小柄の小松です。今回はマウンテンパーカー型アウターの着こなしについて。
山登りなどのアウトドアな印象が強いパーカー型アウターですが、ネットで調べるとラフな着こなしが出てくることが多め。
渋い男性向けやスポーティーな若者向けだったり、なかなかマネしづらい組合せが多いという傾向があるかと思います。
そこで今回提案するのは、アウトドア要素の強い服をほどよく大人っぽい印象にする着こなしです。
メンズのマウンテンパーカーコーデのポイント【大人っぽさと脚長効果】
ということで今回はマウンテンパーカー型アウターを使った着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム:
THE NORTH FACE:ファイヤーフライジャケット(S)
ユニクロ:カシミヤVネックセーター(L)
ユニクロ:スーピマコットンフライスクルーネックT(XL)
ユニクロ:カラーステイジーンズ(28)
PADRONE:ジョッパーブーツ(40)
agnes b.:2wayトートバッグ
JINS:ファインフィットシートチタン
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
大人びたトップスを合わせる
まずマウンテンパーカーに合わせるトップスですが、基本的に大人っぽく見える服を選ぶのが簡単です。
アウトドア用品はスーツの大人びたイメージと真反対ともいえるラフな服。
外側がラフだから内側を大人っぽく見せるという考えで合わせるのが一番ラクといえます。
そこで今回使っているのが、秋冬で使うことの多いセーター。形はVネックにしました。
こちらはユニクロのセーターというと、3000円で買えるエクストラファインメリノが定番ですが、ここで使っているのはカシミヤセーター。
どちらもスーツ要素の強い大人びたアイテムですが、カシミヤセーターのほうが表面がふっくらとしているので、地味な印象を少し減らすことができます。
もちろんカシミヤが絶対正解と言いたいわけではないです。
たとえばツルッとしたエクストラファインメリノでも、こういった柄が入ったセーターなら地味な印象を減らすことはできます。
暗い画像でわかりにくいですが、単純に明るいセーターを使うという方法もあります。
セーターの大人っぽさをキープしながら色数を増やせますし、何より組合せ方が簡単。
このためだけに明るいセーターを買う必要はないと思うので、すでに持っているという方は明るいセーターの合わせが手っ取り早いといえます。
細身のパンツで脚長効果を狙う
これは丈の短いアウター全般にいえることですが、こういったショート丈アウターには黒い細身のパンツを合わせるのが1番安全です。
ロングコートと違って腰の位置がわかりやすいので、なるべく脚を長く見せたほうがスタイルを良く見せられるからです。
ということで今回は黒のスキニージーンズを使ってシュッと細くまとめました。
セーターの色がダークグレーなので黒ほど地味にならず、けれど色味は近いので上下が繋がってるように見せることができます。
ブーツを合わせることでパンツと靴の境目もわかりにくくしてるので、限界まで脚が長く見えるようにしました。
過去記事でも書きましたが、ブーツはパンツの裾が引っかかって脚が変に目立ってしまう場合もあります。
身長が高い男性なら普通のジップブーツでも問題ないと思いますが、特に身長が低い男性は上のような筒の短いブーツを選ぶと脚長効果を狙うことができます。
明るい色を少しだけ入れる
今回は全体的に地味な色の服を使っているので、Vネックから白Tシャツをチラ見せして明るさを足しました。
シルエットが細くても”地味”と思われたら魅力が半減してしまうので、どこか1点だけでも明るい色をプラスしたほうがまとまりが良くなります。
マウンテンパーカーとは違いますが、この着こなしのネックレスも同じ役割です。
ここでは上下黒に明るい白スニーカーを合わせていますが、それでもネックレスがないと地味に見えやすいのでシルバーで明るさを足していました。
ネックレス類はキザな印象を出しやすいので僕は最近使ってないですが、地味に見せないという方法としてはとても効果的です。
それと今回のパーカー、ジップや袖ロゴがゴールドになっています。
この色を活かした着こなしにしたかったので、フチにゴールドが入った眼鏡を付けて色の統一感を狙いました。
ゴールドといってもメガネは一部分。パーカーも鈍いアンティーク調の色なので大きな変化はないですが、こういったデザインそのものを活かすのも効果的な方法の1つ。
そして着こなしにトートバッグを選んでいるのは、ショルダーの金具で明るさをプラスするのが目的です。
白Tシャツ、ジップやロゴ、バッグの金具。1つひとつは地味ですが、こういった小さな工夫を組合わせれば、ダークトーンの着こなしを立体的に見せることに繋げられます。
マウンテンパーカーコーデは探してもラフな着こなしが多く、そのままマネしても渋い男性じゃないと似合わないということも起きやすいです。
ですが大人っぽく見せる方法を知っていると、それだけで新鮮なイメージをつくりやすい。今回の記事を参考に、カッコいい着こなしを模索してみてほしいと思います。