小柄の小松です。今回は”似たような服の違いを知る”大事さについて。
男性の洋服はシンプルで、女性と比べると種類は少なめ。でもだからといって闇雲に違う服を買い集めれば絶対オシャレになれるとは限りません。
「いまよりもっとオシャレになりたい」
そう思ったとき、着こなしのバリエーションよりも大事なことがあります。
オシャレになりたい男性が気をつけるポイント【似たような服の違いを知る】
タイトル通りですが、いまよりもっとオシャレになるための近道は”似たような服の違いを知ること”。
変幻自在にいろんな服装ができることより、1つのジャンルを深掘りできるほうがファッションに詳しくなりやすいと考えています。
Tシャツ=全部同じと考えてると別の服でも失敗する
男性の洋服はデザインがシンプルな物が多いので、どこも似たようなアイテムを展開してるように見えます。
けれどパッと見て同じ服に思えたとしても、そこには明確な違いがあることが多いです。その違いを分類できることがオシャレになる近道といえるんです。
たとえば”Tシャツ”と聞くと、すべてがラフで子どもっぽいアイテムだと感じるかもしれません。
しかし緩すぎないサイズだったり、素材に光沢があるスーツ要素の強いものなら、同じTシャツでもおしゃれな印象をつくることは可能です。
これは靴でも同じです。
たとえば”オールブラックの靴”は1足持っていると便利ですが、どんな使い方をするかによってパンツとの相性は変わってきます。
黒いスニーカーといっても、キャンバス素材・レザー・スエードなど実にさまざまなパターンがあります。
そこで黒いスキニージーンズにはどのタイプが合うか?逆にどんな靴だと合わないか?
誰もがうらやましいと思うようなオシャレな男性は、こういったことをきちんと知っています。経験値を積み重ねてきたことで、たくさんの引き出しを持っています。
これはファッションだけでなく、他のジャンルでも同じのはず。
たとえば音楽なら、似たようなギターでも形が違えば音が変わります。イヤホン・ヘッドホンが違えば実際に聞くときの音質も違います。
違いがわかる人なら目的に合わせて必要な機材を揃えられますが、何もわからない人はひたすら安いものだったり、無駄に高いものを買ってしまうかもしれません。
洋服も全く同じことが言えます。
黒いスニーカーはもう持ってるから今度は派手で高い靴がほしい。けれどその靴が自分の着こなしに合うかイメージできなければ、宝の持ち腐れになる可能性もある。
闇雲に新しいアイテムを集める前に、似てる服の違いを分類できる能力が必要といえるんです。
表面だけを真似しても上手くいかない
「尊敬する人のマネをしてるのに、どうしても上手くいかない」
そういった失敗をしたことはありませんか?僕はかなりあります。
どうして自分とこの人の服装は違うんだろうか?自分よりスタイルはいいけれど、身長は同じくらい。他にも何か理由があるの??
僕が失敗を繰り返してわかったのは「オシャレな人は違いを知っている」ということでした。
似たような色のコートやマフラーを使うだけだと、どこか違和感のある服装になる。
「あの人のようにネイビーコートにマフラーを合わせよう」と思っていただけ。
僕は「どんなコート、どんなマフラー、それをどう着こなせばいいか」までは考えていなかったんです。
けれど違いを知っていれば、組み合わせ方のコツが段々わかってきます。
・コートはどんなポケットがいいか
・マフラーはどれくらいの長さがいいか
・そこに合わせるバッグや靴はどれがいいか
そういう違いをジックリ観察して、自分でもできる服を分類し始めたことで、1つひとつの違和感を解決することができるようになってきたんです。
違いがわかれば選び方が変わる
似たような服の違いがわかると、選び方も変わってきます。
そうするとブランドの値段・知名度ではなく、あくまで着こなしに合った服を選べるようになってくるんです。
安い服を使ったらオシャレになれない。高い服を着れば何でもオシャレになれる。
その考えは幻想で、あくまで”合わせ方”がベースだということを実感することができます。
僕の持っているバッグはほとんど黒ですが、形・大きさ・素材がすべて違います。
着こなしによって最適な相性があるので、どれも欠かせないアイテム。選び方が段々わかってきたからこそ、似てるようで違うモノで固めるスタイルになりました。
服の違いがわかれば選び方が変わる。選び方が変われば着こなしのポイントも少しずつ見えてくる。
洋服を分類できるチカラというのはとても大事なポイントです。最初は面倒で難しいですが、ぜひ意識してみてください。