ファッション

「普通のオシャレな服装」ができるようになったあとにトレンドを追いかける必要性

小柄の小松です。今回は「もっとオシャレになりたい」と思う理由と必要性について。

人が洋服に熱中するようになったキッカケというのは皆バラバラだと思います。

・服装をバカにされたから見返したい
・単純にカッコよくなりたい
・モテたい

けれど洋服のトレンドは毎年変わるものなので、追いかけ続けているとキリがありません。

人からバカにされず、異性からも好印象をもたれる「70点のオシャレ」ができたあと、さらに上を求める必要はあるのでしょうか?

今回の記事はいわゆる”服バカ”を否定するものではなく、まして洋服に興味がない人を責める話でもありません。

なんで洋服にハマり続けるのか?その答えを考えるだけの記事です。

「普通のオシャレな服装」ができるようになったあとにトレンドを追いかける必要性

繰り返しになりますが、70点のオシャレができるようになったあと、さらにトレンドを追いかけるかどうかは人によってバラバラです。

「服装がそれなりに整って見えればいい」という人はそこで止めますし、「もっとオシャレになりたい」と思う人はノンストップでずっとトレンドを追いかけるでしょう。

これはどちらが正解ということではなく、あくまで考え方の違いではないでしょうか?

「70点のオシャレで十分」は普通の感覚

「ファッションは普通でいい」という表現をする方がいますが、これは至って普通の感覚だと思います。

上で書いたように「ダサく見えなければいい」「モテたい」からスタートしてるのであれば、70点のオシャレができた瞬間に目的が達成できるからです。

黒のスキニージーンズにシンプルな靴を合わせて、セーターにコートを羽織おればそれなりの服装に見せることはできます。

リュックの素材をナイロン・レザーにしなくても、無印良品の4000円リュックで問題ないですし、コートもユニクロ・GUでなら1万円以内で買えることがあります。

わざわざハイブランドのコートを探し、裏地や細かいデザインにこだわる必要なんて本来どこにもない。

ジーンズは黒1本で十分ですし、靴も黒いスニーカーが1足あれば大体OK。

身長や着こなし理論など、細かいことを考えると小さな違和感が出る場合もありますが、他人からしたら”言われても気付かないレベル”のことが大半だったりします。

つまり相手主体の服装であれば、別に細かいところまで追求する必要なんてない。

洋服から小物まですべてユニクロ・GUで集めれば、日常生活には何の支障もない。

一般の人達はトレンドに大して興味がないわけですから、やたらと肩幅が広いコートなど、極端に古く見える服さえ着なければ問題はないわけです。

ファッションは”文化”

にも関わらず、洋服好きの人たちは毎年トレンドを追いかけます。

僕自身もファッションサイトで情報を集める回数が増え「何を着たら”いまっぽく”見えるかな?」なんて考えたりします。

考えてみればおかしな話です。僕が洋服にハマったキッカケは”引きこもりを解消すること”でしたが、ユニクロ・GUで揃えてしまえばそこで終わってもいいはずです。

オシャレのレベルアップをする意味はどこにあるんだろうか?

このことをずっと考えていたんですが、とある服好きの男性に質問したらこんな答えが返ってきました。

シンプルな答えだけど、それが”文化”なんだよ。

この言葉を聞いて、僕は思わず納得してしまいました。

“文化”という言葉の意味を調べると次のように出てきます。

世の中が開けて生活水準が高まっている状態。文明開化。

洋服が文化だと捉えると、僕らは洋服にハマれるだけの余裕がある。つまり”豊か”だということです。

たとえば明日の食事も保証できないような収入しかなかったら、洋服にお金をかける余裕なんて出てきません。”洋服はとりあえず着れればいい”で終わるでしょう。

でも僕らは洋服にお金をかける余裕がある(実際は生活を切り詰めて服を買う方も多いですが)。

家賃や食費、税金などを払ったうえで服にお金をかけることができる。それは僕らの生活が”豊か”であることの象徴ともいえるんですね。

絵画・音楽・ゲームすらもすべて文化

洋服は文化だと書きましたが、正直これだけでは納得できないという方もいるかもしれません。

けれどこの”〇〇は文化”という考え方は洋服に限った話じゃないと思います。絵画も音楽もゲームすらもすべて文化といえるはずからです。

https://note.com/fnwiya/n/n9093209dea67

たとえばこの絵画を見てその魅力が100%わかるという方はどれだけいるでしょうか?

少なくとも僕にはわかりません。絵画についての知識が皆無なので、おそらく現物を見ても良さを感じることはできないと思います。

そもそも絵画は持っていなくても生活に困らないという方がほとんどのはず。

けれど違いを知ってる人にとっては魅力的で、普段の生活を少し豊かな気持ちにさせてくれるモノのはず。

だから何億というお金をかけても欲しいという人が存在するのでしょう。

https://www.biccamera.com/bc/item/5886242/

音楽に関しても同じことがいえます。

たとえばビートルズは音楽史のなかでも特に偉大な功績を残したと言われていますが、音楽理論を知らない人からすれば”シンプルで聴きやすい曲”という印象しかないでしょう。

ゲームやアニメーションも同じです。ゲームを何百時間プレイしたところで、実生活で直接役立つことはないはず。アニメを観なくても生活で困ることはありません。

けれどゲームに熱中する人はいくらでもお金と時間をかけますし、同じ映画を何回も観に行くという人もいるわけです。そしてそれを否定する権利は僕らにはない。

洋服にハマっていることを人に話すと敬遠されることもありますが、これは別にファッションに限ったことじゃない。

ゲームと比べたらお金のかけ方が違いますが、冷静に考えたら、他の文化とまったく同じ話といえるでしょう。

洋服好きな人にとっては、もっとオシャレになることもトレンドを把握することも自然。そこにお金や時間をかけてもまったく苦にならない。

なんでそこまで追求するのかと訊かれたら「そこに洋服があるから」としか言いようがない。70点では納得できず、人によってミリ単位で追求したくて仕方がないのです。

けれどそれはどんなジャンルでも同じことだと思います。どの業界にも”変態”はいるので、服好きだけが後ろめたい気持ちになる必要はないんです。

意味なんてない。けれどそんな意味のないものにハマれる心とお金の余裕があるのは、とてもステキで豊かなことではないでしょうか?

ファッションは文化である。

これだけで万人を納得させることはできないでしょうが、洋服にハマることは馬鹿げた話じゃないということをわかってもらえればと思います。

 

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