小柄の小松です。今回はオシャレと自撮りの関係性について。
「コーディネートを自撮りするなんてナルシストのやることでしょ?」自撮りに抵抗がある方はこう思うかもしれません。
たしかに画像を極端に加工したり特殊な角度から撮ったり、さらにはSNSで”イイね”を増やすために煽るような文章を添える人もいます。
けれど自撮りそのものが悪いというわけではありません。特にオシャレになりたい人にとって、全身の服装を撮ることはメリットだらけだといえます。
オシャレになるために自撮りの回数を増やす【写真でしか気付けないこと】
タイトル通りですが、自撮りの回数が多いほどオシャレになる確率は上がっていきます。
「だいたいこんな感じでいいかな?」と考えていても、いざ自撮りをするとわからなかったことがたくさん見えてくるからです。
自分の着こなしは他人からどう見られているか?
これは僕の考えですが、オシャレな服装は「他人からどう見えるか」にかかっていると思います。
洋服は着るものであり、それを見るのは目の前の誰か。つまり他人です。
車や時計・ガジェットなどは自分でも眺めることができますが、洋服の着こなしは100%自分で見れるものじゃありません。
鏡越しに見る自分は左右反転していて、場合によっては細く見えたりもします。いってしまえば虚像です。
つまり自分の服装がオシャレかどうかは、最終的に他人が決めることだともいえるんです。
コーディネート写真は嘘をつかない
自分で自分の服装を100%見ることはできませんが、100%に近付けることはできます。それが”自撮り”です。
自撮りの回数を増やし、写真の撮り方がリアルになるほど、「他人から見えている自分」に近付けることができます。
たとえばこれはユニクロのレディースのコートを羽織った画像です。
店で試着したときは良さそうに見えましたが、あらためて自撮りするとシルエットが少し変であることに気付きます。
男性と女性では身体のラインが違うので、コートの形も必然的に違ってくる。
もし自撮りをしなければ、僕がこのことに気付くことはできなかったかもしれません。
一見大丈夫そうな服装でも、よく見ると所々おかした部分があることに気付きます。
丈の短いアウターのポケットが縦向きだと、手を入れたときに少し違和感が出る。
ブーツの上からジーンズをかぶせると、組合せによっては繋ぎ目が目立って脚がスッキリ見えない場合もある。
ポージングで誤魔化さないで自撮りをしたことで、これまで気付けなかったことが浮き彫りになり、洋服の選び方を見つめ直すキッカケができました。
コーディネートの自撮りは精度を上げれば上げるほど、逃げ場がなくなります。けれど逃げ道をなくすことで、問題点と真正面から向き合うことができる。
それを解消できたとき、いままでよりも少し洗練された着こなしに近付けることができる。
自撮りは自分の服装を限りなくリアルに見せてくれる最高のツール。嘘をつけないからこそ、いくつもの新しい発見をすることができるんです。
鏡→部屋→屋外の自撮り
「鏡越しの自分は虚像」と書きましたが、それでも撮影してみないことには何も始まりません。
鏡がなければ全体像すら見れない。まずは鏡越しに自撮りすることで、なんとなく自分がどう見えているかを把握する必要があります。
鏡越しの自撮りに慣れてくると、もっとリアルな写真を撮りたいという欲が出てきます。
そうなったら三脚やリモコンを使って写真を撮ってみるのがオススメです。
鏡越しじゃなくなると、おそらく途端に自分のカッコ悪い部分が目立つようになります(僕の場合はかなり酷かった)。
髪型から洋服の組合せ、首元・足先など先端の荒っぽさなど、直せる部分がまだまだ多いことに気づきます。
そうして自撮りを繰り返していると、どこがコーディネートを組むときのポイントなのか段々感じられるようになってくる。
最初は直感ですが、積み重なると確信に変わり、それがマイルールへと変わっていきます。
そしてさらに慣れてきたら屋外で自撮りしてみる。
部屋撮りはどうしても洋服の素材・色味がわかりにくいですが、外で撮ると一気にリアルな雰囲気が出せます。
とはいえ外での自撮りというのはとても面倒な作業です。僕自身、めんどくさがり屋なので中々手が伸びない日もあります。
ただ、この作業を少しずつ増やしていくと自信に繋がり、さらに洋服や着こなしのおもしろさがわかってくることを実感します。
自分の服装を撮り溜めしておくと、段々細かいところに気付けるようにもなってきます。「ココを変えたらもっとカッコよくなれるかも…」という発見の連続です。
僕自身もまだまだ未熟ですが、それがわかるのも自撮りのおかげ。
自分の服装が他人からどう見えているか?自撮りの回数を増やして、いまよりオシャレになる方法を模索してみてほしいと思います。