小柄の小松です。今回はどうやっても違和感が出た服装について。
洋服の着こなしはどれだけバランスを整えても”イメージ”に引っ張られてしまうことがありますが、そのうちの1つが袖のない”ベスト”。
今回はニットベスト+半袖Tシャツという組合せを試してみてわかったことを書きます。
ニットベスト+半袖Tシャツは低身長男子が着ると似合わない【学生っぽい服装になる理由】
ということでユニクロのクルーネックニットベストに半袖Tシャツを合わせてみました。
今回はベストとTシャツの色が違う組合せを試しましたが、あまりシックリこないという結果になりました。
半袖を合わせると”木こりファッション”
ニットベストはその形の都合上、男性だと重ね着をすることが基本になってきます。
ただ半袖の服を合わせる場合、どうしても特定のイメージが強くなってしまうように感じます。
http://mensfashion-tuuhan.com/vest/tshirt-vest.html
特定のイメージというのはこれらのこと。学生の方がやるイメージのある服装です。
これは中央をボタンで留める形なので今回のユニクロベストと違いますが、どうしてもベスト+半袖だとこのイメージに寄ってしまう。
これは通常”木こりファッション”と呼ばれたりもします。僕自身も10代・20代の頃にやったことがありますが「初心者がカッコよさそうと思ってやってみた」とも言われてたりします。
イケメンや身長が高い人であればカッコよくできるのだと思いますが、童顔で低身長の僕にはかなり厳しい。
特に白Tシャツを使った場合は顕著です。
グレーTシャツと比べると明るさは増しますが、ベストとTシャツの組合せではやたらと白Tシャツが使われることが多い。
つまり木こりファッションのイメージに引っ張られやすいのです。
グレーのほうが色使いは落ち着きますが、そのぶん明るさがなくなるので地味になります。
色数を抑えて全体のバランスを整えたとしても、春と夏の間に着る服装としては季節感に欠ける。
ニット素材というスーツの大人びた要素のある服であっても、大多数の人が考えてる”イメージ”には勝てないという印象です。
小物使いでもカバーしきれない?
今回はどうすれば学生感、木こりファッション感を抑えることができるかを模索しました。具体的には小物づかい。
サングラスやメガネホルダーなど、学生さんが使わなそうなアイテムを合わせてみましたが、それでもベスト+半袖のイメージには勝てない。
さらにクラッチバッグを持ったりもしました。
クラッチバッグはビジネスマンが集金用として使っていたこともあり、シンプルな形ならスーツ要素(というよりおじさん要素?)が強い傾向があります。
ただそれでも学生感を打ち消し切れてないという印象があります。小物使いで工夫したとしてもベスト+半袖を成立させるのは厳しいといえるでしょう。
20代後半以降だと”人を選ぶ服装”
ということでベスト+半袖Tシャツはやらないほうが無難というのが個人的な感想です。
特に今回のようなベストとTシャツの色が違う組合せは子供っぽさが際立つ。
どうにかバランスを取れないかと模索してみましたが、身長の低さ、童顔であること、さらに年齢を考えると厳しいという印象。
実際にベスト+白Tシャツで出掛けてみたこともありますが、鏡で見るたびに違和感を感じてしまいました。「これを大人がやるのは厳しくないか?」と恥ずかしくもなりました…。
身長が高かったり凛々しい顔つきをしていたり、そもそも現役の学生さんであれば違和感は少ないと思います。
ただ、他人から見たときの好みも分かれると思われるので、自信のない人は無理してやらないほうがいいでしょう。
SNSで流行っているトレンドの服だとしても、一般の人から見たら”イメージ”のほうが強い。
コーディネートはスーツ要素を取り入れるだけでなく、一般的にどう見られやすいかというイメージも考えたほうがいいといえるでしょう。