小柄の小松です。今回はお直ししても形が崩れないスラックスについて。
股下の長いスラックスは丈を短くお直ししたほうが綺麗。
けれどお直しすると裾幅が広がって、せっかくの綺麗なシルエットが崩れてしまうことも多いです。
そこで今回は、お直ししても綺麗なシルエットを保てる究極のスラックスを紹介。短足で悩んでる人ほどおすすめです。
soeのテーパードスラックスはお直ししても綺麗なシルエット【Washed Tapered Trousers】

こちらが今回紹介するsoeのWashed Tapered Trousers
身長162cmの小松はベージュのサイズ0を購入しました。
英語表記で検索すると他の取り扱いショップが出てきます。
①細くてゆるい最強シルエット

このスラックスは裾に向かって細くなるテーパードパンツという形。
男性のスラックスでは基本アイテムとして定番化してますが、日本人のスタイルの悪さを整えてくれる便利なパンツの1つです。

「別にユニクロのスマートアンクルパンツで十分でしょ?」と感じる方も多いかもしれません。
ただこのパンツの凄いところは、裾を数回まくっても細さが変わらないこと。
ユニクロのアンクルパンツは股下を1cm短くするだけでシルエットが崩れます。理由は裾幅がゆるくなってテーパード具合が変わってしまうからです。

このスラックスは裾を2回まくっても細さをキープしてくれます。
腰から裾に向かってゆるやかに細くしてるので、ちょっと短くしてもシルエットが崩れないようになってるんですね。
でも太もも・腰まわりは少しゆとりがあるので、細いけど穿き心地は快適というリラックスパンツ。
数千円のユニクロパンツでは絶対にできないバランス。「シルエットが綺麗」とはこういうパンツのことを言うんだなと感じます。

右脇にはコインポケット付き。ウエストにはボタンが2つ付いていて、アジャスターでサイズ調整ができます。
もともとウエストは緩めですが、ここを絞れば腰を少し落としてベルト不要で穿けます。
ベルトを巻いてキレイに穿いても良し。腰ばきでルーズに見せても良し。シンプルなテーパードパンツでも2通り使えるおもしろさがあります。

ファスナーまわりは裏にもボタンが付いていて、しっかり固定できるようになってます。
しかもボタンホールは縫い目に沿うように付いてるというかなり細かいつくり。
ボタンを留めるとかなり硬めなので、最初は外すのにちょっと苦労するかもしれません。ただすぐに慣れます。

バックポケットは2つですが、左だけボタンで留められるつくり。
そしてウエストは真ん中だけゴム仕様。裏側を全部ゴムウエストにするのが普通ですが、最小限にすることでスッキリした大人っぽい印象にしてます。
しっかり細いスラックスにしつつ、イージーパンツのような快適さも足す。
スラックスが得意なsoeらしい丁寧なつくりの1本です。
②くすんだベージュが使いやすい

このパンツは黒・ベージュの2色展開ですが、特におすすめなのはベージュのほう。
色合いは「くすんだベージュ」といった感じ。ライトベージュだと色が明るくて難しいですが、やや暗い色なので意外とすんなり穿くことができます。
この色で綺麗なシルエットのスラックスはかなりレア。
最近流行りの古着っぽい雰囲気があるのもいいところです。

このパンツはお直しせず、そのままの丈でロールアップして使っています。
ベージュなどの明るい服は、完全に無地だとノッペリした印象が出やすい。
なので装飾を増やすためにロールアップを活用してます。まくっても細さが変わらないので問題ありません。
こうするとサンダルやスニーカーなど靴によって長さ調整できます。なのでお直しはしないほうがお得だと思います。

この古着っぽさを活かすため、着こなしには華やかなカラーを足すのがオススメ。
くすんだベージュ自体は使いやすいですが、そのままだとオジさんぽい雰囲気が出やすいからです。
たとえば赤・ピンクやブルーなど、若い雰囲気の色を使えばバランス良くまとまります。
③洗いをかけたリネンふう素材

このパンツは色だけでなく、生地も古着っぽい独特の雰囲気になってます。
パッと見はリネンぽいですが、使われてるのはウールとビスコース。ビスコースはレーヨンと似てる滑らかな素材です。
ザラっとした質感はウールで出てると思うんですが、このパンツは事前に洗いをかけてシワを出しています。
つまりリネンとは違う素材でリネンぽく寄せてるスラックスなんですね。

普通のウールパンツを洗濯するとシワシワになっ穿けないレベルですが、このパンツは本当にほどよいシワの入り方。
「別にリネンでいいじゃん」という話ですが、リネンよりも大人っぽい雰囲気があるのでより使いやすい。
リネン100%の服ってかなりシワが出ますよね?けれど洗い加工のスラックスなら「地味に見えずに大人っぽい」という良い感じのバランスになる。

ただしハンガーの掛け方によっては変な方向にシワができやすいです。
もともとセンタープレスされたスラックスですが、脇に縦シワが入ってくることがあります。これはアイロン掛けで直せばOK。
裾まわりはアイロンで整えたほうがいいけれど、太ももまわりのシワはそんなに目立ちません。
意外とアジになるので、個人的には多少残してもいいと思います。

ちなみにこのパンツ、同じ素材のジャケットも売っています。
パンツ単体でも使いやすいですが、上下セットで着たほうが間違いなく楽しめます。
ベージュのセットアップは良品が少ないのでかなり貴重。シンプルだけど味のある最高の洋服だと思います。
①細くてゆるい最強シルエット
②くすんだベージュが使いやすい
③洗いをかけたリネンふう素材
ぜひ購入を検討してみてください。soe Washed Tapered Trousers
