小柄の小松です。今回は1年通して使えるレザーブレスレットについて。
ブレスレットは基本的に手首に巻くものですが、そうすると春夏は使えても秋冬だとほとんど出番がなくなってしまうもの。
けれどデザインによっては秋冬に使えるタイプもあります。
いまユニクロ×JWアンダーソンコラボで有名なデザイナーである”ジョナサン・アンダーソン”が関わるブランドから紹介します。
ロエベ(LOEWE)のレザーブレスレットをレビュー【春夏秋冬使える】
こちらが今回紹介するロエベのスラップブレスレットスモール
いくつかカラー展開がありましたが、1番シンプルなブラックを購入しました。
付け外しが簡単なマグネット式
まずこのブレスレット、最大の長さは約30cm。
数字だけ聞くとかなり長く感じますが、実はこのブレスレットは中に磁石が入っているようで、好きな長さで留めることができます。
なので手首の細さ・太さに関係なく付けられますし、着脱がとても簡単なんですね。
かなり強いマグネットになっていて、さまざまな形にアレンジが可能。
手首だけでなく、バッグの持ち手に付けるという変則的な使い方もOKです。
表側にはロエベを象徴する”アナグラム”が彫られています。
アナグラムとはLOEWEの頭文字である「L」を4つ並べたもので、簡単にいうとロゴのこと。
ロエベのレザーが最高級であることの証として使われだしたようです。
https://high-brands.com/highbrand-line.php?id=251
そんなアナグラムですが、実は2014年からロゴのデザインが一新されています。右が新しいほうです。
ロエベのアナグラムがはじめてデザインされたのは1970年。
そんな伝統的なロゴを変更させたのは、2013年にディレクターとなったジョナサン・アンダーソン。
ここ数年ユニクロ×JWアンダーソンコラボで有名なあのデザイナーです。
彼は当時低迷していた老舗ブランドであるロエベを、若者・服好きが憧れるブランドへと変えた立役者と言われています。
ディレクターに就任してすぐにロゴのデザインを一新したとのこと。
元々太めのラインで描かれたロゴでしたが、細くて繊細なイメージのある曲線に変えることでスタイリッシュな印象をプラス。
このブレスレットにはボディの同色の黒で彫られていますが、大きく主張するわけでもないのに、そこに確かな存在感がある。
ブランドのロゴは場合によってクドイ印象が出やすいものですが、そういったクセがないのに高級な印象が出ている。
大げさな話ですが、このロゴを見るだけでもジョナサン・アンダーソンの世界観を楽しむことができます。
ボディの両脇には白い糸(ステッチ)が縫われています。
写真だとわかりづらいですが、ほんの少しだけグレー味のある色合い。
黒いボディに等間隔の白ステッチがあることで、控えめながら確かな存在感のあるアクセサリーとなっている。
僕がロエベのアイテムを買ったのはこれがはじめてですが、シンプルながらとても奥が深いデザインに仕上がってるなと感じます。
サラッとした風合いのレザー素材
次に素材についてですが、カーフスキンという牛革の一種が使われています。
生後6ヶ月程度の仔牛の皮で、希少価値が高いとされているカーフスキン。
薄手で繊維の構造が細かく、手触りが美しい素材といわれているようです。
実物を見ると、その説明のとおり確かな高級感があります。見た目の高級さだけでなく、触り心地も滑らかでサラッとしている。
マグネットの影響なのか、伸ばしたときは適度にシワが入り、巻いたときはツルッとした平らな形に変化します。
最近はレザーアイテムを展開するブランドが増えていますが、その多くはエコレザー・フェイクレザーと呼ばれる”合皮”を使っています。
合皮は軽くてサラサラな質感を表現できるというメリットがありますが、これはシースルー・シアー素材など”透け感のある洋服”の流行りも関係していること。
ロエベは本革を使っているわけですが、サラッとした風合いを選んだのは”透け感のトレンド”を意識してのことだと思います。
裏はおそらくスエード。
そもそもスエードとは動物の皮革の裏面をサンドペーパーで毛羽立てた素材のこと。
毛足が短く柔らかいものほど高級とされているようですが、このブレスレットはかなりキメが細かく、オモテと同じように滑らかな質感です。
オモテは白ステッチでしたが、裏はスエードに合わせてベージュの糸が使われています。
ステッチって安いブランドだと悪目立ちしてたりするので、こういったさりげない統一感もハイブランドらしさを感じさせますね。
ちなみにスエード=秋冬という印象があると思いますが、海外では季節を問わずいろんなアイテムに採用されている素材のようです。
手首・アウターどちらにも付けられるサイズ感
ところでこのブレスレットは一般的なものより幅が広いサイズ。
幅は約3cmほど。ブレスレットとしてかなり大振りなほうなので、なるべくコンパクトに見せるためにブラックを選んだというのが大きな理由です。
ただおもしろいのは、ブラックを選ぶとさまざまなアレンジがしやすいということ。
たとえば手首・バッグだけでなく、アウター・トップスにそのまま巻き付けるという使い方もできる。
最初は洋服に直接巻くって違和感がありましたが、実際やってみると意外とハマります。
特にオススメなのは袖にボリュームがある服に付けてあげること。上だと左袖につけています。
最近は袖だけボリュームのある服が増えていますが、その先端に大きいレザーブレスを付ければ馴染みやすい。
あるいは同じような白黒モノトーンのデザインがある服でもOKです。
幅3cmのブレスレットは手首だと大きいですが、アウター・トップスに使うとちょうどいいサイズにおさまる。
むしろ春夏より秋冬メインで使ったほうが、着こなしのアクセントとして映えさせることができるでしょう。
・付け外しが簡単なマグネット式
・サラッとした風合いのレザー素材
・手首とアウターどちらにも付けられる
ちなみにロエベだけでなく、SSENSEという通販サイトでも在庫が復活することがあります。
当時はロエベに在庫がなかったので、僕はSSENSEで購入しました(送料が高いですが)。
フリマサイトで出品してる人もいますが、ブレスレットには小さいもの・大きいものがあります。
今回購入したのは小さいほうなので、全長・幅などをコメント欄で質問してから買うのが確実です。
ぜひ購入を検討してみてください。ロエベ(LOEWE) スラップブレスレットスモール