小柄の小松です。今回はクローゼットを適度に入れ替えるための考え方について。
「新しい服が欲しいけど、買ったらクローゼットがパンパンになりそうで怖い…」
どれだけ欲を抑えようとしても、ついつい欲しくなってしまうのが洋服。今回はそんな洋服を増やしすぎないために、普通とは逆の発想について書きます。
傷む服・長く使える服を両方買うメリット【適度にトレンドを取り入れる】
タイトル通りです。傷みやすい服・長く使える服両方を買うという考え方です。
洗濯ができる、毛玉ができにくいなど、普通ならなるべくケアが不要になるものを選びたいところですが、傷みやすい服って意外とメリットが多いということがわかりました。
傷みやすい服は意外と大事にする
不思議なもので、お気に入りの服が傷みやすいものだと、逆に大事にするという場合があります。
少しでも綺麗な状態をキープしたいという考えになって、面倒なお手入れも苦にならないということが起きます。
僕の場合はこのセーター。何度か着てると毛玉ができてしまう傷みやすい服です。
けれどこの色味と形があまりに好きすぎて、不思議と毛玉を取る作業が苦にならないのです。毛玉ができてるとわかった瞬間にブラシでお手入れを始められます。
毛玉ができにくいセーターというのは売っていますし、僕もむかしはそういった服ばかりを集めていました。
けれどそういった服は逆に適当に扱ってました。セーターは型崩れしやすいのにハンガーに掛けて保管したり、洗うときも洗濯機に適当に入れてしまったり…。
けれど最初から”もろい服”だと知っていると、そのまま放置してるのが耐えられなくなってくるんですよ。
だから型崩れさせないために平置き保管するし、毛玉も念入りにチェックするし、もったいないから毎週必ず着るようになる。
そして傷みやすいということは、早いタイミングで捨てる時期が来るということでもあります。
その空いた枠を利用して新しい服を買えば、クローゼットが増えすぎることはないわけです。
そもそも風合いのいい服って、長持ちしないことが多いです。
これはカシミヤセーターですが、洗濯機では洗えずとてもデリケートな素材。いつまでもその風合いを保てないからこそ逆に大事にできる。
すべての服がそういうものだとお金がいくらあっても足りないですが、その特徴を逆に利用することで、新しいトレンドを楽しむ余白ができると思うのです。
長く使えるモノは着こなしを安定させる
逆に長く使えるモノは絶対持っていたほうがいいです。
特に形がシンプルな革靴やバッグなどはトレンドの影響を受けにくいので、どの服装をするときも安定して使えます。
この革靴は買ってから3年経ちますが、世の中のトレンドが変化していても十分使える完成度の高さがあります。
僕の知り合いにとてもオシャレな服装をする方がいますが、その方は革靴やバッグはずっと同じものを使っていて、他の部分を入れ替えてトレンドを楽しんでいるようです。
長く使える定番と、徐々に変えていくアイテムを分ける。自分のなかでそういったメリハリを作るのが大事ではないかと思います。
すべての服を長持ちするという基準で選ぶと、新しい服を買うたびにクローゼットが膨れ上がってしまう。
長く使えるものでベースを整えつつ、傷みやすいけど気に入っている服を使い倒して循環させる。これが現実的だというのが現在の結論です。