小柄の小松です。洋服のサイズが合わないときはお直し屋さんで短くしてもらうことが多いですが、まれに乾燥機も使います。
以前、次のようなツイートをしました。
洋服が洗濯・ハンガー掛けで伸びてしまったときの解決策は、お直しor乾燥機にかけるという方法がありますが、お金や時間を考えると乾燥機のほうが理想的。
けれど服の種類によっては乾燥の時間や種類に気をつけないと、元の形・風合いが変わってしまうこともある。
100円でできるけど注意は必要です。— 小柄の小松@服好きミニマリスト (@komatsu162) August 8, 2020
洋服が洗濯・ハンガー掛けで伸びてしまったときの解決策は、お直しor乾燥機にかけるという方法がありますが、お金や時間を考えると乾燥機のほうが理想的。
けれど服の種類によっては乾燥の時間や種類に気をつけないと、元の形・風合いが変わってしまうこともある。
100円でできるけど注意は必要です。
便利なイメージもある乾燥機ですが、ものによっては注意が必要。
今回の内容、知ってて損はないと思います。
洋服を乾燥機にかけて縮ませる方法【綿・化学繊維どちらも時間・種類に注意】
ということで洋服を乾燥機にかけるときの注意点です。
自宅に乾燥機がない場合は街のコインランドリーを使うことになります。100円で10分とかがほとんどだと思います。
綿のほうが縮みやすい?
いろんな服を乾燥機にかけてみてわかったのは、綿100%の服のほうが縮む傾向が強いということです。
裾丈・身幅・袖丈、さらに首回りの開き具合など、全体的に縮むことがほとんど。
服によって縮み具合は変わりますが、裾丈・袖丈は2,3cmほど縮むことも。なので洋服1サイズぶんくらい変わってしまう可能性もあります。
Tシャツの場合は縮んだらそのサイズ感のままだったりしますが、たとえばスウェットに関してはそうとも限りません。
実際ユニクロのスウェット・パーカーを何度か乾燥機にかけてますが、しばらくするとまた裾や袖が伸びてくることが多いです。
ハンガーにかけて保管してると、服そのものの重みも相まって段々伸びてしまうのだと思います。
ちなみに100%ポリエステルのユニクロブロックテックパーカーは、乾燥機にかけてもほとんど変わりませんでした(本来このパーカーは乾燥機NGとされてますが)。
化学繊維だから絶対縮まないとは限りませんが、綿素材のほうが縮みやすいというのはほぼ間違いないかと思います。
乾燥機のボタンは素材によって種類がある
ところで乾燥機は同じ10分でも高温・中音などいくつかコースが分かれています。
綿・化学繊維・ウールなど目安が表示されてるので、コースはそれに従って選ぶのが安全です。
なので綿100%の場合は、例外を除いて高温コースで乾燥させています。
洋服によっては綿と化学繊維が両方入ってるものもありますが、そのときは中温コースを選ぶようにしています。
ナイロン・ポリウレタンなど、一部の化学繊維は熱に弱いという特徴があるようなので、洋服のタグを見てコースを選ぶのが確実だと思います。
ちなみにウールのセーターなどは乾燥機にかけないほうがいいと個人的に感じます。
以前セーターを洗濯・手洗いしてみたことがありますが、身幅が急激に縮んだり、裾丈は伸びたり縮んだり変化が激しかった。
乾燥機の表記だとウールは低音コースになってますが、どれくらい変わってしまうか予想できません。
ユニクロなどでは”洗えるセーター”というのも売っているので、そういった服なら洗濯機だけはかけても問題ないかもしれません。けれど乾燥機はちょっと恐い。
もともとやる人は少ないと思いますが、セーターを部分的に縮めたい場合は乾燥機ではなく、お直し屋さんでカットしてもらうのがベターです。
乾燥機にかけないほうがいい服
他にも乾燥機にかけないほうがいい服について書いていきますが、まずは「部分的に縮めたい服」です。
乾燥機にかけると裾・袖・身幅など全体的に縮んでしまうので、裾だけ短くしたかったのに袖や腰まわりがタイトになる可能性があります。
なので裾以外が身体にフィットしてる半袖Tシャツなどは避けたほうがいいでしょう。
なので乾燥機にかける服は全体的に緩いサイズの服が安全です。要はオーバーサイズな服ですね。
特にこういったパーカーは、気づいたら袖や裾が伸びてることが多め。
けれど身幅が元から十分に広ければ、予想以上に縮んだとしても極端にパツパツになるのは防ぐことができるでしょう。
それと意外と盲点なのは、特殊な加工がされてる洋服です。
上記の洋服は表面にツヤを出すために特殊な加工がされてるものですが、こういった服を何度も乾燥機にかけると加工が剥がれることがあるからです。
実際ユニクロのオーバーサイズクルーネックTというのを乾燥機に中温コースでかけたことがありますが、元の状態よりツヤが減りました。
10分だけでしたが、触ってみると少しだけガサついた風合いに変わってしまったんです。本当に少しだけでしたが。
もともと加工は年月が経つと剥がれていくらしいのですが、乾燥機にかけるとその寿命まで縮まる可能性が出てきます。
スーピマコットン・シルクなどはもともとツヤがある天然素材。
それに対して”シルケット加工”とか”マーセライズコットン”という名前の服は人工的にツヤを表現する方法です。
そういった服をどうしても縮めたい場合は、服を裏返して洗濯ネットに入れた状態で乾燥させればまだマシだと思います。
中温で10分程度なら外から見てもそこまで変化はないと思いますが、買った当時の風合いを保ちたいという方は乾燥機にかけないのが安全といえるでしょう。
ということで今回のポイントは…
・化学繊維より綿のほうが縮みやすい
・素材によってコースを使い分ける
・特殊加工の服は風合いが変わる可能性アリ
乾燥機はお直しと比べるとラクですが、結構リスクもある方法。なのでまず縮めたい服の特徴をよく確認するのが大事かと思います。