小柄の小松です。今回はダウンジャケットの着こなしポイントについて。
秋冬の着こなしで多くの人が使っているダウンジャケット。けれどモコモコとしたダウンジャケットは膨張して太って見えやすいこともあり、なかなか難しいこともあります。
僕自身もかなり苦労してる身ですが、合わせるアイテム選びに気をつければなんとか成立するということが見えてきました。
ダウンジャケットが似合わない・太って見えるの3つの解決策【1コーデで紹介】
ということでダウンジャケットを使った着こなし提案です。
下記に使用アイテムを載せてますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロU:リサイクルダウンジャケット(XS)
ユニクロ×JWA:ローゲージクルーネックセーター(M)
ユニクロ:セルビッジストレートジーンズ(29)
KLEMAN:FRODA(40)
アニアリ:レザートートバッグ
シルバーレイククラブ:革巾着ポーチ
ユニクロ×JWA:ヒートテックニットグローブ(M)
ユニクロ×JWA:ヒートテックスヌード
agnes b.:バケットハット
amp japan:イヤーカフ
JINS:ファインフィットシートチタン
この着こなしで気を付けたポイントを書いていきます。
インナーは高さor明るい色
今回の着こなしはダウンジャケットを軸にして洋服・小物を選んでます。
すべてに共通するのは「ダウンジャケットのボリュームを誤魔化せるアイテム」であること。
どれか1つでもいいので、これらを意識してもらえればかなりハードルは低くなると思います。
まず1番最初は合わせるインナー・パンツについて。
「ボリュームを誤魔化せるアイテム」と書きましたが、セーターは高さ・明るさのあるものを選んでます。
ダウンジャケットが襟のないノーカラー型なので、そのままだと首まわりが物足りなくなってしまう。
そこで首元に高さがあるモックネックにし、さらに膨張して大きく見えるベージュカラーを選んでます。
パンツはインディゴのジーンズを使ってますが、これも同じような方針です。
まず色が明るいので黒・グレーより膨張して大きく見えます。さらに素材は表面に糊(ノリ)が残ったままのノンウォッシュデニム。
ジーンズはあらかじめ洗いをかけた”ワンウォッシュ”というのが多いですが、それらは製品洗いの段階で糊を落としたもの。
逆にこの糊が付いたままだとジーンズに光沢が出るんですが、そうすると普通のジーンズより存在感が出てボリュームがあるように見せることができるのです。
ところでダウンジャケットはスーツの大人っぽさとは真逆なアイテムなので、ラフで子どもっぽくなりやすいもの。
そう考えると、合わせるパンツをスラックスにしたほうが大人っぽく見えそうですが、細身の普通のスラックスは表面がツルツルしてるので、あまり存在感が出ません。
それに対してジーンズは表面がデコボコしていて素材が目立ちやすい。なので今回のような目立つダウンジャケットに合わせれば、ジャケット単体が浮くのを防いでくれるんですね。
今回はインナー・パンツどちらも明るい色にしてますが、黒い服の場合はさらにボリュームを意識してあげる必要があります。
黒はすべての色のなかで1番暗いカラー。つまり最も細く・小さく見える色です。
なのでトップスはフード付きのパーカー、パンツは太めにすることでなるべく大きく見えるようにしてます。
どの方法を選ぶにしても、とにかくインナー・パンツはボリュームを出す。これをベースに考えるのが簡単だといえるでしょう。
ダウンジャケットの”先端”に小物を使う
さて次に小物についてですが、こちらもダウンジャケットのボリュームを誤魔化せるものを選んでます。
具体的にはハット・スヌード・手袋ですね。ハットは単純に大きさ、スヌードは大きさと素材の目立ち具合、手袋は目立つ柄。
顔まわりや手首などの”先端”は目立ちやすい部分。
それらにできるだけ目立つアイテムを足して、ダウンジャケットの着膨れを隠すという考え方です。
とはいえ小物で色数が増えると子どもっぽく見えることもある。
そこで色は黒・ネイビーを基本にして、色数があまり増えないよう工夫しています。
さらに帽子はキャップ・ニット帽ではなくハットにすることで、1番目立つ顔まわりに大人びた要素をプラスしました。これがニット帽とかだとだいぶ印象が変わってきます。
イメージとしては、「ダウンジャケットのまわりを目立つ小物で押さえつけてる」ような感じですね。
レザー素材のメリットを活かす
最後に「レザー素材のメリットを活かす」というのも効果的です。
今回だと革靴とバッグがそれにあたりますが、1つめのメリットは着こなしに大人びた要素をプラスできること。
革靴はスーツで使うアイテムなので、シンプルな形ならそれだけでグッと大人っぽくできる。バッグもそれと同じ効果をプラスできます。
そしてレザーには「主張が強くて目立ちやすい」という特徴もあります。
ライダースジャケットなどがわかりやすいですが、レザーは面積が大きいほど目立つ素材。
なので今回のようなダウンジャケットに合わせてあげれば、ジャケット単体が悪目立ちするのを防いでくれるんですね。
いろんなアイテムを使った服装ですが、とにかくダウンジャケットのまわりを埋めていくという方針で組合せました。
ダウンジャケットはコートのインナーとして使うほが簡単ですが、単体で使うときはモノによって結構工夫が必要なアイテム。
だからこそおもしろいとも思うので、手持ちのアイテムを駆使していろいろ試してみるのがいいでしょう。
ということで今回のポイントは…
・インナーは高さor明るい色
・ダウンジャケットの”先端”に小物を使う
・レザー素材のメリットを活かす
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。