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低身長・貧乏男子に希望を与えてくれるファッションの漫画「ランウェイで笑って」

僕は基本的にマンガを読まず、読んだとしてもWEB媒体やレンタル、電子書籍で場所を取らないようにしています。

モノと情報に溢れたいまの時代、インターネットを通して様々な作品に触れることができるので、家に物を減らしたくないからです。

そんな僕ですが、これだけはどうしても実物を家に置いておきたいと考えているマンガがあります。それが「ランウェイで笑って」という作品です。

身長158cmのパリコレ志望モデル

この作品には2人の主人公がいます。1人は身長の低い女子高生 藤戸千雪。

小さなモデル事務所の娘として生まれ、幼い頃からパリコレ出場の夢を見て育ってきた彼女。

しかし将来有望だった彼女は10歳を境に、身長が伸びなくなります。

モデルとして重要な要素「身長」が足りないという致命的なものを抱えることになります。

親や恩人からモデルを諦めるよう勧められ、それでも諦めずに片っ端からオーディションを受け続ける彼女。

僕は男性ですが、身長が162cmしかありません。モデルになろうと思うことはありませんが、洋服の着こなしを考えるうえで身長というのはどうしてもネックになってしまうもの。

着たい服があっても着れない

無理矢理着たとしても醜くすらなる

ほんの少しの丈の差でシルエットが崩れる

身長170cmあれば簡単にできることでも、低身長だとそうもいきません。現実を突きつけられて諦めそうになることもあります。

でもこのマンガを定期的に買って彼女の行動を見ていると、そんなネガティブな気持ちは消えていきます。自分の体型は諦める理由にならない、と。

体型が不利なら見せ方を工夫すればいい

着れる服を絞って活かせばいい

性別も求めるものも違いますが、自分にできることは精一杯やろうという気持ちにさせてくれます。

貧乏で生地さえ買えないデザイナー志望の高校生

もう1人の主人公はデザイナー志望の男子高校生 都村育人。

母の病気、3人の妹を支えるためにバイトをしながら、兄弟や知人のために趣味で服を作っています。

お金がないので、作りたい服があってもそのための生地が買えないということも。

それでも彼が辞めないのは、作ってほしいという人がいて、着てくれる人がいて、単純に服が好きだから。

デザイナーの元で働くことになる彼ですが、独学でしかやったことのないので、基本の技術が足りずに指摘を受けることもある。

それでも彼は引き下がらない。おとなしい性格ですが、必死でくらいついて求められている作業をこなそうとします。

お金という点では、僕もそこまで洋服にかけられる経済的余裕がないので、とても共感できます。

低身長の千雪と同じく、貧乏という家庭事情を抱えた育人を見ていると「お金がないから〇〇はできない」と考えることの無意味さを感じます。

諦める理由なんてない

このマンガは2017年から発売されていて毎巻購入していますが、どの巻を読んでも涙を流すor震えるという2択しかない。それほど魅力的な作品です。

ファッションに限らず、自分のやりたいことを続けていくうえではいくつかの障害がつきもの。諦めてしまいたいと思うときもあります。

ですがこの作品を読んでいるとそんなことは考えてられない。諦める理由なんてないと前向きな気持ちになります。

マンガはkindleなどの電子書籍を使えば、どこでも気軽に読むことができます。でも、作品の魅力を最大限感じられるのは”モノとして”実際に手に取ったとき。

スマホ1つで手ぶらで生きられる時代とは真逆の発想になりますが、この作品はぜひ本屋で手に取って購入してほしい。それだけ僕にとっては欠かせないマンガです。

ランウェイで笑って(1) (週刊少年マガジンコミックス)

ランウェイで笑って(1) (週刊少年マガジンコミックス)