小柄の小松です。今回は2020年秋冬ユニクロUのスウェットパンツをレビューします。
最近売られてるパンツはワイドテーパードやストレート型などゆったりした形のものが主流となってます。
一方でスウェットパンツの定番といえば、裾に向かって絞ったジョガーパンツ型。けれどユニクロUのスウェットパンツは、一般的なスウェットパンツとは全く違う形のもの。
実際に穿いてみると、なかなか味のあるパンツであることがわかりました。
2020年秋冬ユニクロUのスウェットパンツをレビュー
こちらが今回紹介するユニクロUのスウェットパンツ
身長162cmの小松はブラックのXSサイズを購入しました。
パッと見は抵抗がある方も多いと思いますが、このスウェットパンツ、なかなか面白い着こなし・シルエットが楽しめる良品です。
トレンドに合ったワイド型スウェット
繰り返しになりますが、スウェットパンツというと裾に向かって細くなったジョガーパンツを思い浮かべる方が多いはず。
けれどユニクロUのスウェットは、それらとは違う少し特殊なシルエットになっているんです。
このパンツのおもしろい所は、腰から裾までゆったりしたシルエットになってること。
形としてはストレートジーンズに近いですが、かなり幅があるのでワイドパンツの印象が強め。
最近はスラックス・ジーンズどちらも緩めのサイズが流行っていますが、その流れに合わせてワイドにしたのがユニクロUのスウェット。
裾先は普通のジョガーパンツと同じようにゴムで絞られていますが、ふっくらとした生地なので、先端は緩い形になります。
スウェットパンツは部屋着・スポーツウェアの印象が強く、大人びた雰囲気のスーツとは真逆のアイテム。
なので先端を細めのリブで少し絞ることで、極端にダラしなくならないよう工夫しているんですね。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E426032-000/00?colorCode=COL09
これはユニクロU春夏の画像。
ロングコートにスラックス・革靴を合わせるとどうしてもキメすぎになりますが、スウェットパンツを使えば下半身をかなりラフにできるので、トレンチコートなどを着てもバランスが取りやすい。
そういった大胆なバランスの取り方を意識してるのが今回のスウェットパンツといえるでしょう。
ちなみに股上はかなり深めにつくられています。
普通のスウェットパンツは、腰回りがパツパツになって脚の形を広いやすいものも多いですが、股上・太ももどちらも緩いので体型が出にくいようになってます。
スウェットパンツなので、中央にはスラックス・ジーンズのようなジップが付いていません。
ゴムウエストで裏にはドローコードと呼ばれるヒモが付いているので、腰位置は自由に調整できます。
ドロコードはオモテ側にあることが多いですが、このスウェットは裏側に付いています。
これはなるべくデザインを削ぎ落として、スウェットの部屋着な印象が出ないようにしていると思われます。
ですがドローコード自体は長めなので、こんなふうに垂らして見せることも可能。
先端が金属じゃないので高級感はないですが、金属だとワイドシルエットと合わさって下半身がかなり目立ちやすい。
なので個人的にはこれくらい控えめなデザインのほうが良いのではないかと思います。
トレンドに合わせてほどよいワイド型にしつつ、スウェットらしさが出ないように装飾を最小限に抑える。
ただのワイドパンツではなく、デザインを足し引きして計算されたスウェットパンツであることがわかります。
ハリと暖かさのある秋冬素材
続いて素材についてですが、オモテはふっくらとしていながら適度にハリがあって上品な印象。
ナイキのテックフリースほどのツヤはないですが、これは緩めのシルエットを表現することも考えた素材にしたのだと思います。
裏はモコモコとした毛羽立ちがある、いわゆる裏起毛。
ウエスト・裾リブ以外が裏起毛になってるので、当たり前ですが穿いてると暖かい。
ヒートテック仕様のパンツと比べると防寒性は劣りますが、真冬ではヒートテックタイツと合わせてあげるのが良いかと思います。
かなり幅のあるパンツなのでタイツを重ねても着膨れする心配はないでしょう。
それとおもしろいのがサイドポケットです。
まず間口が広いので手が入れやすい。
そしてポケットの中は前後が違う素材になってます。
実際に手を入れてみると分かりますが、手のひらはコットンで暖かく、手の甲はポリエステルが当たるので摩擦が起きにくく、ストレスフリーな組合せ。洗濯しても乾きやすい。
ポケット裏まで気にする人はあまりいないと思いますが、こういった細かい部分まで工夫するところはユニクロらしさを感じました。
おすすめカラーはブラック
このパンツは他にグレー・ブラウンもありますが、この2つは明るい色でかなり膨張して見えます。
近い色のロングコートを持っていれば上手く合わせられるかもしれませんが、使いやすさを考えたらブラックを選ぶのが安全かと思います。
実際ブラックでも結構ワイドシルエットは楽しめます。
服・靴との組合せにコツが必要ですが、スラックスやジーンズでは出せない独特のシルエットになるので、ひねりのある着こなしをしたい方にはちょうどいい。
XSでも結構大きめですが、股上が深いのでウエスト位置を調整すれば低身長でも問題ないかと思います。
ちょっと変則的ですが、深い股上が苦手な人はこんなふうにウエストを折り返して穿くのもアリ。
ウエストは折り返せるだけの十分な幅があるので、普通に歩くだけならめくれる心配はありません。特に部屋着として使うときはこの方法がオススメ。
身幅が広いトップスと合わせれば腰回りが変に目立つこともないでしょう。個人的にはどちらの方法で穿いても気になりませんでした。
・スウェットの部屋着らしさを削ったデザイン
・ひねりのあるシルエットが楽しめる形
・適度なハリと暖かさのある素材
コツさえ掴めば意外と使えるアイテム。新しい着こなしに挑戦したい方におすすめなパンツです。ユニクロU スウェットパンツ