小柄の小松です。今回は自分の体型で悩んでる人向けの記事です。
「身長が低いから洋服は似合わない」
「スタイルのいい人が羨ましいと思ってしまう」
「トレンドの洋服には抵抗がある」
こういった悩みを解決できるような内容を書きます。
僕自身かなりスタイルが悪いですが、そのコンプレックスは年々1つずつ解消できてきています。
スタイルが悪いメンズは洋服が似合わないのか?【短所は長所にもなる】
スタイルが悪い=デメリットと考えるのが普通だと思います。
身長や脚の長さだけでなく、ガッシリ体型・首が太い・腕が短いなど、人によって細かい悩みを抱えているはず。
ただ実際いろいろ試してみると「スタイルが悪くて良かった」と思うこともあるんです。
「どんな服でも似合う人」はいない?
そもそもの話ですが、厳密にいうと「何でも似合う人」はいないんじゃないかと考えています。
このブログでもわかりやすくするために「何でも似合う」という表現を使うことはありますが、実際はそう見えるように工夫してる人の方が多い。
これは抜群にスタイルがいい海外のモデルさんも含めて、です。
https://www.fashion-press.net/collections/gallery/62710/1086906
たとえば海外のコレクション画像を見てると、いろんなモデルさんが登場します。
身長が高いのはほぼ共通ですが、骨格が違ったり肌の色が違ったりしますよね?(もちろん差別的な意味ではなく)。
もし何でも似合うのなら1人のモデルさんを起用するだけで問題ないはず。けれど実際は多くのブランドが複数のモデルさんを取り入れています。
これはブランド側が洋服ごとに最適な人を選んでるということ。
洋服の形や色・素材に合わせて、似合うモデルさんを使い分けているんですね。
https://www.fashion-press.net/collections/gallery/62710/1086918
もちろんスタイルが良ければそれに越したことはありません。
体型にコンプレックスがある人からすれば、みんなカッコよく見えるもの。けれど実際はいろんなモデルさんがいて、オーディションで落ちてる人もいるわけですよね?
つまり厳密にいうと、何でも似合う人は存在しないと考えてもいい。
https://www.wwdjapan.com/articles/1029470
髪の色もそうです。
たとえば金髪の男性ってすごくカッコよく見えたりするじゃないですか?上下真っ黒でスタイリッシュな雰囲気があったり。
でもその人たちがネイビーもブラウンもグリーンも全部似合うかというとそうじゃない。
髪色が違うとバランスが変わるので、彼らは彼らで服の相性が変わってくるはずなんです。
逆にいうと、黒髪短髪のほうがまとめやすい服装もある。僕らだけが”似合わない問題”を抱えるわけでじゃない。
体型の話とはズレてしまいましたが、まずは「スタイルが良い=何でも似合う」が幻想だと考えてみてほしい。
そうすれば必要以上に絶望することはないはずです。
スタイルの悪さがメリットになることもある
とはいえスタイルが悪いと着こなしが難しいことは多いです。
パンツが細すぎて入らない、逆に太すぎて野暮ったくなるとかですね。
けれどスタイルの悪さがメリットになることもある。低身長・短足だからこそできる着こなしというのも出てくるんです。
たとえば膝丈のコートを着たいとします。
僕は身長が低いので、一般的に短いとされるコートで膝丈にできますが、身長が高すぎてそれができない人もいます。
その時々のトレンドによって変わる話ですが、ほどよい長さにしたいのに、スタイルが良すぎて短くなってしまう人もいるわけです。
パンツに関しても同じことが起きます。
たとえば足元にクッションをつけて穿きたいと思っても、脚が長すぎるとその丈のパンツを見つけるのに苦労する人がいる。
知人にモデル体型の男性がいますが、「デザインは気に入っているけど丈が足りないから諦めた」なんて話してたことがあります。
なんとも羨ましい話ですが、彼らには彼らの悩みがあるんですね。
ちょっと特殊な着こなしですが、モデル体型だと裾を大胆にまくるパンツも限られてくる。
このジーンズはその店で1番大きいサイズでしたが、身長162cmの僕ならこういった方法で穿くことができる。これは短足だから成立しています。
脚が長すぎると足首が見える”アンクル丈”になってしまい、こういった遊びを取り入れることができないはず。
もちろん低身長だとコートが長すぎて悩むことはありますし、短足だと裾上げしなきゃいけない場面も出てきます。
ただアイテム単体で困っても、それを着こなしでカバーできることは多い。
「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、長ければ工夫できるけど、短いものはどうしようもないこともある。
肌の色・髪色だけでなく「スタイルが良い=メリットしかない」とは限らない。自分のスタイルの悪さを活かせる方法は意外と多いのです。
トレンドの”すべて”を追う必要はない
とはいえ洋服のトレンドによっては、自分の体型だと難しい着こなしも出てくるはず。
けれど必ずしもトレンドの”すべて”を追う必要はないと僕は考えてます。
自分のできる範囲で、なるべくトレンドに近い組合せをやればいい。
できること・できないことを明確にすれば、服選びもスムーズになってきます。
https://www.fashion-press.net/collections/gallery/62710/1086907
たとえば裾が広がったパンツが流行っているとします。
けれどあまりにも太いものだとハードルが高いですよね?
けれど裾が少し広がっていればそのトレンドの要素を取り入れたことになるので、極端なものを選ぶ必要はありません。
難しいなら少し太く見える程度のパンツで十分です。
極細のジーンズより太く見えれば、ほどよくゆったりした雰囲気をつくれます。
もっというと、ちょっと裾が広いだけでもいいんです。
パッと見は細身のスキニージーンズに見えますが、これは裾が少し広がったストレートジーンズ。
この形だと靴に半分かぶせることができるんですが、そうやって足元にボリュームを出せば近い雰囲気をつくれる。
これは普通のスキニージーンズじゃできないことです。つまり少しだけトレンドに寄せているんですね。
https://www.fashion-press.net/collections/gallery/68601/1187209
たとえば「デニムがトレンド」といわれたとします。
しかも上下デニムの着こなしが広がっていたとして、それを真似するのってハードルが高かったりしますよね?
それなら上半身に使うだけでも問題ありません。
明るい色に抵抗があるなら、暗い色でそれを表現すればいい。
パッと目立つような派手さはないですが、デニムの洋服を使ってることに変わりはない。まずは控えめに取りいれるだけでOKです。
もし好奇心とかチャレンジ精神が芽生えてきたら、徐々にできることを増やしていく。
試して無理そうなら諦めても大丈夫です。トレンドはいろんな要素が絡み合って出来ていたりしますが、部分的に意識するだけでも問題ない。
大胆にできる人が羨ましいと感じるかもしれませんが、あくまで自分の体型をベースに考えていけばいいのです。
ということで今回のポイントは…
・モデルさんでも洋服との相性がある
・スタイルの悪さは長所になり得る
・トレンドの”すべて”を追う必要はない
あくまで提案ですので悪しからず。
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。