小柄の小松です。今回はシルエットが改良されたユニクロのSサイズスラックスについて。
数年前からユニクロの定番品となっているEZYアンクルパンツですが、低身長男子に影響のあるアップデートがされています。
実際にどれだけの違いが出るのかを確認していきます。
裾幅が細くなったユニクロEZYアンクルパンツSサイズを低身長男子が穿いてみた

今回検証していくのは型番418928のユニクロのEZYアンクルパンツ(ウールライク)
ユニクロの定番商品はデザイン・素材・色合いなど、毎回細かいアップデートがされているんですが、EZYアンクルパンツは”裾幅”が変更されています。

以前書いた記事でも触れてますが、Sサイズは裾幅が0.5cm細くなっています。
一般的なスラックスは裾に向かって細くなる”テーパードパンツ”なんですが、そのときに大きく左右されるのが裾幅。
裾幅が0.5cm変わると先端の細さが違うシルエットに変化してしまうんです。

よりわかりやすいのがメンズファッションの定番アイテムである黒スキニー。左が裾幅15.5cm、右が14.5cmです。
裾幅が細すぎると逆に体型が悪く見えやすいですが、幅が違うと印象が変わるのは間違いありません。
スニーカーのサイズ次第では化ける?

こちらが新作のEZYアンクルパンツSサイズを履いた状態。
裾幅は16.5cmとなっています。

旧型とのシルエットの違いを確認してみます。
申し訳ない話ですが、違いが非常にわかりにくい。
新作のほうが膝まわりが細く、クッションが減ってるのは間違いないんですが、僕の脚が短いので裾はどちらもダボついてます。
…というか旧作のままのほうが良かったんじゃないかと思うほどです。
テーパードパンツにするためには裾に向かって”段々細くなる”必要があるんですが、新作は膝まわりにゆとりのなくてカーブが急すぎる。
使ってるコンバースのスニーカーが少しだけ大きいので余計わかりづらくなってるのだと思いますが、現時点で100%オススメとは言い切れません。
ブーツとの相性はギリギリ

ファッションで1番使う靴はスニーカーだと思いますが、もう1つブーツとの相性も見ていきます。
悲しいことに低身長男子はEZYアンクルパンツをフルレングスで使えるので、ブーツとの合わせやすさは逆に高身長男子よりも高くなります。
とはいえパンツの生地が薄いので、ブーツとの境い目の引っかかりが少し気になるところ。
裾幅17cmの旧作ならこれが解消されるので、この点でも旧作のほうが使いやすいのではと思ってしまいます。
新旧どちらでも十分楽しめます

新作を穿いてみたときは最高のアップデートだと思ったんですが、実際に比較してみるとなんとも言えない結果になってしまいました。
常に細かい修正を加えてアップデートするユニクロさんの取り組みはとても素晴らしいですが、体型の悪い人間にとってはそれが逆効果になってしまうこともある。
いまの時点でいえるのは、店舗では新旧2つが混在してる可能性があるので、型番を見て実際に試着してから買うのが大切ということです。
僕はこのEZYアンクルパンツを、お直し含めて1年ほどいろいろ試してきました。けれど理想のシルエットになったものはまだありません。
脚の短さ・ふくらはぎの太さが原因なんですが、誰でも気軽に買えるユニクロのスラックスで正解を見つけたいと思いつつ、そろそろ潮時かなとも感じています。
お直し含めてもう少しだけ研究してみようと思ってます。いまは他のブランドも探っているので、進展があったらお伝えします。
とはいえEZYアンクルパンツは新旧どちらもそのままで十分使えるスラックス。皆さんは肩肘張らず、気軽にファッションを楽しんでほしいというのが本音です。
