小柄の小松です。今回はユニクロUのパラシュートパンツについて。
毎年2回に分けて発表されてるユニクロU。秋冬は早くても8月からスタートですが、先行販売するものもチラホラあります。
今回はその中でも注目度が高そうなパラシュートパンツを紹介。
予想以上にクオリティが高い服でビックリしました。その特徴を徹底レビューしたいと思います。
【ユニクロU】ワイドフィットパラシュートカーゴパンツのサイズ感レビュー【2023年秋冬】
こちらが今回紹介するユニクロUのワイドフィットパラシュートカーゴパンツ
身長162cmの小松はブラックのXSサイズを購入しました。
①機能性抜群のデザイン
最近はカーゴパンツがやたらと人気ですが、このパンツも大きい膝ポケットが左右2つに付いてます。
XSサイズだと横幅は19cmくらい。前からだとポケットは半分しか見えません。
ステッチや切替の数が最小限なので、意外とスッキリした雰囲気があるポケットです。
膝と右後ろのポケットはスナップボタン式。
膝ポケットはボタンを省略して、端っこだけ縫い合わせてるブランドもあります。実際ユニクロやGUのカーゴパンツも物によってボタン無しだったりします。
ただそれだとポケットの開閉がすごくやりにくい。小さなことですが、ポケットの使いやすさという点ではこのパンツは完璧だと思います。
後ろポケットのフチが見えなくてスッキリしてるこも良いところ。
サイドポケットはかなり深めのつくり。
あと裏地が白になってるのも細かい。原型のカーゴパンツに寄せたつくりです。
「汚れが目立ちやすいから邪魔」という意見もありそうですが、ここまでしっかり作り込んでるのは凄い。
この裏地を活用するテクニックもあるので、最後に紹介します。
続いては裾まわり。裏側にコードが付いていて、引っ張って結ぶと裾幅を変えられます。
これは裾から風が入らないよう工夫してる形。空軍のパラシュート部隊が使っていたものが原型みたいです。
絞るとジョガーパンツのようになるので、太いけど細いメリハリのある形にできます。
穿いてから絞るのが基本なのでちょっと使いにくいですが、絞り具合も自分好みに変えられるので自由度は高いです。
次は腰まわりについて。
ジップで開閉できるつくりで、上はスナップボタンで留めることができます。
しかも裏にドローコードが付いてるので、ベルト不要で穿けるイージーパンツ仕様。
ウエストは全面ゴム。さらにベルトループも付いてるというてんこ盛り。
ユニクロUではよくイージーパンツが出てますが、ベルトループまで付いてるのは結構レア。
いろんな着こなしを楽しむことができるので、これまでとイージーパンツより凝ったつくりだと感じました。
あと細かいですが、腰まわりはタックが入ってます。
しかも内向きについたインタック仕様。インタックがあると腰まわりが内側にキュッと細くなります。
このパンツは腰まわりや股の深さなど全体的に緩め。インタックで細く見せてるのはかなり理にかなってます。
インタックは昔ながらのクラシックな雰囲気があり、大人っぽく見える特徴があります。ラフに見えるカーゴパンツを大人っぽく見せてることになります。
実際に穿くとこんな感じ。
ワイドフィットという名前ですが、裾に向かって細くなってます。
GUのワイドカーゴパンツと似てますが、こちらの方が細いつくりなので、比較的使いやすいシルエット。
ただ緩いパンツなのは共通。トップスの着丈をコンパクトにしてスッキリ見せる必要があるでしょう。
②軽くて高級感ある素材
続いては素材について。
使われてるのはコットンとナイロン。コットンのほうが少し多めです。
生地は薄いほうですが、ハリのある素材でシャツみたいに大人っぽい雰囲気が出てるのが特徴。
GUのカーゴパンツは結構シャカシャカしてますが、ユニクロUのほうが綺麗な印象があるので、その点でも使いやすい。
これはユニクロの他のカーゴパンツとも比べてみてほしいところ。高級感は全く違うのがわかるかと思います。
試しに洗濯してみたところ、シワはほとんど目立ちませんでした。
ただ気になったのは、ちょっと汚れやすいこと。
そこまで目立つわけじゃないですが、写真を見ると白くなってるのがわかるかと思います。
着用写真をもう一度見てみます。
カーゴパンツらしさはあるけれど、高級さもある素材。このバランスはかなり完成度が高いです。
黒パンツだもスラックス・ジーンズを持ってる人が大半だと思います。ただそれだけだと、どうしても飽きてくることも多い。
そんな人にオススメなのがこのパンツだと思います。
③コードは必ず絞って使う
裾幅を変えられるパラシュートパンツですが、このパンツは基本的に裾を絞って穿くのがオススメ。
左は絞った状態。右はそのまま穿いた状態。
絞るとメリハリを出せますが、そのままだとシルエットが半端になるので着こなしが難しくなります。
スタイルが良い人なら両方活用できそうですが、体型に自信がない人は絞る前提で買ってみてほしいです。
裾を絞ると大きい革靴とかも合わせやすい。
普通のジョガーパンツだとバランスが悪くなりやすいですが、このパンツは太くて細い形。
黒い靴であれば、たいていのものを合わせられるので、かなり汎用性は高いと思います。
もう1つオススメなのは、このパンツを裏返して穿くこと。
裏地が白いポケットを活用して、腰まわりからチラ見せするという方法です。
実はマルジェラというブランドがこの方法でコレクションを発表したことがあります。
フランスカーゴパンツの縫製がキレイなことを見せるためにやったと言われてます。
一見奇抜ですが、ファッション界隈的にいうと実は王道の着こなしだったりするんですね。
実際に裏返すとこんな感じ。上下黒でも地味に見えないのがポイントです。
ただ腰まわりにあると悪目立ちやすい。なのでバケットハットなどを使って視線を分散させるのがベターです。
今回XSサイズを購入してます。
裾に向かって細くなってるほうがコンパクトなので、あまり大きいサイズを選ばないほうが使いやすいと思います。
思いっきりワイドにしたい人は、GUのカーゴパンツのほうが向いてるでしょう。
①機能性抜群のデザイン
②軽くて高級感ある素材
③コードは必ず絞って使う
ぜひ購入を検討してみてください。ユニクロU ワイドフィットパラシュートカーゴパンツ