ファッション

Tシャツ・ジーンズ・スニーカーの秋冬コーデは”素材選び”でオシャレにする

小柄の小松です。今回はTシャツやジーンズを中心に大人びた服装をつくるポイントについて。

秋冬の着こなしはセーターや革靴を使うことが増えやすいですが、たまには違うアプローチでオシャレに見せたいときもあるかと思います。

ところで男性のファッションは、スーツの大人っぽさを取り入れることがオシャレへの近道です。そこで重要なのはあくまで”スーツ要素”だということ。

今回は洋服のデザインよりも”素材選び”をテーマにした着こなしです。

Tシャツ・ジーンズ・スニーカーの秋冬コーデは”素材選び”でオシャレにする

ということでTシャツ・ジーンズなどを使って秋冬コーデを大人っぽく見せる着こなしを提案します。

下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。

使用アイテム
ユニクロ×JWアンダーソン:キルティングジャケット(S)
Beauty&Youth:ツイル2Bジャケット(S)
ユニクロ:スーピマコットンフライスクルーネックT(XL)
ABAHOUSE:シルケットVネックT(48)
ユニクロ:セルビッジジーンズ(30)
PUMA:スエードクラシック+(25cm)
Johnbull Private labo:ナイロンマグネットベルト
JINS:ワイドシートメタル

マフラーやタートルネックを使わなくていい暖かい冬の日想定。この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。

“ツヤのある素材”は子供っぽさを減らせる

繰り返しになりますが、男性のファッションは”スーツの大人びた要素”を取り入れるとオシャレな印象に見せやすくなります。

ジャケットにジーンズを合わせる、スラックスにTシャツを組み合わせるなど。普段着とスーツ要素のある服をミックスするのがバランスを取るうえで1番簡単です。

そこでスーツスタイルに使われる服というと、ジャケット・シャツ・セーター・革靴など。反対にTシャツ・ジーンズ・スニーカーは子供っぽく見える傾向があります。

じゃあTシャツ・ジーンズを中心に使うのはダメなのかというと、必ずしもそうとは限りません。”素材選び”に気をつければ大人びた服装をつくることは可能です。

今回の服装で着ているのは長袖Tシャツ・ジーンズ・スニーカー。

これらをすべて”ツヤのある素材”にすることでスーツの要素を取り入れています。

まずTシャツは普通の綿素材ではなく、表面にツヤがあるタイプ。

ツヤとは光沢のこと。スーツのジャケット・スラックスなどは光沢のある服の代表格。そこで今回はシルケットTシャツというシルクのような光沢の出る服を選びました。

シルクはネクタイにも使われる大人びた素材。この風合いをTシャツで再現することで、普通のTシャツよりもスーツ要素をプラスすることができます。

次にジーンズですが、こちらも普通のジーンズとは違う”生デニム”です。

生デニムとは製造段階で洗い加工をしていないジーンズのこと。ほとんどのジーンズは表面がガサガサしたラフなものですが、生デニムはスラックスのような光沢があります。

つまりジーンズでありながらスラックスの大人っぽさがあるという、ラフだけど上品なアイテムなんです。

そしてスニーカーですが、こちらはスエード素材のものを履いています。

スエードとは革の一種。スーツで使われる革靴は表革ですが、スエードは逆に裏革を加工した柔らかいものです。

普通の革靴とは少し違いますが、スエードも大人びた印象をプラスできる素材。暖かい雰囲気もあるので、秋冬の季節感にも合わせることができます。

スニーカーはもともとスポーツ用の靴なので子供っぽく見えやすいですが、素材を革にするとスーツライクに見せることができるんです。

もし今回のアイテムが綿Tシャツ・ダメージ加工のジーンズ・普通のスニーカーだったら印象は違ってきます。

ウールのコートを着ているのでスーツ要素はありますが、Tシャツやジーンズの面積が広いことで大人っぽさが少なくなってしまうからです。

洋服はジャケット・セーターなどの”ジャンル”だけで大人っぽさを決めてしまいがちですが、素材選びを工夫すれば上品な印象を出すことができるんです。

上下同色に繋げてスタイルを良く見せる

今回素材と合わせて意識したのは、上下の服を同じネイビーにしたことです。

パンツと靴は色が違いますが、上下が近い色で繋がっていると脚を長く見せることができるんです。

アプローチの仕方は基本的にこれと同じです。

セーターとジーンズの色が近いので、スタイルの悪さをカバーしています。

靴だけ色が切り替わってるので上のブーツスタイルより効果は薄いですが、こちらのほうが地味な印象を減らすことができます。

黒はすべての色のなかで一番暗くて細く見えますが、面積が多いと地味になるのがたまにキズ。けれどネイビーは明るさを出しつつ上品な印象をキープできます。

黒で地味になったらネイビーに置き換えてみる。これだけでも華やかさが増すのでオススメの方法です。

白Tシャツやベルトで重ね着する

ここからは少し細かい話。読みとばしても大丈夫ですが、知っていて損のないポイントを書いていきます。

今回の着こなしはネイビーの面積が多いですが、さらに明るさや変化をプラスするために、パンツのウエストからベルトを少しだけ垂らしています。

左がベルトあり、右がベルトを見せない状態。小さなことですが、これだけで装飾を増やすことができます。

ベルトを垂らす着こなしはここ数年よく見かけますが、カラフルな色だと目立ってしまい、わざとらしさが加速する場合があります。

https://wear.jp/sp/item/11782986/

ですが黒いベルトならその違和感を最小限に抑えることが可能です。

アウトドア系のブランドには、こんなふうに最初から簡易ベルトが付いているパンツが多め。

ベルトを垂らす前提のデザインなので、ほんの少し見えるだけなら自然な装飾として役立ってくれるんですね。

なくても良いですが、違和感のないギリギリの範囲で装飾をプラスしたい場合は黒いベルトを垂らしてみてもいいでしょう。

ちなみに今回使ってるスニーカーにはブランドのロゴが入っています。

本来足元にロゴがあると目立ってしまいますが、Vネックに白Tシャツを重ねているので、視線が上にいくようにしてます。

白は目立つ色ですが、複数の箇所に散りばめると全体で統一感を出すことができ、地味な印象も減らせます。

ロゴを邪魔と考えるか、活かせるデザインと捉えるか。新しい工夫をするキッカケになるので、ポジティブに考えるのがいいでしょう。

男性のファッションはスーツの大人っぽい要素を取り入れるとオシャレに見せやすくなりますが、セーターやスラックス以外でも”スーツ要素”を足すことはできます。

少しでも大人っぽい服装に寄せたい方は、デザイン・細身のシルエットだけでなく”素材選び”にも気を配ってみてください。

 

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