小柄の小松です。サイズ選びに失敗したデニムジャケットの使い道を模索中です。
着丈が短すぎるとバランスが取りづらくなるのがデニムジャケットですが、合わせる服次第で解決することはできます。
今回は誰でも思いつきそうな発想ですが、服の特徴に合わせた細かい工夫についても触れています。
着丈の短いデニムジャケットが似合わない?【上下黒のコーデで解決】
ということで短いデニムジャケットに黒Tシャツを合わせた着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
supply-the-right:プリントTシャツ(M)
ユニクロ:デニムジャケット(M)
ユニクロ:EZYアンクルパンツウルトラストレッチ(S)
Amb:レザーグラディエーターサンダル(38)
ネオンサイン:バケットバッグ
amp japan:オーバーラップフラットリング(17号)
Paul Smith:スクエアサングラス
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
上下同色はTシャツの長さが目立ちにくい
今回は黒Tシャツと黒スラックスで上下の色を繋げています。
上下を同色にまとめると境界線がわかりにくくなり、脚長に見せることができる。さらに上下繋がってることでデニムジャケットとの”着丈の差”を誤魔化すこともできます。
プリントが入った黒Tシャツですが、腰回りにはデザインがないので脚先まで繋がって見える。
デニムジャケットとTシャツに”着丈の差”があると悪目立ちしやすいですが、上下同色を使っているのでそれも目立たなくさせています。
ちなみに黒Tシャツといっても無地のものだとバランスが取りにくくなります。
着丈の差は目立たず脚長効果もありますが、上半身が地味になりすぎてしまうからです。
実際に比べてみるとこんな感じです。
デニムジャケットはポケットや目立つ縫い目など装飾が多いですが、服装全体を見ると使われてる色がほぼ黒いので暗い印象が強め。
無地Tシャツにネックレス・カードケースなどを足すのもいいですが、1アイテムでバランスを取るなら適度にデザインが入ったプリントTを選ぶのがベターです。
サングラスの2つの特徴を活かす
そして今回はサングラスを使っていますが、サングラスには普通のメガネにない効果が2つあります。
1つはメガネよりも視線を顔まわりに誘導しやすいこと。
レンズに色が入っていることで目線が上に誘導しやすくなるので、デニムジャケットとTシャツの境界がより目立たないようにできます。
もう1つの特徴は服のイメージに合うということ。
今回はサングラスを掛けていますが、サンダルは夏らしさを感じさせる涼しげな印象のあるアイテム。
サングラスも夏など日差しが強い時期に使うイメージが強いので、上下でイメージの近いアイテムを合わせて統一感が出るようにしました。
“スポーティな印象”なんて表現されることもありますが、今回のようにサングラスを付けることで全体の印象を調整するという考え方もあります。
靴選びで地味な印象を減らす
靴選びについてですが、今回サンダルを合わせた理由はサングラスとの相性だけではありません。
プリントTシャツを使ってもまだ地味で重たい印象が強かったので、素足の見える面積を増やして服装に軽さをプラスさせるためです。
たとえば足元に真っ黒なスニーカーを合わせたとします。
今回のプリントTは文字の位置がやや上にきています。プリントが上部にあると目線がより上半身に誘導されますが、その一方で下半身がスッキリ見えすぎてしまう。
洋服の着こなしは上下のバランスを整えることがとても重要ですが、上下どちらかだけが目立ってしまうとバランスが悪く見えることがあるんですね。
なのでこのタイプのプリントT(というよりロゴT?)の場合は、足元に明るい色があったほうがバランスが取りやすい。
白が離れた位置同士で繋がって見えるので、全体で見たときに”統一感”を出すことができるからです。
今回は涼しげな印象を優先してレザーサンダルを選びましたが、秋など少し暖かめな服装にしたいときは右のようなスニーカーが適しているでしょう。
デニムジャケットとの”着丈の差”を誤魔化すため上下を黒に。さらに適度な装飾のTシャツを使い、足元はTシャツとのバランスを見て調整。
着丈の短いデニムジャケットを使うときは、ぜひ今回の考え方を頭の片隅に入れてみてください。