるんですね。
スニーカーでもレザー素材のものがあったりしますが、同じスニーカーでもレザー素材のほうが大人っぽさが出せます。
最近のトレンドを考えると、スニーカーもどこかに大人っぽい要素があるものを選んだほうが使いやすい。なのでユニクロのスニーカーだと難しいのです。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E431545-000/00?colorCode=COL09&sizeCode=SIZ999
これはバッグに関しても同じことがいえます。
ユニクロでもバッグ類を取り扱ってますが、素材はポリエステル・ナイロンなどが多い。
しかしバッグもレザー素材のほうが大人びた要素が強くなるので、別のブランドでレザーバッグを買ったほうがベターです。
「靴とかバッグの素材なんて別になんでも同じでしょ?」と思う方もいるかもしれません。
しかし今後さらにオーバーサイズなジャケットやフレアパンツなどが主流になってくる可能性があります。
いまよりも服自体がラフになるので、バランスを考えると革小物が欠かせなくなってくるはずです。
僕自身もナイロン製のバッグは持っていますが、今後のトレンドに対応するのが難しいと感じてるので、徐々にレザーバッグに置き換えていこうと考えてます。
ということで今回のポイントは…
・「全身ユニクロ」は厳密にいうと難しい
・ユニクロの通常ラインの服は工夫が必要
・靴やバッグはレザー素材に変えたほうがいい
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。